我が家のことを考えると、長女は全盲だし次女はダウン症でどちらも健常人のように迅速に行動することが苦手。今回のような災害があれば、どうなるかはもう目に見えている。仮に難を逃れたとしても、避難所生活でやっていけるだろうかと思うと絶望的である。特に長女の場合は尿崩症なので薬が切れると大量の水を飲みたがる。顧みて各地の避難所で難病や障害のある人たち子供たちはどうしているのだろうか。新聞やTVではほとんど触れないが、障害児の親としてはそれを考えるだけで胸がつぶれる思いがする。
拙ブログでリンクを張っている「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会」から届いたメールニュースには現地からの情報や各地の関係者の声が載っている。愛知の自閉症児のお母さんは、子供がパニック寸前になり、TVも地震のニュースは見せられないと言っている。それは我が家でも似ていて、ダウン症の優しい次女は地震のニュースを見ると怖いと言って泣く。
被災地の同じような障害の子供たちは、そしてその親たちは、健常の人々や子供たち以上に大変な避難生活を強いられている。
上記のメールニュースには、「「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク」のメーリングリストを全障研副委員長の池添素さんが紹介してくれている。お子さんをお持ちの方は是非読んでください。
「こんなときではありますが、子どもたちには、どうぞ遊びと笑いを大切にしてください。深刻な顔での大人同士の立ち話に子どもたちは耳を傾けています。深刻な映像を説明なく見せすぎないようにしてください。凄惨な映像を繰り返しみることで、子どもの恐怖が増します。被災の状況よりも、次におきたときにどうしたらいいかをあわてずゆっくりお話してください。(中略)
怖がる子どもは、どうぞ抱きかかえて、怖かったね、と気持ちを受けとめた上で、逃げる手順をゆっくりゆっくり話して大丈夫よ、と伝えて下さい。子どものゆれへの恐怖心が強くなれば、再び地震がきた際に、パニックになってあらわれます。いざというとき落ち着いて動けるように。恐ろしい映像でいたずらに脅かさないように。(中略)
安心して、たくさん、ぐっすり眠れるように。どんな時でも、子どもたちの中にある遊びたい気持ちを自粛させることはありません。こんなときだからこそ、安全に配慮しながらもしっかり遊ばせてください。そして大人の笑顔を見せてあげて欲しいと願います。」全文はこちら
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