最近のスポーツ界はどの競技でも選手たちがおとなしくなったという印象が強いです。インタビューとかみんな言いたい放題だった時代もあるし、野球なんかしょっちゅう審判に文句つけ、デッドボール喰らって乱闘なんてシーズンに何回もあったものでした。自転車でも、昔の記録なんか読んでると、46年のツールで最終日大逆転優勝したジャン・ロビックなんて、インタビューでも他の選手を名指しで罵倒したり馬鹿にしてたそうだし、もっと近くでも、86年のイノーとレモンのケースのようなことや、87年のジロのロッシュとヴィセンチーニのようなチーム内での批判し合う姿が見られなくなりました。最近は選手たちがみんな良い子になってる印象です。チームの統率力が強まったとも言えるのかも。
というわけで、ユンボの3人は文句も出ずに一番落ち着く結果になりました。しかし、セップン・クスが出てこなかったらどうしてたんでしょうね? ユンボの上層部としても、この結果を想定していたわけではないと思うんだけどね。
というわけで、最終日、いやぁ、最後はハラハラしましたね。40キロでケムナとデンツがアタックしてルイ・コスタと3人で逃げ出した時はすぐ捕まると思ったんですが、超強力エンジンたちが追いついてきましたからね。
エフェネプール、ガンナ、ケムナと独走力がある3人が引く中、何度もちぎれそうになって、ローテーションをカットしながら、ものすごい顔でくっついてきてたデンツには、ちょっと感情移入しました 笑)が、本人は力をセーブしようと思ったと言っています。だから最後スプリントできたのかもしれません。
デンツの話。「僕らの計画は、スプリント賞の後でケムナがちょっとしたカオスを演出することだった。彼は自分のブエルタに相応しいケジメをつけたかったんだろうね。後から強い連中が追いついてきた。僕は力を貯めたいと思ったんだ。だけどレンニは全力で走っていたね。最後はちょっと長く待ち過ぎた。でもグローヴスとガンナが相手じゃあ、なかなかスプリントでは勝てないね。でも観客には楽しめたんじゃない?僕自身は、15ステージだけが僕に合っていたので逃げに乗ったけど、結局僕にはちょっとキツすぎのコースだったかな。今日は楽しむことを優先した。チャンピオンたちの逃げ集団だったし、そこに加われて嬉しいよ。」
というわけで、ツヴィーホフのツィート日記最終日。またまた、最後が欠けてます。この後はアップされて気がつけば 苦笑)、その時に追加します。(9/19, 8:00 追加しました)
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Cyclingmagazine : 今日はどんな(最終)日だった?
ベン・ツヴィーホフ: かなり叙事詩的だった 笑)バスの中で、ニコとレニがあんなふうにアタックしたらおもしろくね?って計画を立てたんだ。正直、あんなに上手くいくなんて思っても見なかった。最後は本当にアゲアゲで、とにかく格好良かった。脱帽だよ。
C: 本当に大拍手だ。最後に短くコンパクトにいくよ。
1 このブエルタで一番素晴らしかったのはどの瞬間?
2 この後忘れられないことになる思い出は?
3 今回のブエルタは君の個人的なグランツールのランキングでは何番?
4 今最も楽しみにしているのは?
ツ: 1 レニのステージ優勝。
2 最終週のキツさ。
3 2番目だな。
4 ツアー・オブ・トルコ
C: ありがとう、ベン! レース日記とたくさんの見識に感謝だ。とってもためになったし楽しかったよ。
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結局ボーラとしてはヴラソフとアイデブルックスの総合7位と8位、ケムナのステージ優勝と2位、そしてデンツのステージ3位という結果になりました。もう一つぐらいどこかでステージ取りたかったというところですかね。
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