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ネルツのパリ~ニース日記5

2011.03.11.13:12

(rsn) ティレノ・アドリアティコではグライペルが落車して顔を打ってやめたみたいですね。チームTTの第1ステージ前にウォームアップ中、道路の穴に落ちたということで、チームTTには出走したけど第2ステージはパス。骨折の疑いなんてことも言ってるようです。なんかこれまでの所今年は駄目ですねぇ。そういえばカヴェンディッシュもダウン・アンダーで顔打ってましたっけ。

というわけで、やっぱり時間が空くとアクチュアルさに欠けるということで、大急ぎで5もアップです。昨日のレース。ま、こんな日もあらーなってことで。

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今日一日のことをどう書いたらよいものか。こんなふうにやってみようか。今日もまた、ぼくは自分の職業選択について真剣に悩んだ一日だった。

でもね、そういう日にだってすてきなことはあるんだよ。それは、こんなステージを耐え抜くことができたっていう絶対的な満足感だ。なぜぼくがまたスタートラインに立って、苦しい思いや痛いことをあえて受け入れるかって言えば、これが理由だ。

ステージそのものは、そうなって欲しいと思っていたんだけど、実際変化に乏しかった。だって193キロずっと目一杯だったんだもん。少なくとも、ぼく自身はそうだった。

速いペースの理由は、まずは適当な逃げグループができなかったことと、なにより、形成された先頭グループを捕まえなければならなかったからだ。納得いくグループは、長い間ばたばたした後、この日の二つ目の山でようやくできた。この時点でメイン集団は多く見積もれば、まだ3,40人いて、ぼくもうれしいことにまだそこにいたんだ。もちろん集団はいつまでもそんな小さいままじゃなかった。山岳賞のあとの短時間、みんなむちゃくちゃスピードを上げて、ほとんどすべての集団がまた一つになった。

でもぼくは相変わらず、山を第一集団で越えられたことに、小さいけどすてきな幸福感で浮き浮きしていた。ところが次の山を越えて、最後の山へ行く間は反吐が出そうだった。

気合い十分で20番手ぐらいで登りに入ったら、突然恐ろしい音がして、後輪が道路から外れたのが分かった。ぼくは側溝に向けてハンドルを切った。幸い落車はしなかったけど、側溝の所で足をついてたら、チョーやる気満々の選手が一人ぼくのディレーラーに突っ込んできて後輪に絡まったんだ。

このせいでぼくは先頭集団から切れてしまった。正直に言えば、ぼくにはもう先頭手段で走るだけの力はなかったんだけどね。やっぱりこうしたところで強い選手たちってホントに強すぎるし、一流って言うのはこういうことなんだね。アクシデントがなくても、あの状態はぼくには15分も持たなかったよ。こんな状況で、ぼくは明日からのステージのために力を温存しようって決めたんだ。だから今日まで総合トップだったトーマス・デ・ヘントのグループに混じってゴールした。

明日は27キロのTTで、これできっと総合優勝の行方も決まるんだろうね。いずれにしてもぼくはTTが好きだから、楽しみだよ。

また明日。

ドミニク
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うーん、ネルツ君、書きぶりがいいなぁ。といいつつ、所々よく分からない言い回しもあるんだけど。TTは去年のカタルニア一周だったかで4位になっていたけどねぇ。出走は順位順だとうしろから69番目。TVには写らないかな?

しかし、ひょっとしてここでブレイクしないかと気にしていたけど、まあ、まだ早すぎでした。でもね、まだ21歳、スプリンターならともかく、ステージレーサーとしては、こんな年齢で突然ブレイクするより、徐々に強くなっていって欲しいですね。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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