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ル・モンド紙、敗訴だけど。。。

2011.11.19.08:46

スペインの上級裁判所はフランスの新聞ル・モンドにドーピング事件オペラシオン・プエルトに関連した記事で、名誉毀損の罪で日本円にして150万円ぐらいの罰金を言い渡しました。

ただし、今回は自転車がらみではなくサッカー。すでに2年前にスペイン下級裁判所で3000万円ぐらいの罰金の判決が出ていたそうですが、今回上級裁判所では罰金額が桁違いに引き下げられました。

このドーピング事件では自転車選手ばかりの名前が挙がって、その他のスポーツ種目に関しては闇の中に葬り去られてしまいました。ここではちょっと自転車以外の疑惑についても触れておきたいと思います。

ル・モンドの記事は署名記事で、サッカークラブFCバルセロナ、レアル・マドリッド、FCバレンシア、ベティス・セビリヤが、オペラシオン・プエルトの中心人物フエンテス医師の協力を仰いでいたというものです。

フエンテス医師自身が、様々なスポーツ種目の選手たちが自分の顧客だったと述べていて、具体的にテニス、陸上、ボクシング、サッカー、自転車と種目名をあげていました。顧客名簿にはスポーツ選手だけで200人の名前が載っていたと言われていますが、スペイン当局が2008年9月にこの事件の捜査を終了したとき、なぜかバッソとスカルポーニとウルリッヒとバルベルデという自転車選手の名前だけが出たのでした。

フエンテス医師は、殺すと脅されているというのを理由に、個人名を挙げていませんが、ル・モンドの記事ではFCバルセロナでは2005-06年にドーピング計画が存在し、実際2006年にはこのチームは、スペインチャンピオンとチャンピオンリーグ優勝と、チーム史上最高の成績を上げた年となったそうです。

まあ、自転車ばかりが悪者にして騒がれ、叩かれたので、ちょっとここでは他の種目だってかなり怪しいぜということで、ご紹介いたしました。

というわけで、バルベルデは戻ってくるし、一方のウルリッヒは新しいホームページを開いて、人工的に高知トレーニングができるような機材を扱う起業家として自転車に関わっていく活動を開始したようです。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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