覚えてますかねぇ?一昨年のジャパンカップに来て、行商人になって着ていたマイヨまで売り払い、その金で(?)
世界旅行に出かけた元ミルラムのドミニク・レールス 選手。
rsnに現在のレールスのインタビューが載ってました。当時、あの行商でレーサーシューズを買ったり、ソックスを買ったりした方もいたはずです。自転車は売れたのかな?ぼくもなにか買いたかったなぁ。
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2010年にミルラム解散後、何をしていたのですか?
レールス:僕の最後のレースジャパンカップの後、そのままバンコックへ飛んでそこから世界旅行へ出発した。
どうしてそのような旅行をしようと思ったのですか?
レールス:いろんな所へ旅行をし、もっと世界について、僕なりに発見したいという思いが、かなり以前からあったんだ。最初は、でも、ぼくのマネージャーがヨーロッパでぼくにチームを見つけてくれて、数週間したらドイツへ戻るんじゃないかと思っていたんだ。
旅行は一人で?
レールス:旅行を始めたときは親友の元自転車選手ニコ・カイナートと一緒だった。彼は僕とは違う理由で引退していたんだけどね。だけど2ヶ月後には僕たちの計画は別々になったので、あとは僕は一人か、場合によっては他の友人と旅をした。
ルートは?
レールス:全部で15カ国回った。日本、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ネパール、スリランカ、オーストラリア、ニュージーランド、USA、カナダ、そしてキューバ。
お金はどうしたのです?
レールス:貯金は十分あったし、それにとても倹約して旅行したからね。
その間の最も大切な体験は何だったでしょう?
レールス:貧しくても満足した生活を送っているように見える、いわゆる発展途上国の人たちの人生を楽しんでいる様子だね。非常にポジティブな印象を僕に残しているし、人は持ち物が少なくても、貧乏でも幸せになれるんだってわかったからね。
どういう計画だったのでしょうか、旅行中に自然に計画ができたのでしょうか?
レールス:旅行のルートはたいてい何ヶ月か前に、いや、だいたい数週間前かな、正確なルートは数日前に決めてた。こういう自由度の高さが楽しかったね。
ドイツへ帰ってきてからはどうしていたのでしょう?
レールス:11ヶ月以上を旅行に費やしたあと、故郷のケルンに戻ってきて家族や友人達と再会したときはとてもうれしかった。それからすぐに医学の勉強を始めた。これが僕の2012年の最優先課題だ。むろんそれとともに、僕が今所属しているチームHED powered by STAPSで自転車競技でもちょっとした勝利があればもっといいね。
あなたはエリートチームに加入しました。プロロードの世界へ戻ろうとは思わなかったのですか?
レールス:さっき言ったように、僕には今一番重要なのは勉強なんだ。だからエリートチームが向いていたんだよ。そこでなら自由な時間がたっぷりあるし、どんなに良い成績を上げてもお金は稼げないけどね。。。でもプレッシャーがないし、楽しむことが僕のモットーだからね。
今後の職業の計画は?
レールス:医者になりたい。その最終的な決意は世界旅行中に初めて思った。僕の姉が医学の勉強を始めたときのことを話してくれたんだけど、それがさらに僕をこの道へ進ませることになった。いまはそれが僕の進むべき道だと信じている。
あなたは3年間プロレーサーだったけど24歳になる前に引退してしまいました。それは悔しくないですか?
レールス:いや、僕は自分の人生を楽しんでいる。今はたぶん以前よりも。
プロ自転車競技の世界に足を踏み入れたことを後悔したことはありますか?
レールス:いや、プロになったことを後悔したことはない。僕の人生ですばらしく大切な時だった。思い出すのは楽しいよ。
プロとしての3年間で最もすばらしい体験は?そして最悪の体験はなんでしょう?
レールス:僕が参加した2回のブエルタはきっと僕の一番の晴れ舞台だった。。。特に最初の2009年はぼくにとってうまく走れたからね。最悪のほうは僕が引き起こした落車だね。ミルラムのキャプテンのヴェークマンを巻き込み、彼が狙っていたレースをリタイアさせてしまった【
これは2010年のフレッシュ・ヴァロンヌでのことですね 】。
ミルラムチームは大きな期待がかけられていましたが実現できませんでした。あなたはなぜだとお考えでしょう?
レールス:一つのチームがうまくいくか駄目かは、いろんな要素があるよ。でもミルラムの場合はきっと絶対的に勝利に絡める選手がいなかったことだね。みんなから一目置かれるようなチャンピオンがいなかった。チームにはたくさんの有能な選手がいたけど、トップの成績を5~10回ぐらい確実に稼ぎ、それとともに他の選手達も引っ張っていくような選手はいなかったからね。
あなたは勉強しながらも、多くの時間をトレーニングやレースに費やしているわけですね。そんなに自転車競技に
夢中になるのはなぜなんでしょう?
レールス:13歳の時に自転車競技に夢中になった。僕が言っていることが分かる人なら誰でも、その情熱からそう簡単に逃れることはできないのは分かるはずだよ。旅に出て自転車に乗らなくなって3ヶ月たって、偶然にマレーシアでツール・ド・ランカウエィをやっていて、昔の仲間と会ったとき、突然分かったんだ。僕はまた再び自転車に乗らなくちゃって。。。で、是非ともレースに出なくちゃって。そしてジャワ(インドネシア)を自転車で横断して、オーストラリアでロードレーサーを購入し、レースに参加するって思いついたんだ。
2012年の一番大きな願いは?
レールス:今年の願いは単純だよ。僕と家族と友人と友人達の愛する人たちがみんな元気で過ごし、僕ら民ながら運命の一撃(2011年にヴァウテル・ヴェイランツがこうむったような)を逃れられるようにってことさ。
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