
子供の頃、メンコという遊具があった。60代いじょうかなぁ、わかるのは。丸や四角の厚紙にいろんな絵が描かれていた。その厚紙のカードを地面に置いておいて、自分のメンコを地面に叩きつけ、風で置いてあったメンコが裏返ったら自分のものになった。裏返えらなければ、相手の順番になる。
メンコには色のついたいろんな絵が描かれていた。当時のことだから版権なんてない。下手っクソな哲人28号や鉄腕アトムが描かれていた。そんななかで僕が記憶に残っているのは原爆雲が描かれ「死の灰」という文字が描かれたやつや、骸骨の絵と「死の商人」という文字の書かれたのが、なんか記憶にある。なんとなく陰惨な、惨たらしいものを子供心に感じたんだろう。
僕の世代で、手塚治虫(に限らないけど)の漫画なんかを熱心に読んでいた子供なら、死の商人という言葉を普通の「教養」として、恥ずべきイメージとして、常識として感じていたと思う。どこかの人々を死なせることで自分のふところを潤すことは、恥ずべきことだと、当時の子供達は知っていた。
日本は死の商人の国家になろうとしている。武器開発をして、それを外国に売り金儲けしようとしている。
追記 2023,6/8, 21:50
ある人から言われました。石森章太郎のサイボーグ009は文字通り、悪役ブラックゴーストは死の商人で、サイボーグたちを兵器として開発したのでしたね。
死の商人=悪の権化。日本は、ほんの50年ほど前までなら子供達も大人たちもみんなの共通認識だった悪の権化である死の商人の国になろうとしているってわけです。
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