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ゲシュケのツールツィート日記(7)

2020.09.05.10:54

しかし、これまでも何度も見た横風による分断。昨日も見事に決まりましたね。あれって、サム・ベネットが集団の後方にいるから横風区間でペースを上げろ、ってボーラの選手たち全員に無線連絡が入るんでしょうか。全員が集団の先頭でペースあげてましたからね。ケムナはほとんど20分に一回ぐらいのペースでボトルベストをつけてみんなに配ってましたね。ボーラの中で頭がフラフラ揺れるのがシャハマンですね 笑)なんか辛そうに見えるんだけどね。何度かこれに騙されました 笑)http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-3721.html

しかし、サガン、右へ左へと進路を変え他の選手に体当たりして、最終的にはスピードダウンで諦めました。かつてのキレがないですねぇ。昨日のJスポの増田選手によれば、酒と美味しいものが大好きとのことですから、歳とともに身体のキレも落ちてきてるのかな 苦笑)

さて、ゲシュケもボーラの作戦にはまってしまったようです。

CM: 今日はどうだった?

ゲシュケ: 位置について、用意、横風。おかげで僕としては最大級に不愉快な1日だった。正直に言って、ボーラの行動が見えなかったんだ。だからサム・ベネットのグループに残されてしまった。

CM: でもそれほど酷くはないんじゃない?どっちにしても今日は君むきのコースではなかったでしょう?

ゲ: そう、その通りだよ。嵐の前の静けさを想定していた。山岳前の平地ステージは大抵静かなんだ。でも今日はすでに結構ハードだった。後ろにいてもそうだったよ。

CM: ふーん、後ろの集団でもハードなレースだったのか。明日の山では何人かは(特にスプリンターたちは)その影響が出ると思うかい?

ゲ: すでに今日影響が出てるんじゃないかな。メンタルでも今日はみんなにとってきつかったよ。でもそんなにすごい影響が出るとはおもわない。

CM: 明日のスタート地点でボーラの連中に会ったら、彼らの作戦を称えるかい? それとも次にああいうことをするなら事前に教えてくれと言うかい?

ゲ: ははは、事前通告してくれたら嬉しいよ。でもうちのチームにはマッテオ・トレンティンがいるからね。彼らはまたきっと僕らをびっくりさせようとするに違いないね。それと、今日のグルペットの中ですでにペスティ【ペストルベルガー】に作戦成功おめでとうと言っといたよ。教科書どうりの作戦だったね。

CM: 最後に、明日はピレネーに入るね。山岳ステージは楽しみかい?

ゲ: うん、特に最初の2日間は、すでに逃げグループに入ったかのような気分だよ。僕たちの見せ所だね。

CM: それじゃあよく休んで、山岳用シューズを準備してね。また明日。


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6st. 後のブーフマン

2020.09.04.13:01

第4ステージで遅れた時、誰もチームメイトが残ってなかったことを暗に批判したブーフマンでしたが、昨日は良かったと言っています。

「今日は明らかにずっと満足してるし、気分も良かった。全力は出さなかったしマックス【シャハマン】はずっと私のそばで、最後の上りゴールでも誰かが離れずにいてくれた。今日は良いペースだった。逃げが決まってもうステージ優勝がなくなったので、山では全力で行くかペースをコントロールするか五分五分だった。で、後者になった。調子は良いし、タイムを失えない毎日が続く中で良い1日だった。日に日に良くなって行くはずだから、僕は楽観的だ。パリまではまだ長いしたくさんのハードなステージがある。毎日注意を怠らず、本物の山岳ステージを楽しみにしている。」


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ゲシュケのツールツィート日記(6)

2020.09.04.12:18

いやあ、昨日は珍しく阪神対ヤクルトをTVで見てました。あ〜あ、能見もよくやったけど、そろそろ引退かな、なんて思ってたら、ヤクルトのマクガフ(そんな名前の犬種なかったっけ?)の見事な独り相撲(まあ、あれってサインプレーだったんだろうけど、見間違えたんだろうね)でした。いや、貴重なものを見ましたね。走者のいない塁に牽制したり、投球動作に入ってからボールを落としてボークというのは見たことがあるけどね。

そういえば、このところ隠し球とかツーランスクイズとか、笑うようなプレーって見なくなったような気がします。亡くなった野村がまだ現役時代に、9回ツーアウトランナー2、3塁でピッチャーが暴投、ところが野村はデッドボールだと言い張り取りに行かず、二人のランナーが帰ってきてサヨナラ、ゲーム終了後も延々と野村が審判に詰め寄っているのもプロ野球ニュースで見ましたっけ。あれ? 何の話や?? 笑)

さて、昨日のJスポ、お待ちかねの栗村Xサッシャ+増田選手。いや笑わせてもらいました。ゲシュケはどうだったでしょう。

CM: 今日はどうだった?

ゲシュケ: 今日は一日集団の中でフレフ【ファン・アーフェルマート】のステージ勝利とマイヨジョーヌ、あるいはそのどちらかを祈っていたよ。残念ながらどっちもダメだったけど、でも良い1日だった。

CM: 今日はフレフのために君たちはお膳立てしたの? それとも逃げグループのために何人かの選手をあらかじめ決めてあったの?

ゲ: 今日のコースにはフレフが僕らの切り札だったよ。彼だとマイヨジョーヌの可能性もあったしね。でも、平坦コースで始まるときは、逃げに乗れるかはちょっと運が必要だ。だから僕らは全員で逃げに乗れるように試みた。僕らのチームにとってはそういうステージはとても大切だからね。

CM: 逃げグループは強力だった。フレフはステージが始まる前は3分差しかなかった。今日はマイヨジョーヌは取れないことは早めにわかったの?

ゲ: すでに逃げが決まる前に、ミッチェルトンがずっと小さな逃げグループしか許そうとしないのがわかった。でもミッチェルトンに協力しようとするチームがいないのもわかった。だけどリードが6分以上になったら、それは許されないこともわかった。

CM: ルセット峠は結構不愉快な登り坂のように思えたけど、ここでレースを活性化させようとするチームが出てこなかったね。驚かなかったかい?

ゲ: うん、スピードが上がることを覚悟していた。だけどツールはまだ長いからね。みんなそれがわかってるんだよ。それにその後ゴールまでの上りはそんなに険しくなかったから。

CM: 最後に、調子はどう?ツールが始まった時より良くなった?

ゲ: ずっと良くなったよ。徐々に上がっている。第一週はまるでピークから遠かったけど、ありがたいことにツールは長いからね。

CM: ありがとう。よく休んでね。また明日。


というわけで、唐突ですが、阪神のボーアって芸人のクッキーに似てない? 笑)


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ゲシュケのツールツィート日記(5)

2020.09.03.10:57

いやあ、イノーが集団の中でドンだった頃は、今日はゴールまで集団で行くぞ、と彼がいうと、その通り誰も逃げようとしなかったそうですがね。

しかし、ファン・アールトかぁ。ちょっと上りのスプリントは強いですねぇ。スプリントロワイアルで勝てるようなスーパースプリンターだとは思えないけど。

CM: 今日はどうだった?

ゲシュケ: まあ言うなれば、今日なら君たちだってゴール前60キロまでならなんの問題もなく一緒に走ることができただろうね。それもジーンズとTシャツ姿で大丈夫だったと思うよ。僕の平均心拍数なんて113だったからね。

CM: 君たちの言う「適度なペース」は知ってるからね 笑)むしろ「ぶらぶら」していたっていう表現がいいんじゃない? 本当に誰も逃げを打とうとしなかったのかい?こんなことって、君の経験上あったかい?

ゲ: 「適度なペース」は誇張かもしれないね。ツールではこんなの経験したことないな。どのチームにもスプリンターがいるわけではないからね。でもスタートして5キロですでに、赤いゼッケン【敢闘賞】をみんな諦めたね。

CM: きっと君たちは時間を潰すために、いっぱい悪ふざけをしたんだろうね。集団の中では逃げについての議論は誰かしなかったの?(観客にとってはとても満足とは言えなかったと思うし、ツールらしくなかったと思うけど)

ゲ: 残念だと思ったけど、強制はできないよね。2009年のスキル・シマノ時代だったら、すぐにアタックしただろうけど。でも良かったよ。一人か二人で逃げたとしても、レースはやっぱりそんなに早くエキサイティングにはならなかっただろうと思うよ。どうしてだかわからないけど、今日はみんな休息したかったんだ。お喋りにはたっぷり時間があったよ。

CM: 最後はイネオスが前に出たけど横風でペースが抑えられたね。しかし集団が分裂することはなかった。集団を分断できるほどの風の強さではなかったの?それともむしろ「みんな一緒に行こう」ということだったの?

ゲ: そこまで考えていたわけではないと思うよ。イネオスチームはゴール近くなってレースが激しくなるといつでもエガン【ベルナル】を連れて前の方にいようとするからね。ちょっと試してはみたんじゃない?でも有力選手のうち誰もちぎることはできなかったね。

CM: なるほど。説明をありがとう。よく休んでね。また明日。


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今日の東京新聞から

2020.09.03.10:13

三木義一さん、今回は比較的直球だな、と読み進め、最後でやっぱり出たな!と笑いました。

IMG_3938_convert_20200903100715.jpg

しかし、病気でやめた(と本人は言っている)というだけで、支持率が20%も上がるなんてどうかしている。今後総理大臣が不祥事で止めるときにはみんな何かしらの病気になって(なったと言い張って)辞めることになるんだろうね。


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続)諸君、あの男の退陣を喜ぶな!

2020.09.02.12:38

南ドイツ新聞という、まあリベラルとレッテルを貼られているドイツの全国紙では明確に安倍辞任を「政治的な観点では安倍の辞任は日本にとって本当に福音だ (in politischer Hinsicht ist Abes Rücktritt tatsächlich eine gute Nachricht für Japan)」と言ってますね。

まあ、別に外国の評価なんてどうでもいいんです。ただ、病気で止めるのが「お気の毒」という今の日本を覆っている雰囲気、これって本当にみんなそう思っているの? それともマスコミの情報操作? 昔、大平正芳と言う総理大臣が選挙期間中に亡くなったことがありました。これによって「香典票」なんて言われたんだけど、直後の選挙は自民党が圧勝したんですよね。日本の有権者なんてこんなもん。

ただ、そうは言っても、大平は古き良き時代 苦笑)の自民党の政治家で、間違っても自分を批判するマスコミや有権者を「こんな人たち」なんて言わなかった、いや、そういう発想なんかなかったでしょう。自民党の政治家たちだって野党との「対話」を重視する姿勢は決して崩さなかった。そして実際に大平の時代、日本は一億総中流と言われ、働けば普通に生活できたし、今使われている意味での「自己責任」なんて言葉は存在しなかった。公的な場でヘイト発言などする人はいなかったし、憲法を変えたいなんて公的な場で言う政治家もいなかった。政治家の憲法遵守義務をわきまえていたんだろう。

安倍がこの8年近くで何をしたでしょう? 具体的なことはともかく、僕は社会がこぞって安倍的になったと感じています。安倍的とは? 人々には自己責任を問いつつ自分は責任など間違っても取らない。責任を問われれば隠蔽・削除・改竄し、他人のせいにする。本来忖度は勝手にするものだったはずが、安倍の場合は忖度を強要している。社会を見るとそんなプチ権力者が増えたと思いませんか? それこそ頭が腐れば全て腐る

そして、ヘイトの野放し。ご本人はヘイト的発言はしないかもしれないけど、安倍がトップに立って以降、世の中にヘイト発言が異常に増えたと思いませんか? 安倍の意向に沿った忖度なんじゃないのか? 総理大臣になってからは確かにヘイト的なことは言ってないが、安倍には前科がある。

拙ブログでは何度も書いたけど、安倍の時代、これは明治以後の政治史上最悪の時代として記憶されるだろう。この後誰が総理大臣になるか知らないが、おそらく安倍的社会はもうしばらくは続くだろう。安倍の時代はまだ終わってない。


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ゲシュケのツールツィート日記(4)

2020.09.02.11:58

ログリッチが強いですねぇ。ポガチャルがいなければ、多分みんな数秒の差をつけられたでしょう。ポガチャルが間に入ったおかげで同タイムゴールになった感じでした。ブーフマンはどうも調子が今ひとつでした。全く動かず集団の後ろの方にいるな、と思っていたら、案の定ラスト離れました。9秒差。まだまだ序盤だけど、先行きはあまり明るくないかなぁ。。。

CM: 今日はどうだった?

ゲシュケ: 昨日よりは明らかに速かったしキツかった。またテレビでほどよい速さに見えなかったことを願うよ。

CM: (今回は君のいうこともよくわかるよ)一列棒状になっていたからね、かなりのペースなんだってのはテレビからもわかったよ。ところで、君は最初のところで逃げ集団に入ろうとしているように見えたけど?

ゲ: ははは、そう、僕は一緒に逃げようと思ったんだけど、今日はデケーニンクがコントロールしたがっているのがすぐにわかったからね。逃げグループに乗らなかったのはよかったよ。短い紐で繋がれた逃げ集団に入るのっていつだってイライラするもんだからね。

CM: 君は後ろで「彼らが猛スピードで行けば、それだけ早くゴールできる」と考えたのかい?それとも集団の後ろで、苦しく緊張させられたのかい?

ゲ: カーブや下りは嫌だったけど、ペースが速かったのは嬉しかったよ。これまでは晩ご飯がいつもかなり遅くなったんだ。でも今はもうマッサージを受けてるところだよ。すでに食事もしたからね。

CM: これから夜はどうするの? 例えば食後どのぐらいで眠るの? もし寝るのが遅くなったら朝はその分長く眠れるの?

ゲ: 食後すぐにスイッチを切るわけにはいかないよ。電話をしたりNetflix を見たりする。この何日かは寝るのは真夜中だった。朝は今のところ9時前に出ることはないからね。睡眠は十分取れてるよ。

CM: Netflix で何を見ているのかは別の機会に質問するよ。体調に気をつけてね。ありがとう、また明日。


「短い紐で繋がれた逃げ」でしたね。まあ、ポリットがスプリント賞を取ったりしたからよかったけど。ところで、Jスポーツではなぜかポリッツといってます。他の国の発音についてはコメント入れてたりする割に、ドイツ語という比較的規則性のある人の名前(シャフマンとかデゲンコルブとか)がいい加減なのはなぜなんですかね 笑)


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ゲシュケのツールツィート日記(3)

2020.09.01.21:51

相変わらずサガンはうまいですねぇ。今年も優勝なしでポイント賞ですかね? それに対してカレブ・ユアン、かつてのサガンみたいなアクロバチックな コース取りでした。イスラエルのマイヨが見てたので、おお、久しぶりにグライペルか、と思ったらホフシュテッター。rsnによると、グライペルは膝がスプリントに耐えられる状態ではないと出てますね。

CM: 今日はどうだった?

ゲシュケ: プロフィール上はかなりきついステージみたいに見えたけど、実際は今日はイージーだったよ。いや、十分なんだけどね。

CM: たんにイージーだったのかい?それともスプリンターチームがスタート前から今日はスプリントにしたいと考えてペースを上げさせないようにしたからそうなったのかい?

ゲ: みんなそう予想していたんだと思うよ。いつものように、第一週目は腹ぺこのスプリンターたちがたくさんいるからね。僕らのチームも、大集団でいくようにと言われたよ。他のチームもみんなそうだったんじゃないかな。

CM: ハードな2日間の後、今日はかなりリラックスした日だったね。でも明日は頂上ゴールだ。君はこういうレイアウトが好き? それともむしろ山岳は続いていた方がいい?

ゲ: 合間に一日穏やかな日があるのがいいけど、僕としてはあまり違いはないな。3つの山岳ステージ丸ごと、僕はいつでもうまくこなせるさ。

CM: 明日の予想についてだ。明日は最初の山岳ゴールだね。総合狙いの選手たちにとっては需要だろうけど、多分今年は逃げ屋にも重要だろうね。選手たちの半数は逃げに乗って存在をアピールしたいだろうからね。

ゲ: 昨日のステージの後、すでに多くの選手が大きく遅れているからね、チャンスだよ。つまり、クイックステップはマイヨ・ジョーヌを守るために逃げをつぶしに行く必要はないわけさ。明日はリアルスタートの前、審判者のバンパーの後ろでみんなさぞかしうずうずするだろうね。

CM: 前から三列目までは、リアルスタート1キロ前からもうハンドルの下を持ってるのかもね。ありがとう、ジーモン! 体調に気をつけて、明日も落車しないようにね。


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ゲシュケのツールツィート日記(2)

2020.08.31.10:30

エフェネプールがジュニア(U19)で突出した力を見せて、他のクラスが忘れられていた2年前、こっそりU23で優勝したマルク・ヒルシ、このところよく上位に入って名前を見かけていたんですが、強かったですね。アラフィリップについて行ったとTVでは言ってましたが、むしろヒルシが後ろからアタックした瞬間、その少し前で同時にアラフィリップもアタックしたっていう感じでした。しかし、顔が年寄り染みて残念です 笑)

一方、ボーラのブーフマンとシャハマンは無事先頭集団でゴール。しかも鎖骨折ってテーピングしているシャハマンがスプリントに加わって9位になってますね。

さて、ゲシュケは? と順位を探すと18分近く遅れたグルペットゴールでした。

CM: 今日はどうだった?

ゲシュケ: とても素敵なステージだった。フレフ【アーフェルマート】が残念ながら4位に「しか」なれなかったけど。もうちょっとだったね。期待していたんだけど。僕のほうの調子は残念ながら、今日はかなり控えめで、こんな状態が続かないことを願っているよ。でもいずれにせよ、天気に関しては、よかったよかった。

CM: 少なくともTVで見る限り、ペースは長い区間ゆっくりしているように見えたんだけど、それは見かけだけだったのかな? それとも昨日の後遺症があった? あるいはむしろこれからやってくるものに対するリスペクト?

ゲ: 僕はそんなにゆっくりとは思えなかったなぁ。先頭集団は強かったし、UAEが断固として追いかけていた。2つ目の山で多くの選手がちぎれた。

CM: 暫定リザルトでは君は山岳ポイントがマイナス2になっているけど、これはどうして?

ゲ: なぜかは本当に見当もつかないよ。でも何らかのペナルティを受けたんだろうね。コミュニケを待たなければならない。で、それから抗弁してポイントを取り返すつもりだ。

CM: それは気になるね。明日はまたいくつか山があるけど、リベンジするには短すぎるかな?

ゲ: ペナルティは、多分車の後ろについて走ったからだな。伴走車はいつだって速いし、下りでもそうだったから。でも抗弁して撤回させることはできると思う。明日はどうなるか様子を見てからだね。今日の調子ではダメだけど。

CM: 調子が悪かったのは昨日の天候の後遺症だよ。明日からはまたピエモンテ【ゲシュケは5位になっている】http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-3804.htmlの足が復活だ! ありがとう、体調に気をつけて。また明日。


リザルトで山岳ポイント賞の総合を見ると18ポイントでトップのブノア・コヌフロワ(と読むとTVでは言ってましたね)から13位のファン・アールトの1点まで順番に並んでますが、そのあと、14位??にゲシュケの名前とー2の数字が入ってます 笑)


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ゲシュケのツールツィート日記(1)

2020.08.30.16:04

デーゲと共にフィリップ・ジルベールも膝を打ったためリタイアのようです。ロット・スーダルとしては最悪ですねぇ。

さて、恒例の cyclingmagazine.de のツールツィート日記、今年もジーモン・ゲシュケです。

CM: 今日の君はどうだった?

ゲシュケ: フランスからボンジュール!落車さえしなければ「良」のスタンプを押してもらえる日だったね。しかもそれが簡単には行かなかったんだから。幸い、僕はそのスタンプをもらえた。

CM: それは今年のツール日記のスタートとしては良いニュースだよ。うーん、それほど滑りやすかったの?

ゲシュケ: とても滑りやすかった。登りで腰を上げて踏んだら後輪が空回転したからね。思い切り踏んだわけでもなかったのにさ。ここではずっと雨がなかったらしいんだ。だから路面には埃やオイルが浮いていた。久しぶりの雨でそれが石鹸みたいになったんだ。

CM: ユンボ・ヴィスマとか他のチームもレースのペースにブレーキをかけているのが見て取れたけど、この状況は分かってた?

ゲシュケ: 知らなかった。しかしペースが上がり始めていて、それが山岳だったとしても、一種のニュートラル状態になることはわかるよ。集団のみんながそれで納得してたと思う。いずれにしても選手たちが一致団結できるのは素晴らしいことだよ。

CM: ここまでのひどい落車を考えて、今日は集団が理性的になったのかな? 何しろとんでもないシーズンだし状況だし、一年で一番重要なレースだし、、、

ゲシュケ: そう思う。僕らはみんな同じ船に乗っているんだ。誰だってツールの初日にリタイアしたくないさ。今年はすでにずいぶんひどい落車があったからね。でもツールはこれからもナーバスであり続けるだろうね。

CM: 今後も落車がなく走れることを祈ってるよ。明日のためには、安定した上りの足があることを願っているよ。ありがとう、また明日。

ゲシュケ: メルシー、また明日。天気は今日よりはずっといいみたいだ。

CM: 29度だってさ。シモーニ(=ゲシュケ)も手袋はトランクから出さなくても良さそうだね。


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デーゲ、タイムオーバー

2020.08.30.11:56

なんだかコロナのもとでのツールらしく、今一つ華やかさが欠けてました。観客が少ないせいもあるんだろうけど、あんな滑りやすい路面で選手たちがあれだけ慎重に降ったにもかから割らず、ツルツル滑ってたし、個人的にはなんとなく盛り上がりきらなかった感じでした。しかも勝ったのが、出場してたの? のクリストフという地味さ 笑) いや、クリストフはすごい選手ですが、一体いくつよ! 笑)

で、デーゲンコルプ、拙ブログでは久しぶりに話題になった感じですが、ロクでもない話題 苦笑) 初日でタイムオーバーで失格になりました。落車で膝を打ったみたいで、結局痛くて集団に追いつけず、一人で走って制限タイムを3分以上オーバーの18分強遅れでゴールしたようです。

ゴール後病院で検査の結果、骨折はなかったようですが、初日でおしまい。カレブ・ユアンの最終発射台の予定だったんだろうけど、ユアンにとっても痛いでしょうね。

「一つの落車でカレブ・ユアンと僕とその他多くの選手が転んで、僕の夢は終わった。初日に僕のツールが終わってしまった。膝が切れてて痛くて痛くて、一人でなんとかゴールはしたけど、制限時間をオーバーしてしまった。フラストレーションが無茶苦茶たまってるけど、自転車レースってこういうものだ。悲しいけど。右膝が心配だけど、折れてはいない。ツールを去らなくてはならないのは、特に初日だからね、とっても残念だよ。でもどうしようもない。勝つこともあれば負けることもあるのが勝負事だよ。自分の体のことを考えれば家に帰るのは悪いことじゃない。今シーズンが終わったわけじゃないしね。」

他の選手たちは大丈夫だったかなぁ。今のところrsnなどには情報は出てないですけど。。。


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諸君、あの男の退陣を喜ぶな!

2020.08.28.15:43

安倍が辞めるという話が出回っています。本当に辞めるのか、現時点ではなんとも言えないようですが。。。

というわけでフライングかもしれませんが。

今回のエントリーの表題は東ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの言葉をもじりました。ご存知の方も多いでしょう。カルト的人気を誇る戦争映画「戦争のはらわた」のラストに出てくることでも有名です。

「諸君、あの男の敗北を喜ぶな。世界は立ち上がり奴を阻止した。だが奴を生んだメス犬がまた発情している。」

言うまでもなく、ブレヒトの言葉の「あの男」はヒトラーのことです。ここでヒトラーに安倍をなぞらえるような単純化をするつもりはないけど、でもこの言葉が瞬時に思い浮かびました。

残念ながら「世界は立ち上がり奴を阻止した」わけではありませんが、次が麻生や菅になるのであれば、否、彼らに限らず自公の誰かが変わるのなら、ブレヒトの文言の後半部分は現状まだまだ日本にそのまま通用します。

国民を国益(とは誰の益なのか!)のためのパーツとみなすような奴らを生み出すメス犬、まあ穿ち過ぎかもしれないけど、新自由主義という弱肉強食・自己責任を強いるメス犬を駆除しないと、安倍という名前が変わるだけで社会は変わらないでしょう。

この項、もし今日安倍が辞めなければ削除するか書き換えます。

ーー追記 17:53
どうやらこの項、削除しなくて良さそうですが、FBではこれで日本はまともになるという楽観的な言葉が飛び交っています。みんなそんな呑気でいいのかなぁ。確かに安倍は日本の憲政史上最悪の首相だったのは間違いないでしょう。誰かがFBで書いていたけど、これだけ不祥事だらけの総理大臣は過去にいなかったわけですが、普通なら最初の不祥事で退陣するはずのところを、居座り続けたから、不祥事だらけ。長くやったことを誇る愚かさとしか言いようがないです。だけど、それはその通りなんだけど、、、この後に続く奴が、同じ路線を行くのなら、日本はどんどん酷い社会になっていくでしょう。


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ボーラ、コロナ陽性??

2020.08.26.11:53

昨日のブルターニュクラシック、エントリーしていたボーラは出走取りやめでした。選手の一人がコロナ検査で陽性反応(無症状)が出たためだとのこと。

で、当初名前が出てなかったんですが、どうやら陽性反応が出たのはオスカー・ガットだったようです。3日前に自宅で受けた検査が陽性になったようです。規定ではレースの6日前と3日前に検査を受けるらしいんですが、ガットが陽性になったのは3日前のテストのみ。だけどその結果が昨日の朝届いて、このレースに出場する選手は全員すでにガットと接触していたから急遽チームとして出走取りやめの判断となりました。

ところが、改めてチーム全員の検査をしたら、ガットを含め、全員陰性だったとのことで、ガットのは偽陽性だったのだろうとのことです。コロナの検査って多少のエラーはつきものらしいです。

しかしチームとしての影響が出ていて、今日のヨーロッパ選手権では、オーストリア車連は参加予定のボーラのオーストリア人パトリック・ガンパーがガットと接触していたことを理由に、出場を取り消しにしました。

まあ、昨夜遅くボーラからコロナの選手発生のニュースを見たときには、これでボーラはツールに参加できなくなるんじゃないかと思ったんですが、どうやら大丈夫そうですね。

監督のデンクはUCIに対してコロナの検査もドーピング検査と同じように、Aサンプルで陽性が出たときにはBサンプルをすぐに検査するべきだと言ってます。現在コロナの検査はBサンプルは無いそうで、過去、自転車選手の偽陽性が出たのはガットで3人目とのこと。

なんだか、こういうことって、今後も続きそうですね。大丈夫か、ツール??


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ブーフマンもシャハマンも出場

2020.08.25.15:11

ツールのスタートリストが発表され、ボーラはブーフマンとミュールベルガーはともかくも、鎖骨骨折のシャハマンもメンバーに選ばれてます。節ブログとしてはゲシュケとデーゲンコルプも、そしてマルティンも出場で嬉しいところです。

さてボーラに戻ると、ブーフマンが総合狙いで、山のアシストにグロースシャルトナーとケムナとミュールベルガー、中級レベルのステージ狙いがシャハマン、場合によってはケムナ、スプリントはサガンという感じでしょうか。オスとペストルベルガーが牽引役ですかね。スプリントのサガンの発射台にもこの二人なんだろうけど、サガンはカタパルトいらないしね。

ただ、やっぱり怪我の影響が気になります。チームとしても3人(ブーフマン、ミュールベルガー、シャハマン)はトレーニングが欠けているので、絶好調とは言えないと釘を刺す公式発言をしてます。

ブーフマンもドゥフィネの落車は「苦い後退だった。ドゥフィネの落車で起き上がれなかった時、これでツールもオジャンだと思った。いずれにしても調子は後退した。ドゥフィネではピノーと共に、ログリッチに続く好調さだったのに悔しい。ツールでの総合上位は疑問符がつく」と言ってます。

ツールの2日目、ニースのスタートで山が出てくるので、そこでどうなるかですね。ボーラのチームドクターも「現時点で、肉体的には絶好調とはとても言えない」と言ってますね。

20世紀のツールなら、調子を低めにしてスタートし、レースが進むとともに調子を上げて最終週にピークに持っていくなんていうグレッグ・レモン式なんてのもあったんですが、最近はもっとシビアだからどうなんでしょうね。20世紀ならこれも三味線の可能性もあるけどね 笑)

ブーフマン以外にもミュールベルガーはどうやら骨折ではなかったみたいですが、まだ痛みがあり、特殊なギプスだか副え木だかをして練習をしているそうです。ミュールベルガーの代わりにコンラートでも良いような気がするけどねぇ。

またシャハマンの方は骨折の回復が順調で、この数日ハードトレーニングに励んでいるそうで、彼もまた万全の状態での出場とはならないけど、ステージの進行とともに徐々に調子を上げていくということなんでしょう。


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ドイツチャンピオンはマイゼン

2020.08.24.12:29

Jスポではフランス選手権を放映してくれましたが、ここではドイツ選手権を見てみましょう。



ケムナが取らないかな、と期待していたんですが、優勝はマルセル・マイゼン、ドイツのシクロクロスで4連覇中ですが、ロードではキャリア最高成績ですかね。アルペツィン・フェニックスチームということで、マチュー・ファン・デル・プールのチームメイト。ということでマチューのオランダチャンピオンとともにコンチネンタルチームに2枚のナショナルチャンピオン・マイヨですね。

同時に、マイゼンのロードとクロス両方のドイツチャンピオンは1984年のライムント・ディーツェン以来とのこと。ディーツェンはスペインのテカで走っていた悪党ヅラの選手ですね。80年代後半にはブエルタで2位になったこともあったはずですが、トンネル内で激突して頭を打ち引退してしまいました。

コースはザクセンリングのサーキットで、3.5キロのコースを48周回する168キロで4000メートル近く登ることになったそうですが、ラストの直線が結構な上り勾配で、アッカーマンが早めにスプリントに入って、最後にきれいに差されました。

マイゼンの話。「【スプリントになった時の戦略を質問されて】ボーラをマークしたのは言うまでもない。いつスプリントを仕掛けるかを見ていた。でもアッケス【=アッカーマン】が去年のように絶好調ではないのは感じていた。登りの直線コースで短い上りは僕向きだった。スプリントではアッカーマンの後ろにつけて、パーフェクトだった。いくらか力が残っていたしね。でもきつい1日だったよ。」

ケムナも後半何度か逃げたみたいですが(上のYouTubeでは7分15秒ぐらい)不発に終わりました。ケムナにはコース的に簡単すぎたみたいです。ボーラとしては当初ケムナを勝たせようとしたみたいですが、途中でアッカーマン勝負に切り替えたそうです。だけど、ラストの上りのスプリントで、アッカーマンにキレが足りなかったですね。

まあ、今年はディフェンディグチャンピオンのシャハマンもいないし、ブーフマンも不出場。かと思うとデーゲンコルプやゲシュケも、ツールを考えたのかな、出ませんでした。

その他の国のナショナル選手権結果もおまけ。

デンマーク:カスパ・アスグレーン(デケーニンク・クイックステップ) 独走
ルクセンブルク:ケヴィン・ゲニエッツ(グルパマ・FDJ) ボブ・ユンゲルスとのスプリント
オランダ:マチュー・ファン・デル・プール(アルペツィン・フェニックス) 40キロ独走
フランス:アルノー・デマール(グルパマ・FDJ) コカール、アラフィリップとのスプリント
オーストリア:ヴァレンティン・ゲッツィンガー(WSA KTMグラーツ) オーストリア選手権はボーラの5人のオーストリア人選手が出なかったので無名の選手が勝ちました。
イタリア:ジアコモ・ニッツォーロ(NTT) 10数人のスプリント
スペイン:ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) 独走
チェコ:アダム・トゥパリク(エルコフ・カスペル) スティバルとのスプリント


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ブーフマン、近況

2020.08.22.00:02

インスタグラムでブーフマンが書いてます。ドゥフィネの落車リタイアからほぼ1週間、本人は楽観的にですね。

「まだ相変わらず背中にいくらか痛みがあるけど、歩くより自転車に乗っているほうが楽だ。だから軽いトレーニングはこなせた。毎日少しずつ良くなっている。今は集中的に生理学的療法を受けているけど、ツールには間に合うと楽観的に見ている。」

火曜日には42キロで1000メートル以上を登るトレーニングをこなしたとのことで、1週間後のツールには間に合いそうです。


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映画「1917 命をかけた伝令」覚書き

2020.08.19.11:50

IMG_3932_convert_20200819113800.jpg

全編ワンカット映像というのが売りだというので、前にここでも紹介したソクーロフ監督の「エルミタージュ幻影」を連想したけど、比べるようなものではないですね。最初の1時間ぐらいはかなりすごいです。戦場の、特に無人地帯の凄惨な風景はかなりのインパクトがあります。

オットー・ディックスという第一次大戦に従軍し、ナチ時代には退廃芸術の烙印を押された画家が描いた塹壕の絵を思い出しました。今回はDVDで見たんですが、これ映画館の大きな画面で見たら臨場感もすごいだろうなぁと思いましたね。

ただ、途中から、特に戦闘機が突っ込んでくるシーンから、なんか変な違和感を感じ始めました。確かにその後の主人公の一人、ブレイクの顔がどんどん青ざめていくシーンなんか、ワンカットといいながらどこかで切ってメークしたんだろうと思ったんだけど、特典の監督の説明を聞くと、あのシーンは完全にワンカットで撮っていて、青ざめていく顔は完全に演技だそうで、すごいシーンです。

全編ワンカットということで、主人公が走り回り駆け回る距離は実感できます。塹壕の中をかなりの距離歩き回るわけで、ワンカットでなければこの感覚はなかなか味わえないでしょう。ただし、ワンカットだからリアルタイムかというと、ちょっと違います。時間的には午後から翌日の明け方までで、この映画のリアルな時間よりはかなり長いです。おそらくトラックに乗っているシーンと気絶しているシーンで時間稼ぎをしているんでしょう 笑)

それはともかく、壊れた橋を渡って、廃墟と化した市街に入るあたりから、何か違和感が強くなっていきました。まあハラハラするんだけどね。なんかゲームみたいなんですよね。戦争を描いた映画なのに、エンターテインメント性が比較的強く出ていて、その点がどうも引っかかります。いやいや、「ゲーム感覚」で見ればかなり面白い映画です。

だけど。。。

1980年ごろまでは戦争娯楽映画というジャンルがあって、結構面白い映画もたくさんあったんですね。だけど、近年はそういう戦争映画ってもう作らないですよね。作れないと言ったほうがいいかな。この間に戦争の実相というのは娯楽として描いてはいけないものだというのが人々の共通の了解事項になったような気がします。

キューブリックが監督したカーク・ダグラスが主演した「突撃」という映画があって、そこでも塹壕の中を延々と歩くシーンが出てきますが、戦争の理不尽さを真正面から描いたすごい映画でした。確かに「1917」でも市民が大量に虐殺されているのがわかるし(あの川のシーンはベルイマンの「恥」の中の衝撃的なシーンを思い出しました)、野戦病院テントの阿鼻叫喚もあり、戦争の惨たらしさが描かれるんだけど、意地悪な言い方をすると、どこかアリバイ作りしてるな、と思えてしまう。

1930年、トーキーになりたての頃に作られた「西部戦線異常なし」の塹壕戦の恐怖感は、僕にとっては一つのトラウマになっています。初めて見たときは本当に怖かった。白黒で画面も荒かったと思うんだけど、本当に怖かったです。同時にものすごく強い反戦メッセージを感じたものでした。

だけどこの映画は? いや、無論反戦メッセージはあちこちに感じられるけど、やっぱりどこか娯楽(=ゲーム感覚)なんだなぁ。そこがどうしても引っかかるんですよねぇ。

それから、ワンカットと言っても、CGでつなぐことはいくらでもできるだろうし、戦場のシーンもCG加工は明らかだし、さらに鮮明なカラー画面というのは、むしろ逆にいかにも作り物めいた感じなんですよねぇ。。。実はCGをほとんど使わなかったラストの塹壕から出ていく突撃シーンも、なんかCGっぽく感じたりしちゃいました 苦笑)

例えば、これは第二次大戦だけど「炎628」の数々の美しいシーン。夕闇の中で飛び交う曳航弾は本物だし、燃え上がる教会も本当に燃えているわけで、一方「1917」では燃える教会はCGだそうです。

というわけでCG時代の映画の「不幸」なんてね。かつて「ジュラシック・パーク」で寝てしまった老人の戯言でございます 笑)


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ボーラの監督インタビュー

2020.08.17.15:55

rsnで、土曜日にブーフマン、ミュールベルガー、シャハマンの3人が病院へ送られたボーラ・ハンスグローエの監督エンリコ・ポイチュケへのインタビュー記事が載っていました。

rsn: ブラック・サタデーの後、チームの状態はどうですか?
ポイチュケ: ブーフマンとミュールベルガーがそろってツール直前にリタイアするなんてショックだよ。二人とも良い位置にいてミスもしてなかった。彼らの前で落車があって、二人とも回避しようがなかった。どっちもひどい怪我だった。幸い骨折はなかったけど、再びトレーニングができるぐらい回復するにはそれなりの日数が必要だね。ツールのことを考えると痛い。

rsn: ブーフマンの状態はどうなんです?
ポ: 背中からお尻にかけてひどい内出血だ。ほとんど歩けないぐらい。この後何日か様子を見なくては。

rsn: 当初は擦過傷がひどいと聞いたんですが?
ポ: 擦過傷は大したことなかった。数カ所傷を負ったけどきっとすぐに治るよ。むしろ内出血が、今後いつ自転車に乗れるか心配だ。現時点ではなんともいえない。様子を見なくては。

rsn: ミュールベルガーは?
ポ: レントゲンでは手の骨折は認められなかった。月曜にCTを予約してある。でも今朝は手が動かせるようになっている。だから、なんとか彼も骨折していないと思っている。

rsn: イル・ロンバルディアではシャハマンも怪我しました。当初ゴールまで走ってきたから大したことないかと思ったら、結構重症みたいですが?
ポ: 鎖骨が折れた。いつからトレーニングできるか、つまり回復にどれぐらいかかるかはわからない。ツールまでは2週間しかないんだ。どうなるかは大いに疑問だ。

rsn: 鎖骨骨折ですが、完全に折れたのですか、それともヒビが入ったのでしょうか?彼は最後まで走って、結局イル・ロンバルディアで7位になっていますが?
ポ: 完全に折れている。でも比較的良い折れ方だったみたいだ。手術は必要ない。痛みもそれほどではない。だけど、やっぱり、今後の様子を見て行かなくてはならない。彼がツールに出られるかどうかはなんとも言えないね。

rsn: チームにとっては痛いですね。みんな調子がとても良かっただけに。3人の重要な選手がみんな怪我してしまいましたね。
ポ: 現実を見なくてはね。3人の一番大切な選手が落車し、何日もトレーニングできないとなれば、ツールに絶好調で望むことは期待できない。我々としてはできる最高のことをするだけだ。選手たちはみんなモチベーションは高いけど、痛いよ。何にもできないし、これを受け入れるしかない。

rsn: ところで同じ土曜日に嬉しいレンナルト・ケムナの勝利がありました。アラフィリップをはじめとしたトップクラスの選手たちをぶっちぎって勝つとは思ってましたか?
ポ: レンナルトは昨日は強かったね。彼が持っているポテンシャルをやっと示してくれた。同時に我々のチームが良い方向へ向かっていることも示してくれた。ツールでも力を発揮してくれることはもう間違い無いだろう。目標はそのレベルではない。彼にはスブーフマンのアシストとしての働きを求めているが、チャンスがあればステージ優勝も狙わせたい。この目標は変わらない。彼はツールに出場するだろう。ひょっとしたらステージ優勝を狙うこともあるかもしれない。しかし総合順位狙いで走ることは彼の目標では無い。多くを求めすぎてはいけない。それも彼の力なら可能かもしれないけれど。


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シャハマンも、エフェネプールも!!

2020.08.16.09:56



イル・ロンバルディアで、突然進路を塞いだ乗用車(そもそも一般人の車がコース内をなぜ走っていたんでしょう?)に激突。鎖骨骨折みたいです。落車後もレースに戻り7位でゴールは立派ですが、ツールはオジャンです。なんか去年もツールで鎖骨骨折したし、ついてないなぁ。デーゲンコルプといい、おばちゃんドライバーとドイツ人選手はどうも相性悪いみたい。

一方のエフェネプールの方はもっと深刻です。急カーブの橋の欄干から下へ5メートル以上落下。この場所は過去にも転落した選手がいるところだったみたいです。

エフェネプールの怪我は骨盤骨折で、命の別状はないようです。今シーズンはもう終わってしまったでしょうけど。YouTubeで見ると、ほんと、その程度ですんで良かったというレベルですねぇ。

1960年代のツール総合優勝候補だったリヴィエールという、当時アワーレコードも持っていた選手が、やっぱり崖から落ちて脊椎損傷で車椅子生活になったという事故がありました。また70年の世界チャンピオン、ジャンピー・モンスレもコースに侵入してきた一般乗用車と正面衝突して亡くなりました。そう考えると、シャハマンもエフェネプールも骨折程度で良かったというべきでしょうか。

ところで、ブーフマンの怪我は擦過傷と内出血で、骨折はなかったようで、ツールには間に合いそう。一方ミュールベルガーも初診では骨折なしだけど、手首のCT検査が必要とのことです。


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おお、ケムナ! あ〜、ブーフマン

2020.08.16.00:36

ブーフマンが落車でリタイアした日にケムナがステージ優勝です。うーむ、喜ぶべきか悲しむべきか。。。

ネルツがボーラのエースで出場しながらリタイアした2015年のツール第11ステージ、ここで3位に入ったのがブーフマンでした。それをなんとなく思い出したりしました。

しかし、ケムナ、たいした勝ち方でした。アタックした後、ついてきたダビド・デ・ラ・クルスを前に出すことなくぶっちぎっちゃいましたからね。

ブーフマンとミュールベルガーは酷い擦過傷で病院へ送られたと言ってますね。下りで落車だというから結構なスピードが出ていたのでしょう。


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ドゥフィネ第3ステージのケムナ

2020.08.15.14:09

ケムナがアタックしてちょっと目立ちましたが、もちませんでした。まあ、集団を引くユンボに対する牽制にはなったと信じたいところですが 笑)それにあのアタックで集団のペースが上がってトーマスやウランやクレイスヴェイクが千切れましたからね。

ただ、ブーフマンのアシストとして移籍してきたわけだから、ツールに向けたテストとして、まあ上々のところなんじゃないでしょうか。

ケムナの話。「僕らは長時間前を引くのではなく、別の形で他のチームにプレッシャーをかけたかったんだ。それに自分自身の調子もチェックしたかった。で、エミュ(ブーフマン)とちょっと話をして、集団のテンポを上げた方が良いかを聞いてみた。そうしたら、アタックした方が良いと言われたので、アタックしてみたんだ。

ただ、あのアタックが最後まで決まって、フォルモロを逆転できるとは、もちろん考えてなかったよ。単純に全力を出してみた。後ろをどのぐらい離せるかみたかったんだ。だからその点はかなり満足だ。でもあれが全てだったね。しばらくしたら捕まってしまった。」


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ドゥフィネではブーフマン3位と雹!

2020.08.14.15:22

昨日一昨日とボーラのブーフマンは順調ですね。特に昨日は3位ですからね。 radsportnews.de によれば、スタート前には、ドゥフィネでは結果よりも積極的なレースを心がけたいと言っていたそうですが、積極的にアタックもしたし、結果も出ました。

「イネオスがスピードを上げて引いていたので、アタックすることは考えられなかった。ただ、今日は一日中ずっと調子がいいと感じていたので、最後に何か仕掛けてみたかったんだ。それでアタックしてみた。確かに後ろを引き離せなかったけど、良いテストにはなった。今の状態のログリッチはちょっと付け入る隙がなさそうだけど、この後も何か仕掛けてみたい。僕の調子もいいから。」

というわけで、去年のツール4位ですからね。もっと注目されてもいいと思うんだけど、TVでは今一つ名前が呼ばれる機会が少ないような気がしますが、これは私の贔屓目??

で、雹ですよ、雹。昔チューリヒで8月に雹というほど大きくなかったけど氷が降ってきてびっくりしたものでした。日本で雹とかあられって、あまり記憶にないです。あっても氷が地面に残るほどのものって、僕個人は記憶にない。こんな音がするのっては全く知らないですね。


トニー・マルティンなんか沿道のファンが応援に使っていたユンボヴィスマのエアマットレスを借りて雹に当たるのを防いだそうです。
image_2020081415180387c.jpeg

デケーニンクのデクレルクの背中なんかとんでもないことになってました。
左はゴール直後、右はそれから2時間後だそうです。
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グラン・ピエモンテでゲシュケ5位

2020.08.14.14:40



去年は山岳賞を取ったポーランド一周で、今年のゲシュケはどうもパッとしないまま終わってしまいましたが、イタリアでちょっと調子が上がってきたようです。

ゲシュケの話:「今日は本当に調子が良かった。ストラーダ・ビアンケとポーランド一周では、期待していたようには行かなかったから、ここで再び上位に入れたのはとても嬉しいよ。ハードなレースだったけど、僕らのチームは最後の方でいつも前にいた。そして結果も出た。逃げグループにはロスコップが入ったし、終盤ではデ・マルキとアッチラ・ヴァルターも集団に残れた。うまいレースができたと思う。土曜日のイル・ロンバルディアでも良いレースができると確信しているよ。」

忙しいですね。この前の土曜日には本来なら3月に行われる春を告げるミラノ〜サンレモが、そして今度の土曜日には本来なら10月に行われる落ち葉のクラシック、イル・ロンバルディアがあるって、なんか感覚的におかしくなりそう 笑)


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映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」

2020.08.14.10:34

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長い題名だし、題名がすでにネタバレしているし 笑) 以前紹介した「アイヒマンを追え」の監督ラース・クラウメの映画。

映画としては大して面白くないです。ドイツが第二次大戦に敗れ、西側と東側に分断されたが、まだベルリンの壁ができる前の1956年、東ベルリンに住んでいた高校生たちが、ハンガリー動乱のことを知り、教室で黙祷する。これが反国家的行為として大ごとになってしまう。

生徒たちは誰が黙祷の首謀者かを問われ、仲間を守るために抵抗するんだけど、1番の山場はまるで「スパルタカス」みたいでした 笑) また、生徒たちに首謀者をチクれと恫喝する教育委員会の、まるでモンスリーみたいな 笑)嫌なおばさんや教育大臣に、ゲシュタポみたいだと非難すると、ファシストと戦った者をゲシュタポとはなんだ! と怒るシーンがあります。だけど、ファシストと戦ったはずの連中が、この後東ドイツでは国家公安局シュタージとなって、密告を奨励し国民を監視するゲシュタポみたいなことをするわけです。

しかも、こうした強権的な、生徒たちを管理したがる人たちというのは、自分がしていることが正義だと思い込んでいるから始末に悪い。洋の東西を問わず、権力を笠に着て正義ヅラして他人を管理したがるというのは、「悪」の一つだという自覚が大切ですね。

映画は実話に基づいているそうですが、主人公たちだけでなく、あちこちに気を使った演出(例えば駐独ソ連兵士の若者の言う言葉とか、教育大臣のナチにやられた首の傷とか、善良だけど何もできない校長とか)が、なんとなくドイツ映画特有の気配りしすぎの印象もあります。それと、個人的には列車に乗らなかった生徒たちのその後の方が知りたい、とへそ曲がりの私としては思ったりしちゃいます 笑)


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今日の東京新聞から

2020.08.10.12:16

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広島と長崎でほぼ同じ文面の挨拶って、なんか毎年そうじゃない? いずれにしても本人が原稿を書いているはずは、これは万に一つもないわけで、役人が書いているんでしょ??

だとしたら安倍の方でも、せめて、同じ文面じゃなくてもう少し何とか工夫しろ、という指示ぐらい出せそうなものだけどね。ひょっとして事前に読む原稿の内容も知らないのか? 練習もしてない?? こういう時に別のまるで違う原稿を読んじゃうなんていうギャグがありそうだけどね 笑)実際山上たつひこの漫画になかったっけ? 

同じような文章を使い回すのって、何も思いがないってこと、興味がないってこと、どうでも良いって思ってるってこと、つまりルーチンワークなんだろう。文章を作成した役人は、どうせ安倍の挨拶だからどうでも良いやと思っていて、安倍の方ではどうせ広島長崎だ、どうでも良いや、と思ってるんだろう。やっぱり頭が腐ってると全部腐る。


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夏のミラノ〜サンレモ 汗)

2020.08.09.18:10

うーん、ミラノ〜サンレモやってたんですねぇ。。。という感じで、どうも今一つシーズンになったという感覚がありません。

優勝したのはヴァウト・ファン・アールト。去年のツールの個人TTでフェンスに突っ込んで大怪我をした選手ですね。マチュー・ファン・デル・プールとともに期待されている選手です。マチューの方もこのレースに出ていたんですが、こちらはポッジオでのアラフィリップのアタックに付くことができず3位争い集団で13位ゴールに終わりました。

ヴィデオで見るとファん・アールトもポッジオの登りでアラフィリップから一瞬千切れるんですけどね。その後下りで追いつくという、さすがクロスの世界チャンピオン。

で、他にどんな選手が出てたのかな、と思ったら、拙ブログとしてはちょっと寂しいかな 笑)

一方のポーランド一周ではレムコ・エフェネプールが50キロ以上の単独逃げを決め、ゴールでは集中治療室のヤコブセンのゼッケンを徐にポケットから取り出して両手で掲げながらゴールするという、まあ、なんて格好いいんでしょう。しかも2位のフルサンに1分48秒の差って。。。

拙ブログとしてはようやくシャハマンが10位に入って調子を上げてきたのが収穫と言えるでしょうかね。


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久しぶりの「アラビアのロレンス」覚書き

2020.08.09.09:45

このところNHKのBSで昼過ぎに色々昔の映画を放映してくれてます。で、「猿の惑星」なんかやってて、初めて見たのは中学の時かなぁ、 もちろんTVでした。当時中学生でも、やっぱりラストはびっくりでしたが、ヒッチコックの「鳥」もほぼ同じ頃に見た記憶があり、どっちも通常見ていたハッピーエンドの映画と違っていて、強く心に残ったものでした。

「猿の惑星」はその後30年ぐらい前? 大晦日に全5作を一挙放映したことがありました。今回それ以来、多分30年ぶりですかね 笑) しかし今見るとツッコミどころ満載でした。しょっぱな、宇宙船の中でチャールトン・ヘストンは葉巻をプカプカやってるし、湖に不時着した宇宙船は浸水しちゃうんですからね 笑) なんぼ着水のショックがあっても、そんなはずないだろ!と思わず一人で見ながら言葉が口をついちゃいました 笑) しかも、こんなこともあろうかとばかりに、ゴムボートまで用意されてたりしちゃう 笑)

猿のザイアス博士が事実を知りながら、あくまでもそれを認めず証拠隠滅するところなんか、中世の異端審問を思わせますし、ひょっとしてアメリカの進化論を罵倒するキリスト教原理主義者揶揄か、とか、かなり強引につなげれば、現在の日本も似たようなものかも、とは思わせますが、まあ同じ年に作られた「2001年宇宙の旅」と比べたら。。。笑)


一方で「アラビアのロレンス」。これは言わずと知れた傑作ですが、今回BSで放映されたのは1988年にスピルバーグらが復元した4K完全版。僕は高校時代にリバイバルで、テアトル東京というでっかいスクリーンの映画館で見ましたが、正直に言えば、内容はよく理解できなかっただろうと思うんだけど、それでも砂漠のスペクタクルシーンに圧倒されました。

当時のパンフがありました。奥付は昭和46年とあります。
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その後やっぱり30年ぐらい前に貸しビデオ屋で借りて見たのが最後で、これまた30年ぶりぐらいでした。当時ピーター・オトゥールって映画好きの友人らとよく話題にしていたお気に入りの俳優でした。http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1561.html 今回見直すと、オマー・シャリフの立ち姿の美しさにびっくりしましたね。この後、アラブ人特有の濃い顔なのに、ロシア人になって「ドクトル・ジバゴ」や、ドイツ人になって「将軍たちの夜」では同じドイツ人役のピーター・オトゥールを追い詰めようとしたり、世界的な俳優になりました。

映画は、ロレンスのオートバイ事故死から、葬儀後のロレンスを知る人たちの言葉がいくつか続いて、ポンと20年の歳月を遡る形で始まります。今回見直してもやっぱりいくつもびっくりするようなシーンがありました。ロレンスがマッチの火を吹き消した瞬間に日が昇る直前の真っ赤な砂漠になったり、無論超有名なオマー・シャリフが現れる井戸のシーンも、砂漠の小山の向こうを行く船の煙突のシーンも、アカバ攻略の俯瞰シーンも、まあ、言い出したら終わらなくなりそう。

ただ、今回ラストのシーンが(僕なりの)新しい発見でしたね。アラブのために一生懸命になり(人もたくさん殺したわけです)、結局イギリスの二枚舌外交のせいでアラブを裏切ることになったロレンスが、失意のうちに帰国が決まり車に乗っているとオートバイが追い抜いていきます。その直後に映画は The End となりますが、あのオートバイが、映画冒頭の20年後のシーンにつながるわけです。

同じようなことはもう一つあります。ラスト近く、同様に失意のままイギリスの軍本部を出て行こうとすると、一人の将校がロレンスに握手を求めます。その時ロレンスが「前に会ったことがありましたっけ?」と尋ねます。将校は否定します。この将校、冒頭の葬儀のシーンでロレンスの悪口をいうジャーナリストの言葉を聞きつけ、抗議しながら、ダマスカスで彼と握手したと胸を張る老紳士ですね。

ということは、あのシーンでのロレンスの台詞はなんなんでしょう?「前にあったことありました?」 ロレンスはここで観客のためにこのセリフを言っているのですね。いわばメタ映画的なセリフなんじゃないか、そんな気がします。上記のオートバイといい、この4時間近い映画はラストで冒頭に戻るという円環を閉じたような形になっているのではないでしょうか?


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ポーランド一周、カトヴィツェの悲劇

2020.08.06.13:32



すでに先月末からヨーロッパのプロロードレースが再開されてますね。なんだか久しぶりの自転車レースネタです。昨日からポーランド一周が始まったようですが、上のYouTubeにあるように、最初からとんでもない大落車。フルーネヴェーヘンがヤコブセンをフェンスに押しやって、ヤコブセンが激突。その後続が次々落車はわかるんだけど、前を走っていてゴールしたフルーネヴェーヘンまで吹っ飛んだフェンスが後輪に当たって落車、まるで爆発でもあったのか、っていうぐらいの大落車でした。

もちろんフルーネヴェーヘンは失格だけでなく、500スイスフランの罰金、さらにUCIは懲戒手続きに入ったそうです。懲戒手続きってどうなるのかよくわかりませんが普通に考えると、免職や停職? 給与減額?

ヤコブセンの方は喉が潰れていて気管に挿管したとあります。医者は心臓は動いているけど大量に出血していて、生死の境をさまよっているという表現を使っています。

医者のインタビューです。「現場でできることは全てしたが、できることは限定的だった。頭蓋骨と脳にひどいダメージがあり、上顎が折れていて挿管が難しかった。フェンスの後ろで一緒に倒れた役員も頭部損傷で意識不明の状態だ。」

このゴールの町カトヴィツェは、拙ブログでも何度か書いたけど、いつでも超高速集団スプリントになるんですよねh。時速80キロ近くのスプリントになってて、今回もそうだったんでしょう。

2014年ツール・ド・ポーランドhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1814.html
2017年ポーランド一周(2)超高速集団スプリントhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2961.html

去年このステージレースで山岳賞をとった説ブログおなじみのジーモン・ゲシュケも少々怒り気味。「毎年ポーランド一周ではこう言う馬鹿げた下りのスプリントをやらされるんだ。なんで組織委員はこれがいい考えだと思っているんだろう。集団スプリントだけでも十分危険なんだ。わざわざ下りのコースで時速80キロでスプリントをする必要性なんかまるでないよ。」

他にも多くの人が大会の組織委員会を非難してますね。多分カトヴィツェゴールのコースはもうないかな。しかし、今はヤコブセンが無事であることを祈りましょう。


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グルジア映画「懺悔」

2020.08.05.14:33

懺悔

今はジョージアって言うんですね。昔「ピロスマニ」っていう画家の映画をソヴィエト映画の全貌シリーズで見たことがありましたが、イメージとしてはスターリンが生まれたところぐらいのイメージしかないですねぇ。

この映画、今から見ればありがちな独裁者批判の映画なんですが、作られたのが84年で、これってソ連で公開されるはずもない映画だったんですね。それがゴルバチョフがソ連のトップになってペレストロイカのお陰で公開されるや、ソ連国内で大評判となり、カンヌで大賞を取るとともにソ連・ロシア最高の映画賞の受賞作品となったのでした。ちなみにこのロシア最高の映画賞はニカと言って、88年にこの映画が取った後、拙ブログでも書いたゲルマン監督の「フルスタリョフ、車を!」「神々のたそがれ」、ズビャギンツェフ監督の「父、帰る」、ソクーロフ監督の「ファウスト」なんかが取ってます。

ある市で元市長の葬式が行われ、みんなが立派な人だったと褒め称え埋葬されたんだけど、翌日になると死体が掘り起こされて自宅の庭に立てかけられている事件が起きる。それが3回続き、ついに犯人の女がつかまって裁判になり、その女の父母らが市長によって粛清された過去が暴かれる、というようなストーリーです。

この市長の造形がすごい。ヒトラーのちょび髭、スターリンの下で粛清の嵐を吹かせたベリア風の鼻眼鏡、ムッソリーニの黒シャツ。で、笑うときの口の形がちょっと漫画のように口角が綺麗に上がって、どこか「薄い」笑いという感じで怖い。ちょっとオドオドしていて、市民のいうことに耳を傾けているようなふりをし、ひょうきんで突然ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」からアリアを歌ったりして人々を油断させながら独裁者になっていきます。途中の演説ではこんなことを言います。

「孔子はこう言った、『暗い部屋で猫を捕まえるのは難しい、猫がそこにいないなら尚更だ」と。我々の使命は困難なものだが決意を持てば『暗い部屋でも猫を捕まえられる、たとえそこに猫がいなくても』」

まあ、見事に部下たちも暴走して「いない猫」を無理やり捕まえます。こうした独裁ぶりを裁判で知った市長の孫は。。。。

と言うわけで、僕としては裁判の終わった後の孫の反応やその父親(つまり市長の息子)の行動に何か食い足りなさを感じたんですが、この映画の魅力はそういうストーリーとかスターリン揶揄とか、そういう面以上に、シーンの面白さ、美しさが素晴らしいです。どこかシュールな、あえて言えばクストリッツァ風のユーモアがあって、ちょっととぼけていて、それなのに怖い。

例えば、ここで出てくる官憲はみんな古代ローマ帝国風の鎧兜とマントを着ていて馬に乗っています。そんなのが狭い街の路地を追いかけてくる。かと思うと最初の方の市長の就任あいさつの場面では、すぐしたの水道管が破裂して、みんなが水を浴びる。そんな中で表情も変えずにタイプを打ち続けるビショビショの秘書。

ソ連ではシベリアへ送られた人たちが木材伐採した切り口に自分の名前と居場所を掘りつけておくことがあったんですね。その材木が運ばれてきて、万が一でも残された家族の目に触れれば、彼がまだ生きていることがわかるわけです。まあ、奇跡みたいなものなんでしょうけど。その材木置き場へ行く母と娘の場面は、アルヴォ・ペルトの音楽が流れ、膨大な量の丸太の前を母と娘がふらふらと歩き回る悲痛な美しいシーンです。

ペルトに限らず、音楽の使い方もいいです。喜びの歌をドイツ語で歌っているシーンにかぶせて、洞窟の中を刑場(このシーンでは、腰まで水に使って判決を聞くんだけど、タルコフスキーの「ノスタルジア」とか「ストーカー」のオマージュでしょうか)へ向かっていきます。あるいは収容所?の所長が女と結婚行進曲を連弾で弾いているシーンの奇抜さ。そして女が突然目隠しをして剣と天秤を掲げるシーン。いわゆる法のもとの正義の女神像になるシーン。市長の息子の夢?のシーンで魚を貪り食う市長が出てきて、その後我に帰った男の手には魚の骨が残されているというような不思議なシーン。

こういう幻想的で奇妙なシーンや、登場人物の突飛な行動が面白い。なんかロシア映画ってこういうのが多いです。本来3部作の最後のものだそうですが、1部と2部も見てみたくなりました。 YouTube に予告編がありましたので、貼っておきます。





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バッハの自筆譜ファクシミリ 笑)

2020.08.03.15:40

IMG_4860.jpg

私の部屋の壁にはクリケリオンのポスターやサイン入りマイヨだけではなく、友川カズキのサイン色紙や20世期の変なカレンダー1990年の宇都宮であった世界選手権のノボリなんかが貼ってあって、普通の家の壁とはだいぶ違っています 笑)

そんな中で1番の古参は上のバッハのBWV 246 Nr.40 の自筆譜のファクシミリコピー。これは1970年代にレコード芸術か音楽の友か、はたまた音楽現代か、いずれにしてもそういう音楽雑誌の付録についていたものです。多分僕は高校生だったと思います。

なぜこんなものが雑誌の付録に? この現物がなぜか1960年代に東京で発見されたんですね。どういう経緯なのかはよくわかりませんが、現在も前田育徳会が所蔵しているそうです。

バッハという人は自分の曲の楽譜だけでなく、他人の曲の楽譜を筆写したものも多数残っているんだそうです。バッハの所蔵楽譜文庫と呼ばれていて、そこからバッハにとって興味があった分野がわかるんだそうです。逆に言えば、オペラの写譜はないことから、バッハがオペラを書くつもりは全くなかっただろうということも逆にわかるわけです。

で、このBWV246というのはどんな曲かと探すと、これがバッハの作曲したものではないんですね 苦笑) 作者不詳の「ルカ受難曲」の40曲目のコラール(賛美歌)です。



哀調を帯びたいい曲です。このコラールの作曲者はわかっています。バッハより1世代前のシュヴェームラインという人が作曲したコラールで、元々テノールと通奏低音だけの楽譜に、バッハが弦楽パートを書き加えたのが写真の自筆譜だそうです。

受難曲には別人の作曲したコラールが使われるのは普通のことで、バッハのマタイなんかでもイザークやハスラーという人たちの作曲した歌曲がコラールとして歌詞を変えて転用されています。

バッハが4福音書のすべてを受難曲に作曲したかどうかはわからないみたいです。死後に息子や他の人たちが書き記した記録では、現存するマタイとヨハネ以外に、歌詞だけ残されたマルコ受難曲(これは歌詞の構造によって他のカンタータなどが転用されていたことがわかるそうで、現在いくつかCDが出てます)と、他には名称不明の2曲があったのではないかと言われているようですが。まあ、素人考えだと4つの福音書のうちルカだけ作曲しなかったというのもあり得ないと思うんだけどね。

というわけで、このコピーを額に入れて壁にかけた頃には、これがどんな曲か全くわからなかったし、無論レコードにもないし(CD以前ですから)、ずっとなんとなくバッハの自筆譜として飾っていたんだけど、今はネットで探せば YouTube にもいくつもヒットしますね。なんか便利な世の中になったんだけど、私などは不安も感じたりします。

参考文献 磯山雅他編「バッハ事典 全作品解説事典」東京書籍

この項はいつも拍手コメントをくれるTさんに。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、クラシック音楽(特にバッハ)、友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎても困るが)。少し前から草食動物と化そうと「努力」しています。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとして、こちらにも通知されないまま、ゴミ箱に入れられてしまいます。これは管理ページで迷惑メールをチェックすれば見られるのですが、そんなところは滅多にチェックしないので、承認待ちの印が表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す

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