(rsn) ネルツ君、一応これまでの所、メインからの遅れなしですが、今日から山岳コースですから、クライマーとしての資質が問われることになりそうです。しかしパリ~ニース日記1が出た後、2日間音沙汰なしで、どうなってるんだろうと思ったら突然3つまとめてアップされました。
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今日は199キロの陽の出たあまり寒すぎないレースだった。それに加えて全コースが真っ平らだった。これだと、なんだ、すてきな休養日じゃないかと思う人もいるだろうね。とんでもない!すてきな風がぼくらのサイクリングを台無しにしたし、それどころか短期間だったけどぼくの人生をこの世の地獄にしてくれた。
何が起こったかって?100キロぐらいの所に補給地点があったんだけど、ウチのチームのひとりがサコッシュを受け取り損なったんだ。で、ぼくが無線で車の所まで呼ばれて、サコッシュを受け取って集団へ戻れって言われたわけ。サコッシュを首にかけて集団に戻ろうとしたとき、ちょうど右コーナーがあって、曲がったらとんでもない向かい風!
むろん集団はいくつかにバラけたけど、ほとんどの選手にとっては、もう一度まとまるのはたいした問題ではなかった。でもぼくだけは大問題だった。だって、ぼくはちょうどチームカーの集団から抜け出したところで、前のグループとのギャップを一人で埋めなければならず、しかも首からは、見た目が悪いだけじゃなく、走るのにも邪魔になる忌々しいサコッシュをぶら下げて!
なんとか4人のグループに追いついて、それから延々と視界に見えてる大集団を追っかける羽目になった。ようやく大集団に復帰できたんだけど、それまでに20キロもかかったんだ。しかもこの話にはすてきな落ちがある。ぼくがどうにか生き延びて、誇らしげにサコッシュを渡そうとしたら、くだんのチームメイトは、とっくに他の選手から必要なものを分けてもらったから、もうそんなものはいらないって言うんだよ。
ラストはいつものようにとても激しく、いくつかの落車と選手たちの怒鳴り声をやり過ごせた。
今日のぼくの成績は、ラストの冷や汗と精神集中のおかげで、それから上記の特別レースのおかげで、実際のレースでの運動量以上にカロリーの消費量は大きかっただろうね。
じゃ、また明日。
ドミニク
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しかし栗村氏の解説はいつ聞いても気持ちがいいし、実におもしろいですね。忍者が水面を走る要領というのには、大笑いしました。
ちょっと忙しいので3と4はまた後で。
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