やれやれ、パソコンはHDが吹っ飛び、さすがに書類やらなにやらはバックアップとっていたけど、設定などはなにもとってなかったので昨日は仕事から帰ってからはずっとその回復でつぶれました。腰は相変わらずだし、咳もなくならず困ったものです。先々週から先週と自転車に全く乗れませんでしたが、どうやら今週もだめだな。
というわけで、GMだか、総監督だか、それともマネージャー?いずれにしても、このチームの御大将のイヴァン・スペケンブリンクのインタビューが rsn に載ってました。
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rsn :スペケンブリンクさん、ワールドツアー・ライセンスはもうあきらめたのでしょうか?
スペケンブリンク(以下スペ):むろんまだ希望は捨ててませんよ。だってジェオックスがスポンサーが降りて銀行保証金が供託できないんですから。でも、かりにもう一年2部でやることになっても、それでやっていけます。しかしおそくとも2013年にはワールドツアーに参入するつもりです。
rsn :2012年にワールドツアー・ライセンスを得ることは、チームにとってはどのぐらい重要なことなのでしょう?
スペ:原則としては、わたしたちは成長するし、来年は多くのプロフェッショナリティを持つもっとよいチームになるでしょう。それは選手のレベルだけでなく、サポート面でもです。わたしたちは二回目のチームキャンプをフランスで行うし、二台目のチームバスも手に入れます。目標は二つです。一つ目はビッグレースへの参加で、そのためには二つの可能性があります。つまりワールドツアー・ライセンスの取得か主催者のワイルドカードによる招待です。ですがこの点はとても楽観的に考えていて、私たちはいくつものビッグレースに参加できるでしょう。二つ目の目標は、成功を収めるために私たちの哲学を守り続けることです。
rsn :その哲学とは?
スペ:わたしはそれをUCIのライセンス基準をもとにご説明しましょう。わたしたちはライセンス取得のためのシステムに100%準じているわけではありませんが、でもそうしなければなりません。このシステムはチームから、単に最適な計画性だけでなく、必要なポイントを得られるように、非常にたくさんのレースに参加することを要求します。それができない場合には、できるだけたくさんのポイントを持っている選手と契約しなければなりません【下にあるように、過去2年の成績がポイントとして考慮される】。しかし、私たちは過去の成功を元にチームを作り上げていくのではなく、私たちの元でさらに成長していく若い選手たちと一緒にチームを作っていきたいのです。ですから私たちのこの哲学を変更するつもりも必要性もありません。今年は上位20位までに4ポイントだけ足りませんでしたが、でもこれらのポイントのほとんどを私たちは一シーズンだけで積み上げてきたのです。いうまでもなく、ライセンス取得のために大切な順位リストの基準のために、過去2年の成績が考慮されるわけです。【契約選手の過去2年の成績がポイントとして加えられて、チームのポイントが決まるわけだが、そのようなポイントを大量に持っている大物がいないスキル・シマノは】こうした条件下でもたった4ポイント足りなかっただけなのですから、おそくとも2013年にはワンランクレベルアップするのは間違いないと思っています。
rsn :順位リストの一位から15位のチームはワールドツアー・ライセンスが確実です。その下の5チームが残りの3つのライセンスを巡って争っているわけです。あなたのチームは21位。。。悔しくありませんか?
スペ:変なことに、選手との契約、銀行との折衝、スポンサー契約という三つの事をチームは10月1日までに満たさなければならないというのが最初のはなしでした。当時、ジェオックスは、銀行との折衝がうまくいかず、リストアップされていませんでした。ところが20日に発表されたリストには載っていました。成績の事だけしか考えられなかったからです。これはこのシステムの不備だと思います。UCIはこれに気づき、変更が必要だと思ったはずで、改善されるだろうと思っています。しかし、そうでなくても、私たちは現状を受け入れなければなりません。
rsn :2012年シーズンに向けて、チーム名はプロジェクト1t4i【という仮の名前】で行くわけですが、なぜメインスポンサーの名前は後からしか知らされないのでしょう?
スペ:こうしたことはほんとうに新しいことだと思います。簡単に言えば、新しいスポンサーがわたしたちを大規模なコミュニケーションキャンペーンの一環として紹介したいからです。そして、そのキャンペーンが来年に始められるからです。
rsn :今年のマルセル・キッテルの成績をどう見ますか?こんな成果を期待していましたか?
スペ:ネオプロでこんなに成長するなんて考えてもいませんでした。マルセルの成績はおとぎ話みたいでしたね。しかし、若い選手にこんなにたくさんの勝利を期待してはなりません。わたしたちはキッテルのような才能のある若い選手にたくさんのものを注いでいます。でもプレッシャーをかけてはなりません。しかし、いずれにしても、彼は今年みんなを驚かせました。むろん彼自身も驚いているでしょう。
rsn :2012年は7人のドイツ人選手が契約を結びました。その中にはキッテルとデーゲンコルプという大変なタレントが二人含まれています。この二人に何を期待しますか?
スペ:まず、わたしはチューリンガー・エネルギー・チーム【二人のアマチュア時代のチーム】監督ヴェルナー氏を賞賛したいと思います。彼のやり方は我々と同じです。最新のトレーニングだけでなく、選手の生活に寄り添っている。その点で、キッテルが私たちのチームに入っても、それまでと変わることがなくやっていけたんだと思います。キッテルもデーゲンコルプも1年目でこれだけの成績を上げたんだからむろん期待は大きいですが、同時にプレッシャーも大きくなるでしょう。キッテルもデーゲンコルプも私たちのところではミスを犯してもかまいません。むしろ、そうすることで一歩ずつ着実に成長してほしいものです。これだけ高いレベルで走れたのですから、当然、ツールのようなレースでもステージ勝利を挙げられるのではないかという疑問が生じますが、わたしはそれが可能だと思っています。
rsn :あなたはオランダのチームですが、もっとも成績のよかったのはドイツ人選手でした。あなたにとってはオランダ人選手も同じようにたくさん勝つことが大切なのではありませんか?
スペ:なるほど私たちはオランダのライセンスを持っていて、オランダのチームですが、インターナショナルなチームだという自負があります。私たちのチームではドイツとフランスも特に重要な国です。しかしチームには、今年のオランダのU23チャンプのラモン・シンケルダムやトム・ドゥムランのような才能あるオランダ人選手もいます。彼らがキッテルのように羽ばたくとは期待してはいませんが、いつか大きく育つだろうと確信しています。
rsn :あなたのチームは今シーズン30勝しました。来年の目標をお聞かせください。
スペ:シーズン前に言うのは難しいですね。できるだけたくさん勝ちたいですよ。確かなことは、今年は30勝しましたが、これは大変多い数字です。来年も同じようにたくさん勝つことは期待できません。でも大きなレースで存在感を示したいですね。特にツールのようなレースで。でもどのレースでもよい存在感を示せればと思いますし、それができる選手たちだと思っています。たとえばアレクサンドル・ジェニエはステージレースの有望選手ですし、パトリック・グレッチュはプロローグやTTを狙える選手です。そして、カヴェンディッシュをやっつけることができるように、キッテルとデーゲンコルプのために第一級のスプリント列車を作りたいですね。そのためにもいい選手たちがそろってます。トム・フィーレルス、ロイ・クルフェルス、クーン・デ・クルト、それにロジャー・クルーゲ、みんな重要な選手です。お手本はここ何年も飛び抜けた成果を上げたHTC ハイロードです。世界一のスプリント列車を作るのが大きな目標です。
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キッテルは瞬間的なスピードはグライペルやカヴェンディッシュより速いかもしれません。でも、デーゲンコルプのほうが魅力的ですね。来シーズン、この二人でかなりの勝ち星を挙げられるのではないでしょうか。その勝ち星を、土井選手やフレーリンガーも加えることができたらいいんだけどなぁ。
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