
政治家が嘘をついてもマスコミが全く無反応になってしまったのはいつからだろう? まあ、国会で嘘つき続けた安倍からだという人も多いと思う。でも、小泉が森友のときに安倍を称して、バレてる嘘をぬけぬけと、と言ったけど、いやいや、あんたがそれ言うか? と思った。
イラク派兵した時に、非戦闘地域への派兵だと言いながら、それはどこだと聞かれて、そんなの自分にわかるはずがないと開き直ったわけだ。驚いたことに、これを批判的に扱うマスコミはあまりなかったように記憶している。小泉語録とかいって笑っていた。そして、それが人気に繋がった。
安倍の源流はこのあたりにあると思う。ついでに言うと、不祥事・不始末が人気を高めた点で維新のさきがけともいえるかもしれない。
それから考えれば民主党政権の時に、鳩山は普天間を最低でも県外と言ったのが、官僚の嘘に騙されて実現できなかった時には、いさぎよく(かどうかは知らんが)やめた。だから、ある意味で鳩山は小泉や安倍よりはずっとまともな人間だったと言える。
ところで、三木さんのこのコラムでは「汚染水からトリチウム以外の大半の放射性物質を取り除いた水」とあるけど、これは政府の言っていることで、実際はここには大きな嘘がある。大半の放射性物質を取り除いたのではなく、測定していないのである。
以下、れいわ新選組の声明から引用する。
政府・東電はこれまで「トリチウム以外は基準値以下になるまで取り除いている」から「汚染水」ではないと主張してきた。
さらには「トリチウム水」なる名称まで作って「トリチウム」だけの問題であるかのように宣伝してきた。
「トリチウム以外取り除いたから汚染水ではない」という主張には大きな嘘がある。
最も重大な嘘はトリチウム「以外」ほぼ取り除いた、という主張。 トリチウム以外の放射性物質も完全には取り除けておらず、 そもそもどのくらいの量が含まれているのか
測定していない。
溶け落ちた核燃料に直接触れた「汚染水」は通常原発からのは排水とは全く異なる。
福島第一原発の汚染水には、当初の段階で210種類もの放射性物質が含まれていると想定される。多核種除去設備ALPSで減らすことができるのは62種類の放射性物質。
しかし海洋投棄直前に「基準値未満であること」を確認するため測定するのは30種類だけである。
それ以外の百数十種類の放射性物質は、 「どうせ少ししか含まれていない」との決めつけで、測定しないことになっている。
「トリチウム以外ほとんど取り除いた」は嘘で、「ほとんど測定していない」だけである。(
https://reiwa-shinsengumi.com/comment/18546/ なお、下線と太字はアンコウ)
中国が強硬に反対していると言って不快感を示している日本コクミンもいるようだけど、中国が言っていることに反論できる人はいないだろう。曰く、「もし原発汚染水が安全なら海洋放出の必要はなく、安全でないならなおさら放出すべきでない」
中国だって汚染水を流しているじゃないか、と論点すり替えしかできない人がたくさんいる。でも中国が流しているから日本も流していい、っておかしいだろう? 他の人がゴミを路上に捨ててるから、俺も、っておかしいだろう! 他の国のことではないんだよ。日本の問題なんだよ。
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