シーレ展は30年ぶりだとか。だけど、僕はその30年前のは(たぶん)見てないけど、本邦初の1979年の、池袋西武デパートの上の方にあった西武美術館であったほうのシーレ展は見ました。こちらは40年以上前だね。その時のパンフはだいぶヨレてます 笑)

前にもここで書きましたが、死体か!っていう色使いの肌の色や、ヌードの鉛筆デッサンなのに陰部だけ真っ赤にしてあったりで、目のやり場に困るし、第一印象は「痛ましい」って感じ。そう言えば今回は、その時ほど目のやり場に困るやつ 笑)はあまりなかったですね。ビミョーに見えてる自画像や、きわどく寝転ぶ女性の絵があったけど、やっぱり赤く塗ってる 笑)
その後、ジェーン・バーキンがヴァリー役で、シーレはマチュー・カリエールっていう無茶苦茶暗い顔した俳優の映画も2回見に行きました。最近ではシーレ役がちょっと美男すぎるだろっていう
「エゴン・シーレ、死と乙女」っていう映画も。これについてはここでも書きました。
まあ、シーレは気になるけど好きではない画家の筆頭だったんですが、今回はちょっといろいろ好きになりました。特に風景画、チェスキークルムロフを描いた子供の絵のような、なのになんかとんでもなく魅力的なこんな絵。

部分をアップにすると

こんなのも確かにすごいよねぇ。

他にも肖像画で写真撮りたいのはたくさんあったんだけど、写真OKはほんのわずかだったので 苦笑)
なんというか、風景も人もどこかポスターの絵のようなあざとい強調と省略を見せつつ、なかなか真似できない色使いで、もっと長生きしていたらどんな画風になったんだろうと思わせます。まあ、ナチスの時代まで生きてたら退廃芸術扱いだっただろうけど。実際は当時はもう忘れられた夭折画家だったからセーフだったみたいですが。。。
ただ、どうしても一言! ドイツ語圏なのに「レオポル
ド」美術館とか「
ワリ」ってなんだよ? それなのにブラウエンシュタイナーという画家の名前は「レオポル
ト」だったり、「
ヴォトルバ」という人名もでてたけど 笑) 絵の横の説明も英語の題名だけで、壁に飾られたシーレの手紙などの文言も英語ってのには、ちょっと。。。展示品にはいろんな分離派のポスターが展示されていたけど、そのなかの文字もそのうち英語に書き換えられるんとちゃう? 苦笑)
それはともかく、カタログはパスして、変なものを買ってしまいました 笑)

1000ピースのジグソーパズルは老後の楽しみかな? トートバックはちょっと暗めだけど、使い勝手良さげなので。
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