今回のは、かなり地域限定的なことなので、後半はマスクしておきます。後半を読む場合は下の Read more...をクリックしてください。(あと、2011年9/15日朝に、けっこうあちこち加筆しましたので、関心があってその前に読んだ人は、よろしければ、もう一度読んでいただけるとありがたいです。)
今月号の雑誌「世界」にある佐藤栄佐久の「真の敵を見誤ってはいけない」という文章。
この佐藤栄佐久という人は自民党の参議院議員を務めた後、福島県知事に当選し18年もその地位にあった人だ。その後汚職容疑で逮捕されることになる。すでにこの人の本は結構ネットで有名になっているから知っている人もいると思う。ちなみにぼくは読んでない。どうもこの人の名前が漢字が違うが、完全に間違ってノーベル賞をもらってしまった人と同じなのでどうも敬遠していた 笑)
さて、先の「世界」の文章によると、まず東電から福島第一原発に使用済み燃料を
「一時的に」保管するためのプールとつくりたいと申し込まれ、国に確認を取ると、経産省の課長はグラフまで書いて説明してくれたのに、翌年策定された国の計画では
「一時的」かどうかは未定状態に変更になっていたという。
経産省に、約束はどうなったと問い合わせると、
説明してくれた課長はすでに異動していて約束は反故にされた。さらに国の意向に添わない発言をすれば
脅迫まがいのことまでされる。そして、汚職事件で逮捕。しかしこの汚職も地裁、高裁ともに有罪だが収賄額0円という訳のわからない話。現在上告中だそうだ。
これを読んで、「ある人」 (^_-)-☆ から聞いた話を思いだした。血圧が上がった。
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いまからもう12,3年前のこと。その「ある人」の住む市で、市立の障害乳幼児の通所療育施設が、都立公園の建設に伴い移転することになった。当初、役所の内部では移転先は廃園になる幼稚園の跡地が良いだろうと決まっていた。そこなら現在より1.5倍の敷地があり、「ある人」も含めて、関係者一同はある程度納得できた。しかし、その後障害福祉部の
部長が替わったとたんに、そんな話はなかったことにされた。
「ある人」を含め、利用者の親が新しい部長に談判に行くと、まずは
前任の部長からはそんな話は聞いていない と言い出す。バカ言うな、市議会でも議論されて議事録にも載っていると、インターネットで証拠まで出すと、こんどは入り口前の道路が狭く、消防自動車が入れないから
消防法をクリアできないと言い出す。いままで幼稚園があった場所がどうしてそうなるの?!いずれにせよ、入り口の前の空き地が
所有者不明なので、道路拡張できないからダメだと言いはる。そして、挙げ句の果てには民営化という
脅しをちらつかせてくる。
結局、最初に決まっていた幼稚園跡地の半分程度の敷地の場所に移転せざるを得なくなった。そして、所有者がわからないと言っていた空き地には、現在建て売り住宅が建っている。
部長は嘘をついてたわけだ。
なぜ嘘までついて、移転先を変更させたのかは、正直に言ってまったくわからないと、「ある人」は言う。自分の思い通りに動かせるという権力欲を満足させるためだとは思えないし、それによってなにかメリットがあったとも思えない。少なくとも今のところ、最初の移転先と目されていた幼稚園跡地は、障害者の作業所と相談所ができているが、現時点では売り払ったりもしていない。
考えてみるに、なにか、そういう方向へ
動き出すと、もう後戻りができないのが役所なんだね。きっと、ここよりあっちのほうが良いじゃないか、って部長が思いついたのか、それとも他の誰かが思いついたのかわからないけど。そして、それで舵を切ってしまったら、もう利用者や市民なんかの意見なんて聞く耳持たない。後戻りできないってことなんだろうなぁ。市議会にそれを押し返す力がないし、それどころか、どういう理由か、これもまたまったくわからなかったけど、これを応援する保守系や宗教系(?)会派の議員まで出てくる。単に革新系の前市長が決めたことだから反対した、としか思えない。だって、変更したってなんのメリットもないんだもの。しかし当事者に取っては敷地が半分以下だからね。結果的には最初にあった場所より1.5倍広いところへ行けると思っていたら、0.8倍の今より狭いところへ移転させられたわけ。
上に述べたように、最初の決定の時の市長は革新系で、元東大教授、さすがに非常に頭の良い人で、市民が要望を携えて、会ってくれと言うとまず会ってくれる人だったが、最終的にはなんでも自分で決めちゃう人だった。でも、最初の広い幼稚園跡地への移転を決めたのはその人だった。任期の最後に病気になってしまって、その後亡くなった。
その後を継いだのは自民会派の市議だった人で、地元の地主のボンボンで、まあ善人だったんだろうなぁ、市に9条の会ができたときに祝電を寄越したっけ。笑っちゃったよ。ただ、自分で決めるということがまったくできない人で、ある意味で役人の言いなりだった。
だから福祉課の部長が替わり、上記のようになぜだか未だに理解できないのだが、突然それまで決まっていた方針を転換したとき、市長にも直談判にいったが、市長は担当課と話を詰めてくれと繰り返すだけだった。(
ついでながら、今の市長は革新系会派の市議だった人だが、これがまたデタラメでね。やんなっちゃうよ。)
まあ、この事件ではいろんな目にあった。市議のなかにも、この事情に(というか、ほとんどの議題に)まったく無関心で、議会では一番前でいつでも(ホントにいつでもなんだよ、後ろから見ると船こいでるのわかるんだよ)寝てるくせに採決になると会派の言いなりに手を挙げるどうしようもない、ただ数合わせのためだけにいるオバさん議員とか、事情など何もわかってないくせに、お題目のように民営化すればすべてはうまくいくなんて言ってるギターを抱えたバカ市議もいた。後者はこの前の選挙で落ちたけど、とその「ある人」は話してくれた 笑)
結論、役人は嘘をつく。なぜなら、嘘をついても責任を問われないからだ。しかも、その嘘たるや、子供もしないようなその場限りの嘘。後でばれるのわかっているのに、そんな幼稚な嘘をつく。嘘をついても、後で部署が変われば知らぬ存ぜぬで通るからだ。
佐藤栄佐久みたいに国あいてでなくて、地方の人口10万程度の町でも同じ有様なんだよね。これってどうすればいいのかね?行政関連の法律をもっと役人に厳しくするとか、なにか少し考えないとダメなんだろうね。と「ある人」は思ったりもしている。。。
(2011,9/15,08:35 あちこち加筆しました)
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