fc2ブログ
2024 02 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>> 2024 04

映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」(ネタバレなし)

2023.07.28.18:21

download-1_20230728181041c5b.jpg

暑い暑い新宿で先ほど観てきました。金曜日の12時半からの上映で、もっとガラガラかと思ったけど、20人ぐらい入ってましたかね。

原作のシュテファン・ツヴァイクの「チェスの話」はものすごく面白い小説です。だからこの映画、途中までは原作にない奥さんやゲシュタポの検事がでてきたり、友人が拷問で殺されたり、また特に隠しておいたチェスの本が見つかったりして、不満でした。

そもそも原作は最初、チェスの王者でありながら言葉すらまともに話せない無教養な男という魅力的な人物が出てきます。それが主人公かと思うと違っていて、チェスのコマに触るのは25年ぶりという男がそのチェスの王者と対等に戦い、その理由を「わたし」が聞くという結構になっています。

ウィーンの弁護士だった彼は、管財人として修道院の財産を管理していたんですが、それを奪おうとするゲシュタポの心理的拷問で、なにもない部屋に一人で閉じ込められて気が狂いそうになります。だけどチェスの本をうまく手に入れて、そこに出ていた150の歴史的な棋譜を丸暗記して、果ては自分を相手に頭の中でチェスをすることで名人級の腕になったわけですが、「チェス中毒」という狂気にも陥ってしまいます。

確かに原作はゲシュタポから逃れる経緯がちょっと都合良すぎるような気がしたし、最後のパニックはこういう終わり方にしてしまうのか、と思ったものでした。

だけど、映画では最後の方になると、この設定を崩して、ええっ?? と思うようなどんでん返し。原作の最後のパニックをこういうふうにしたのは、おおっ、と思いましたね。

最初は、原作が好きな小説だっただけに、あ〜あ、ちょっとやりすぎだろ、と思っていたんですが、見終わって、チェスの王者をあるものの象徴として描くところなんかは、なるほどなぁと思いました。でも、そこまででよかったと思うんだけどなぁ。。。最後の「カリガリ博士」を思わせるオチはどうなんでしょうねぇ 笑)


よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/tb.php/4707-6130e880

プロフィール

アンコウ

アンコウ
**********************
あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

カテゴリー

openclose

FC2カウンター

Amazon

月別アーカイブ

検索フォーム