(rsn) 例によってrsnのランキングと総括の記事を参考にしてます。今日は146位のヴェークマンと121位のツィオレクが登場。ヴェークマンも来年は30歳。これまでゲロルシュタイナー、ミルラムとレースにもよりますが、おおむねエース級の勝負を任されるタイプでした。ところが今年はレオパード・トレックで、特に好きで狙いたいアルデンヌのクラシックではシュレック兄弟のためのアシストとして走らなければなりませんでした。そのせいもあってか、プロ入り以来初の優勝なしのシーズンでした。
春先は、2月のフランスのブークル・ドゥ・シュダルデシュでは、地元のフランス勢20人の集団の中でただ一人の非フランス人として6位の好成績でスタートしました。さらに過去2勝しているGPインドゥラインでは惜しくも3位。
アルデンヌクラシックは上述のごとく、シュレック兄弟のアシストだったので、アムステル・ゴールドの20位が最高で、春のクラシックシーズンを締めくくるフランクフルト・エシュボルン(このレースは2連勝中でしたが)では12位止まり。
コンスタントに上位に入るけど、結果はもうひとつというところでしたが、調子はよく、ステージ狙いの待遇で出場したジロ(ここでも過去03年でしたかね?山岳賞を取ってます)では、ご存じのようにヴェイナンツの死亡事故でチームごとリタイアでした。特に以前書いたようにヴェイナンツの奥さんとヴェークマンの奥さんは子供を授かっているところだっただけに、ヴェークマンのショックは大きかったようです。
「ものすごいショックで、完全に精神のバランスが崩れた。もう二度とああいうことはごめんだ。気持ちを立て直すのに2ヶ月ぐらいかかった。友人達と繰り返しこのことを話し合った。なにしろヴァウテルの奥さんもうちの連れ合いとほぼ同じ頃に身ごもったから、なおさら辛かった。」
こうして夏の間をほとんどレースに出場せずに過ごしたのですが、秋も始まろうかというころ、ハンブルクの再クラシックスで15位、カナダのワールド・ツアー2連戦では4位と10位、さらにGPラ・ソンで3位、ミュンスターラント・ジロでは6位と連続して上位に入りました。
来年は契約を残していたレオパードからガーミン・セルヴェロに移籍で、アルデンヌクラシック以外にも狙うレースがあるようです.
「ぼくはアルデンヌクラシックで決定的な役割を果たしたい。むろん絶対的なキャプテンというわけにはいかないけど、今年よりはずっと自由に走れるはずだ。それからもう一つ大目標はオリンピックだね。言われているよりもコースは難しいと思っているよ。3キロの山があって、それを9周するんだから、予行演習の2周のレース【例のカヴェンディッシュが大暴れ 笑)したレースですね】とは全然違うはずさ。それから秋の世界戦もファルケンベルフのコースは僕向きのコースだと思っている。」
今年は子供が生まれたのに、いろいろなことがあって、しかも初の優勝なしの年。来年にかけるものはあるでしょう。極東からTVやネットでですが、一生懸命応援することにします。
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