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ニーアマンのツール日記(21)

2011.07.22.12:44


© L'Equipe Tour de France 100ans.

100年前のツールでガリビエ峠が初登場したときの様子です。写真に写っているのはこの年総合優勝したギュスターヴ・ガリグ-という選手。ギアは22X11をつけたけど、登れず自転車を押しているというようなキャプションがついてます。ちなみにガリビエを先頭で通過したのはエミール・ジョルジェという選手で、この選手だけが自転車を押さずにクリアしたそうです。

いや、しかし、ガリビエだけでなく、イゾアール峠の頂上手前のカッス・デセールト、月面世界のような異様な風景でした。昔からイゾアール峠というとあの奇岩のシーンがカメラポイントですね。コッピとボベのプレートが飾ってあるそうです。

というわけでニーアマンはどうしたでしょう?

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今日、ぼくは自転車に乗り始めて初めてタイムオーバーでゴールに到着してしまった! もちろんぼくが思うところでは、理由はぼくの足のせい、というよりは、タイムリミットのフザケんなよ、っていうような計算違いのせいだ。

たとえば昨日の、ピネローロへの今日より平らなステージでは43分まで遅れても大丈夫だったのに、今日は5000メートル以上登った上に2650メートルの頂上ゴールだったのに33分しか遅れちゃダメだったんだ。たぶんASOの誰だか知らないけど、学校で算数をきちんと勉強しなかったに違いない。

ぼくらグルペットは選手の半数以上の人数だったから、ぼくらをレースから失格にするわけにいかず、ポイント賞ポイントをそれぞれ20ポイントずつ罰として取り上げることになった。そういうわけで、ぼくはいまマイヨ・ヴェールのためのポイントがちょっとだけになってしまった。しかもそのちょっとだけというのが、なんとマイナスなんだ。でもポイント賞争いではまだ128番目だからね!

ラジオ・カンチェラーラのおかげで、最後の登りで、レースの前方で何が起きているか情報を得ることが出来た。アンディ・シュレックとマキシム・モンフォールのすばらしいチーム戦略とスーパーな成果におめでとうと言おう。

そんなに山が得意でない、いわゆる「逆シュレック兄弟」たちは、あしたもおそらくタイムリミットとの戦いに取り組むんだろうけど、本物のシュレック兄弟はラルプ・デュエズへ向かってマイヨ・ジョーヌを奪う一大攻勢をスタートさせるんだろうね。たぶんぼくはまたラジオ・カンチェラーラから情報を得ることになるね。
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結果を見ると、タイムオーバーしなかったのは79人、タイムオーバーが89人ですね。なぁんだ、みんなで遅れりゃ怖くないじゃん。

ニーアマン、マイヨ・ヴェールのポイントがマイナス20って、15人ぐらいいて、その中で一番良い成績なので128位。これってたぶんステージ順位の合計数で決めてるんでしょう。

ニーアマン、総合順位はなんだかんだ言っても71位。本人は総合なんてまったく気にしてないでしょうけど、真ん中より上位じゃん。

後記(2011,7/22,18:12)
表題付け忘れました。すいません。

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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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