拙ブログでときどき書いたように、障害者自立支援法という天下の悪法の廃止が決まり、あらたに障害者基本法がつくられ、2013年にこの法律に移行するわけです。しかし、そのための準備段階で、障害者基本法の改正案の素案が発表されました。この素案は「障がい者制度改革推進会議」の意向を反映していないと、日弁連からも「きわめて憂慮すべき水準」と批判されているものです。以前書いたように、いわば「なーんちゃって法案」です。
「自立支援法違憲訴訟団が声明」へ「国連の障害者権利条約と障害者基本法改正案素案」へ● 障害者は、どこで誰と生活するかの選択の機会が確保される、なーんちゃって。
● 国、地方公共団体は、障害のある子供、保護者が地域社会で支援が受けられる必要な施策を講じなければならない、なーんちゃって。
● 障害を理由とする差別を防ぐため、社会的障壁をなくすために合理的な配慮をしなければならない、なーんちゃって。
これにたいして、障害者自立支援法訴訟の基本合意をきちんと反映し、国連の障害者権利条約をまっとうに批准できるような、まっとうな障害者総合福祉法を実現するために、次のようなフォーラムが開かれますので、お知らせします。
今年の秋は みんな一緒!10・28JDF大フォーラム 日比谷野音で開催障害者問題というのは、どうしても当事者以外の人にとっては無関心な問題です。わたしも障害児の父にならなかったら、ここまで真剣に考えなかったでしょう。ですが、考えてみれば見るほど、これこそが国の方向をきめるもの、国のあり方を決めるものだという気がしています。
「社会は強い者がより強くなるように、富める者がより富むように、力をかざす者がより強い力をかざすことができるように、そのようなことのためにあるのではありません。弱い人間を排除する社会は、私たちに必要な社会ではありません。弱い人間のためにこそ社会はあります。私たちは、そうでないときにはそうであるように社会を変えてゆかなければなりません。」(八尋 光秀)
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