東京の立川市で市長選挙があったらしい。3人の候補者については、ぼくはどこか特定の政党の支持者ではないし、さすがに自分の住んでいるところではないので、関心はない。ただ、やっぱり目を疑ったのは、投票率34%という数字だ。
なんなんだ?これは?
有権者は14万。当選者の得票数は3万2千!! 14人中3人がこの人って言ったら当選したわけ。しかもこのうち某政党の組織票もだいぶ混じっているだろうからね。(ちなみに、我が家のお隣の善良なおばあちゃんは熱心な信徒で、選挙前になるとかならず「アンコウさん、○○さんをよろしくね」と声をかけてくれる。「はい」とにこやかに答えるが、むろんその○○さんに投票したことは一度もない。)
しかしこの数字にはやっぱり唖然とする。
他人に対する無関心と人任せ。これが今の日本の姿なんだろうなぁ。原発の問題なんかもそのまま、ここにつながってくるんだよね。専門家まかせにしたぼくらにも責任があるんだよ。(ただ、もちろんみんな悪いでシャンシャンってわけにはいかないよ。一番悪いのは知ってて騙した専門家や関係者だ。これは忘れちゃダメだよ。)
数日前の朝日に新しい内閣の支持率は53%と大見出しになっていたけど、そのアンケートを受けた1000人ほどの人たちのうち、どの程度の人がしっかりとした意識を持って答えたのだろう?アンケートに「無関心だからどうでもいいです」という選択肢があったら、そしてプレッシャーを受ける電話での回答ではなかったら、間違いなく支持率は不支持と同じぐらい(今回不支持は18%だそうだ)で、「どうでもいい」が半数をはるかに超えると思う。
しかし、こういうのを見ると、過激なことをいっちゃえば、議会制民主主義って、それがホントに民主主義の理想の形ではないんじゃないのかって気すらしてくる。じゃあ、どうすればいいの?って、そりゃあ、わからんけどさ。ただ、立川のような数字を見ると、これはみんなで気がつかない振りして、民主主義ごっこをしてるんじゃないのか、って言いたくなるよ。特に地方行政なんてけっこう露骨にそこの住民の生活に跳ね返ることが多いはずなのに、この有様なんだからね。
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