CYPRESS
“Knaven”、英語の発音、ん~、難しいですね。
英語の言葉で“kn”で始まり数百年使われ英語になった言葉は、間違いなく最初の“k”を発音しません。
ところが固有名詞になるとこの辺がややっこしい。
ヨーロッパからアメリカへ移住した人々は、20世紀初め頃までは姓名を英語化した場合が多かった様です。
「ジョゼッペ ヴェルディ」は「ジョー グリーン」、
「ミハエル シューマッハ」は「マイケル シューメイカー」、
「林虎雄」は「タイガー ウッズ」、
なんて具合に。
出自に誇りがある人々も多く発音が不明な姓名のままも多い。
ロードレース界だと25年前のアメリカナショナルチームの監督「エディ ボりセビッチ」(だったかな?)。アメリカじゃ面倒臭いらしく、皆彼を「エディ.B」って呼んでました。
“Knaven”の発音候補はいくつもありますが、
多分、
「クネイヴン」。
おっと「エディ.B」で思い出した。
最近の選手「クリスチャン ヴァンデ ヴェルデ」。
名前から想像出来る様にベルギー移民の三代目。
彼の親父もロードの選手で子供の頃は、自宅に「ジム オチョーウィッツ」(→発音不明。娘がバンクーバー冬季五輪に出てた)とかよく遊びに来てたそうな。
そしてこの「パパ ヴァンデ ヴェルデ」、映画『ヤング ゼネレーション』に出演し、主人公のオレンジのマジーの前輪にインフレーター(映画のプログラムでは「鉄パイプ」と書いてあり)を突っ込んだイタリア選手役。