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映画「蜘蛛巣城」

2024.02.07.11:14



昨日の昼間にNHKBSでやってました。いやぁ、画面も音声も聞き取りやすくなっていたけど、それでも三分の一は聞き取れなかったです 笑)この映画も三百人劇場の黒澤明の全貌と並木座で見てますが、2回とも、なにしろセリフが全く聞き取れなかったという記憶があります。特に妖婆(写真)のセリフは一言も聞き取れなかったと記憶してます。今回は三分の二は聞き取れました 笑)ただ、雰囲気がすごいんですよね。上記三百人劇場では、主だったものをほぼ全部見ましたが、そんな中でも個人的にはこの映画をかなり上位にランクづけしたものでした。

でもやっぱりすごいですね。能とか歌舞伎とか古典芸能の雰囲気、様式美を意識していて、霧の風景なんかは水墨画のイメージでしょうか? 思うのは、「乱」もそうだけど、シェークスピアの原作を実にうまく戦国時代の日本に取り込んでます。まあ、こんなこと当時からみんな言われていたことでしょうけど 苦笑)

今回見て、あっ、と思ったのは三船の旗印がムカデだったこと。それに対して千秋のほうはウサギ。あまりに露骨すぎるだろ! 黒澤明って親切すぎるんですよね 笑)「生きる」の伊藤雄之助も、私がメフィストフェーレスになりましょう、なんて説明しちゃってるし。。。苦笑)

黒沢って画面の中で人物をどう動かすかとかの様式美にこだわった人だと思うけど、「赤ひげ」以降はそれがあまりにわざとらしく感じられて、同時にやたらとベタベタのヒューマニズム、センチメンタリズムが鼻について、僕は「乱」以外はほぼどれも苦手です。だけど、この時代はそれがあまり気にならない。昨日見直しても、所作も動きも何度もリハーサルを繰り替えしてるんだろうと思わせましたが、晩年のものにくらべてあざとい感じがしませんでした。まあ、好みですけどね。


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comment

アンコウ
CYPRESSさん

承認遅れてすんまへん。気がつかなかった 笑) NHKの番組はもちろんみました。

黒澤って様式にこだわったんだよね。こっちが経つとあっちが座るとか、そう言う様式ね。バランスと言ってもいいのかな。そのこだわりが赤ひげ以降、どうもやりすぎ感が強くて鼻についてしまってね。この映画は主題と能のスタイルがとても上手く融合したと思う。
2024.02.16 11:33
CYPRESS
この怪しさ全開のばーさん、誰が演じたか知ってる?
おちょやん、浪花千栄子なんだぜ(笑)。
NHKの朝ドラのおかげで調べた(笑)。

この『蜘蛛巣城』も語り出すと止まらん(笑)。


ETV特集 黒澤明が描いた『能の美』
NHK Eテレ
2023年4月8日、午後11:00~午前0:00

を観たかな?
『乱』の撮影の中止中の1983年に黒澤明はドキュメンタリー『能の美』を撮り、
最近になって未編集のフィルムが発見され、それと黒澤明の映画の能を引用した演出について放送。
これは面白かった(^^♪。
『續姿三四郎』からもう能を引用してるとか。
原田美枝子と仲代達矢が能を使った演出の話もしてね。
『蜘蛛巣城』でも勿論ありまして、
例えば、浅茅が部屋から出て亡き城主の兜を取りに行き、持ってくる場面、あの衣擦れの音だけの場面。
あれも能の演出なんだそうだ。
アメリカの映画監督(女性、名前覚えられなかった(笑))なんか、
「怖くてね、この場面、ホラー映画かと思った」と言ってた。

黒澤明の映画を研究するには、能の勉強も必要であると十分な説得力のあるドキュメンタリーであった(^^♪。
じゃないと半分しか出来なさそう。

能と言えば小津安二郎の映画にも出て来るけど、あれは登場人物(笠智衆とか原節子)が見に行ってるだけだね。
2024.02.08 00:13

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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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