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ペレイロ、ドーピングについて語る

2011.11.21.14:37

前回、rsnの記事に基づいて、ドーピング騒動のオペラシオン・プエルトで、競技ごとに不公平だと書いたら、その記事の翌日(現地時間で20日)に2006年のツールの優勝者オスカル・ペレイロがテレビ番組で同じ事を吠えまくったようです。rsn にも Cyclingnews にも出てますね。

ペレイロはサッカーと自転車競技でのドーピングの不公平な扱いを批判して、サッカー選手の実名を挙げています。こんな感じ。

「ジョバネーラやグルペギやグアルディオラ【サッカー選手の名前らしいです】が、『エネルギーカクテル』を飲んだせいで陽性反応が出た。これが自転車選手なら即ドーピングだ。【これらの選手が所属するチームの】ビルバオ、セルタ・ビーゴ、バルセロナの各チームは『無罪だ』と言ってるが、ホント恥ずかしくて外も歩けないよ。(...)ジダンはスイスで、身体を再生させるために血液の入れ替えをしたことがあると告白した。自転車競技なら即ドーピングだ。【オペラシオン・プエルトの中心人物】フエンテス医師がいつかすべてを告白する勇気を持つようになってくれると良いけど。(...)オペラシオン・プエルトでは『ヨーロッパ選手権』と書かれた血液パックが大量に見つかっているんだ。だけど、こんな選手権は自転車競技にはないからね。(...)確かに自転車競技では5万回も過ちを犯してきた。選手は馬鹿だよ。それは認める。でも自転車競技は少なくともアンチドーピング運動に積極的だ。選手たちはアンチドーピングのために給料の1割を使っている。そんなこと、他の競技の選手たちはだれもやってないよ。」

と、これと連動するように、去年の秋、拙ブログでもご紹介しましたが、プロ自転車選手はすべてドーピングしていると言っていたイタリアオリンピック委員会(CONI)のアンチドーピング検事エットーレ・トッリが、自転車競技のアンチドーピングへの取り組みを大きく評価しています。

「私がCONIに加わった2006年ごろは、状況は本当に深刻だった。しかし今日では画期的な変化があったと言えると思う。楽観的にドーピングは撲滅されたとは言えない。しかしプロ選手たちの間では明らかに激減している。」

ただ、プロは減ったけど、アマチュア自転車競技で深刻だとして、こんな風に続けてます。「わたしはドーピングをしていた連中と直接面接した。弁護士から労働者までいたが、連中はつまらないレースで賞品のサラミを手に入れるためにドーピングしたんだ。」

つまりこれって、イタリアではホビーレースの世界でドーピングが蔓延しているっていうこと?


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アンコウ
lalanyunyu さん、

こんにちは。

へぇー、そりゃあ凄い話です。EPOなんて素人がやったら死人がでないのかしらん? 楽して強くなりたいっていうのはレベルを超えてみんなが思うことなんですよね。この草食べれば強くなるよ、って言われたら食べるもんなぁ。
2011.11.21 22:00
lalanyunyu
こんばんは。

以前「親が子供に高濃度カフェイン与えたりして困る」というイタリアの記事を見た事があります。
先日もやはりイタリアでアマチュアサイクリストでもあったEPO等の売人から芋づる式に顧客102人が起訴、その多くがアマチュアサイクリストなんて記事もあったり。
結構深刻なようです。
2011.11.21 20:16

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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