毎日プロ野球ニュースを楽しみにしていた時期がある。佐々木信也が司会で、関根潤三とか豊田泰光なんかが解説していた。あの頃はみんな選手が個性的で、投球フォームやバッティングフォームを真似すれば、野球好きはみんな即座に誰の真似かを当てることができた。
去年の暮れに亡くなった村田兆治も、そして昨日亡くなった門田博光もフォームも個性的だったし、インタビューもこだわりの強い偏屈な職人風だった。
自転車もそうだけど、昔の選手のフォームはそれぞれ個性的で、残っている映像でもバーモンテスなんて買い物自転車に乗ってるような突っ立ったフォームだったし、コッピはお尻を後ろに引いて平べったいフォームに対して、バルタリは体を起こした前乗りフォームだった。フォームが個性的なのは結構最近までそうで、1980年台のフランスの自転車雑誌ミロワールには毎回シルエットクイズが載っていた。僕がロードに乗り始めた頃の選手たちだって、シャーリー・モテなんて背中が一直線だったり、ショーン・ケリーは突っ立ち気味のフォームだったりした。
たぶん科学的トレーニングなんてのが喧伝されるようになって、野球にしても自転車にしても、あまり極端なフォームは無くなってしまったんだろうね。門田も一本足打法だったけど、元祖の王の一本足とは違ってたし、何よりフォロースルーが格好良かった。ついこの前のような気がするけど、これはまあ何十年も生きてきた老人であればこその感覚なんだろうね。昭和は遠くなりにけり。 合掌
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