NHKBSで放送していたので、思わず録画して、朝の忙しい時に、冒頭10分ほどを見てしまった。多分映画館で3回見てる。一種、超人気カルト映画だから、3回ぐらい見ている人は日本中に山ほどいるだろう。ジャパンアズナンバーワンの時代に作られた映画だから、2019年のロサンゼルスは日本人がたくさんいて、有名な「二つで十分ですよ」の屋台のうどん屋の親父や、巨大スクリーンの強力わかもとのコマーシャルなど、ロサンゼルスは日本人に乗っ取られている 笑)本当の2019年が過ぎてしまった今から見ると笑うしかない。
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当時のアメリカ人の中には本当にアメリカが日本に乗っ取られると思っていた人たちもいたんだろうね 笑)ま、この監督はイギリス人だけど。でも、いまの北海道が某国に乗っ取られるぞって煽るホシュを自称する人たちも、この映画を見るべきだね 爆)
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だけど、冒頭のレプリカントの審査をするシーン、クーラーないんだよね 笑) 人類は高性能アンドロイド(レプリカント)を作り、空飛ぶ車を作り、別の惑星への移住も果たしていながら、ロサンゼルスの酸性雨も煤煙もそのまま。そして部屋の天井には大きな扇風機が回っている。いや、今の時代から当時の映画のへんなところをあげつらいたいわけではない。思ったのは、人間って上の方ばかり見てて、足元見てないから、こういう世界もありえるなってことだ。
地球からロケットに乗って100キロ以上上空、つまり宇宙へ行った人は世界中で500人以上いるんだそうだ。僕らはネットを開けば100億光年以上離れた銀河の姿を見ることができる。なのに、地上をみれば国をあげての殺し合いをしている。国民に殺し合いの覚悟を持てという権力者がいる。メルトダウンした原発を冷やすために出た汚染水を、どうしようもないので海に流すことにする。この先どういう影響が出るかもわからないのに。。。 そしてアメリカ政府は再び月に人類を送り込もうとするけど、餓死する人たちをなんとかしようとは考えない。
ある意味、資本主義って行きすぎるとこうなるんだろう。金儲けができるところにはどんどん金を注ぎ込むが、儲けにならないところは目を向けない。映画の世界も、現実も、国家が大企業(映画の中ではレプリカントを独占的に作っているタイレル社)のためにあれば当然の帰結。バランスが悪すぎるんだよ。
映画の世界では、続編で分かるように、この後大停電が起きて、世界はリセットされちゃうらしいけど、映画の中では原発はない。でも、今、原発だらけのこの世界がリセットされちゃったら人類は滅びるだろうね。
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