rsn の記事をもとに、コンタドール事件のおさらいをしておきましょう。
2010年7/21 ポーでツールの休息日にコンタドールのAサンプルとBサンプルから、ドーピング薬剤クレンブテロールが検出。この事実2ヶ月後にようやく公開された。UCIはコンタドールがシーズンを終えた後に出場停止処分を公表。
2011年2/5 スペイン自転車連盟はコンタドールに対してドーピングの嫌疑を無罪とする。理由は、禁止薬物を摂取したことにコンタドールの責任は認められないから。連盟は当初提案されていた1年の出場停止処分という案を受け入れず、コンタドールの主張するクレンブテロールが飼料に混ぜられた牛肉を食べたという主張を全面的に受け入れた。
2011年3/30 UCIは、そしてその後WADA(世界アンチドーピング機構)はこの無罪の主張を不服としてCAS(国際スポーツ仲裁裁判所)に提訴。CASは6月(ツールスタート前)にこの審理を終えると言っていたが、その期限は「8月終わり」に延期され、コンタドールはツールに出場し、総合5位となった。
2011年8/27 CASは審問をさらに延期し、11月21-24日とする。
2011年11/24 CASは4日間にわたる審問を終え、6週間以内に判決を発表するとして、2012年1月の始めに結論が出ると発表。この期限も2度にわたり延期され、最終的に2/6に下されることになった。
2012年2/6 CASはコンタドールに2012年8/5までの2年間(2010年7月末まで遡及するため)の出場停止の判決を下す。この結果2010年のツールの総合優勝と2011年のジロの総合優勝は無効となる。
ということで、2010年のツールの総合優勝はシュレック、2011年のジロは2位誰だっけ?と調べたらスカルポーニですよ。うーん、パンターニ失格の1999年のジロの優勝者ゴッティみたいなもんで、どうもインパクトに欠けるし、1999年はゴッティはマリア・ローザを着ることができたけど、今回は終わって半年以上たってからだからなぁ。スカルポーニ本人もちょっとしらけるよねぇ。
これでコンタドールは今年のジロはもちろんツールもオリンピックも出られないのかな?
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