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アカルサハホロビノスガタ

2011.06.01.15:02

太宰治に右大臣実朝というとても美しい、でも読みづらい小説がある。学生時代に二回読んだけど今ひとつ頭に入らなかった。だけど、「明るさはほろびのすがたであろうか、人も世も暗いうちはまだ滅びはしない」(いま手元に本がないので正確ではありません)という文句だけは覚えている。この小説はもちろん戦争の時代にかかっているんだろうけど、現代にだって通じる。いまの時代ってなにか、やけくそ気味に明るくない??なんとなく、このところ終末意識にとらわれている。かといってむろんそれが天罰だなんておもわないよ。

この世界は人間なしで始まり、おそらく人間なしで終わるって誰の文句だったか。。。ただ、この世の終わりってSFスペクタクルみたいに異星人が攻めてくるとか、彗星や小惑星が地球に激突するとか、核戦争が起こるとか、「結晶世界」みたいに、なにか原因不明の奇病が蔓延していくとか、時間が逆行していくとか、ようするに人類が一気に(短期間に)滅びるみたいな、そういうものではなくて、もっと静かに始まって、長い時間を掛けて静かに終わるんじゃないかっていう気がしている。そして、いまその滅んでいく世界をぼくらは目の当たりにしているのではないのか??

ちょっと鬱気味かなぁ。。。いや、大丈夫ですよ。自転車レース見ればまだ楽しいしね。

ただ、放射能にしてもそうだけど、若い人たちがどうしてもっと意思表示しないんだろうとおもうんだよね。前に書いたけど、ぼくも含めて老人は過去の幸せだった時を思って、それにしがみついて、いわば既得権を手放すまいとする。

これまでいけいけドンドンでやってきた老人たちにしてみれば、21世紀に入っての停滞ぶりに、こんなハズではない、もっとエネルギーをバンバン使って競争に勝たなければならない、若者がだらしないからダメなんだ、もっと国を(つまり自分たちを)敬い、国のために(つまり自分たちのために)死んでくれる若者を作らなくちゃダメだ、そんなふうに考えているんだよ。そしてそういう老人の声ってでかい。投票率も高い。国を治めているのも老人だ。政治家も裁判官も役人も財界人も、みんな爺さんだ(むろん若い人もいるだろうけど、老人という言葉はある意味比喩だよ)。若い人たちよ、老人の世迷い事に耳を傾けるな!と言いたい。放射能の影響がでるのが30年後なら、ぼくらの世代など無関係だ。関係があるのは若い人たちだよ!


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アンコウ(旧ヴァルデマール・シュトルンク)
Maderna さん、お久しぶりです。詳しいコメントをありがとうございました。

たしかにネトウヨと呼ばれるような若い人たちもいますが、わたしはあれはあまり気にしてません、というか、あのタイプの人の実数って実はすごく少ないんじゃないかと思っているんです。長くなっちゃうけど、地元のコミュニティ・フォーラムでも過激なことを書いて喜ぶとともに、あきらかにハンドルネームを換えて一人5役、10役やって、煽るような人がいました。文章の書きぶりから、あまり出来の良くない高校生か大学生だな、と思った者です。それにネトウヨの連中に理念や思想があるわけではないでしょう。むろんそれが怖いとも言えるのですが。

ただ、差別意識へ走るのは、やっぱりなにか鬱屈しているんでしょう。自分自身の現状になにか不満があり、その不満のはけ口を手っ取り早く差別的言動につなげてしまっているんでしょう。それに差別している人たちって、差別の対象を知らないんですよね。たぶん実際に在日の友人やクラスメート、あるいは話をすることのある程度でもいいけど、実際に知り合いがいて、なおかつ差別的な発言をしている人はほとんどいないんじゃないかなぁ。逆に中国のことを考えれば、反日デモはよく言われるように、現状に対する不満を行政指導で(笑)はき出すためにやっているようなもので、実際の中国人のうちどのぐらいのパーセンテージの人が参加しているかっていったら、やっぱり少数派でしょう。過激な少数派はどこにでもいるし、突出している分めだつけど、実際にはそうじゃない良識的な人のほうがおおいんじゃないかと。。。楽観的すぎるでしょうか??

若者対老人の図式は、あれは選挙の投票率から思ったことなんです。子育て世代も含め、若い人たちが自分の生活の中で何が必要で、日本がどういう国になって欲しいと思っているかを発進できる機会が選挙だと思うんだけど、その投票率が老人世代の半分にならないぐらいでしょう?おっしゃるように、わたしも(何度か書きましたが)現在の日本がナチス登場前夜のドイツに似ているという気はしています。

うーん、長くなりました。この件についてはまた、思いつくこともあるでしょうし、書き続けたいと思います。でも、本当にご意見をありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
2011.07.09 17:55
Maderna
お久し振りにコメントさせて頂きます。
私は、正直言って若い世代に期待する気にはなれません。ネットでの議論を見る限り、若い世代の人たちの間では保守思想とナショナリズムが広がっています。アジアの近隣諸国(彼らの言う「特定アジア」)と在日の韓国、朝鮮、中国人などを憎悪し、ファシズム的言動をする人物に熱狂する、ネットで見る限りは、それが若い世代の傾向にみえます。戦前のドイツで近隣諸国や国内のユダヤ人に対する憎悪を煽られ、ナチに熱狂した若者そっくりですね。
若い頃に左翼思想に影響されることの多かった上の世代に対する反発、反動もあるのでしょう。

原発についても同様に見えます。脱原発を主張しているのはやはり若い頃に左翼・左派思想の影響を受けた世代が中心で、若い世代では原発温存・推進派がやや優勢に見えます。地方が放射能に汚染されようと、自分達は電気に満ちた都会の快適な生活を手放すのは御免だ、といった感じでしょうかね…。
この調子で行くと、戦前のドイツで社民党政権からナチ政権に移ったように、日本も10年、20年後に民主主義の皮をかぶったファシズム政権が出来ていたとしても不思議ではないと感じています。まあ、ネットが全てではないし、これが私の杞憂にすぎなければよいのですが…

ただ、この記事でで書かれているような「老人=好戦的な保守派」「若者=進歩的な平和主義者」という図式は非常に残念ながら現在はあてはまらなくなっていると思わざるを得ません。
2011.07.08 23:33

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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