昨夜は「戦争と平和」第一部をNHKでやってました。大昔、どこかのオールナイトで全部通しで観たことがあります。また大晦日に一挙放送ってのもありました。なにしろヒロインのリュドミラ・サベリーエワがむちゃくちゃかわいくてきれいで、なんかバレリーナみたいに華奢で。。。このあとイタリア映画の「ひまわり」にも出てきて、ケバ顔のソフィア・ローレンとむちゃくちゃ対照的でしたっけ。僕が大学生ぐらいだった頃(1970年代半ば)に日本に来たことがあったんじゃなかったかなぁ。新聞にインタビューが載っていた記憶があるんだけど。。。
さて、一方新聞を開けば、東京都の教育委員会のたんなるイジメを裁判所が是認しちゃってるし。この裁判官も、いわゆるヒラメ裁判官っていうやつなんでしょうね。行政がらみの訴訟では行政敗訴にすると裁判官はその先出世できないそうですから、上のほうの意向ばかりを見ている裁判官をヒラメというそうです。
以前書いたけど、やっぱり権力を持つと、人って他人を自分の思い通りにしたくなるんですね。他人を管理したくなる。俺の言うことを聞け!っていうわけでしょう。
組織だから管理するのは当たり前だ、という人もいるでしょうけどね。新聞にも公務員なんだから職務に逆らってはならぬ、と言っている人の話も載っているけどね、だけど、その上からのお達しがおかしいと信じて逆らったからっていって、生徒達も認める立派な校長の再雇用を阻むなんて言うのは、パワハラっていう奴じゃないの? ただの嫌がらせじゃないの?
今回の元になった通達も、校長の言うことに逆らうなというわけで、ひいては教育委員会の言うことに逆らうなっていう独裁制のピラミッドを造ろうとしているんじゃないの? これってナチスの「指導者原理」っていう奴ですよ。ヒトラーを頂点にそれぞれの階層に指導者(フューラー)がいて、部下は指導者の言うことに絶対忠誠、ただし結果責任は指導者が負い、部下は責任を問われないというのが建前。
でもね、今の日本でこれをやると部下は指導者の言うことに絶対忠誠、ただし指導者は責任は問われないで部下に押しつけるかウヤムヤってなるのは目に見えている。
そもそも組織だから管理するのは当たり前って、そこで思考停止してはいけません。ナチスのユダヤ人を強制収容所へ送る書類にハンコを押していたアイヒマンは、裁判で、なぜ自分が被告席に座っているのかが理解できない様子で、「わたしは言われたとおり立派に職務を果たしたのだ」と胸を張って主張しました。殺人を命じられたらそれをガタガタ言わずに果たすのが立派な職務に忠実な人間ってわけでしょう。人間としておかしいものはおかしいと言う自由すらないのが公務員だというのでしょうか?
そして自転車界に目を転じると、あれま、またドーピングがらみの話題が! しかも今度はキッテルだよ! ただ、ちょっとこれは過剰反応じゃないかと思いたいけど。ただ、ちょっと忙しいので、この件はまた後で。
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