一昨日、昔のホビーレースチームの忘年会があったんだけど、そこでも話題になったのが統一教会。このメンバー、普段は政治的な話など全くしないんですが、さすがに誰にとっても衝撃的だったようでした。
ほんの半年前だったら、統一教会が自民党政治に食い込んでいて選挙の時にボランティアをやったり、信者が秘書になって、議員たちに憲法改正をやらせようとしたり、個人より家族の大切さ(=個人より国家)を主張させたり、LGBTQの権利を抑えさせようとしたり、同性婚や選択的夫婦別姓に反対させているって誰かが言ったら、僕だって「うがちすぎ」って言って苦笑いしただろう。東日本大震災はアメリカの地震兵器によるものだとか、アポロ11号は月に入ってないとか、安倍射殺は山上容疑者が犯人ではないというレベルの陰謀論だと笑ったはず。
だから安倍射殺後のさまざまな情報、元信者の証言や二世の苦しみを聞くにつけ、なにか足元の土台が崩れたような気分になったことは、ここにも何度も書いた。
僕の世代だと、1970年代末からの強引な勧誘や霊感商法、壺を売ったり合同結婚式をしたり、という不気味さはみんな知っているが、21世紀に入ってとんと聞かなくなったのも、自民党との協力関係により、守ってもらっていただけで、やってることは以前とあまり変わっていなかったのもわかってきた。
いや、政治家たちは、宗教活動に賛成したのではない、反共という思想に賛成したのだというのかもしれないが、1990年ごろの冷戦終結後、ソ連崩壊後、共産主義国家なんかどこにもないだろう。北朝鮮があるじゃないか、というかもしれないが、その北朝鮮と、反共思想をもつ統一教会はツーカーだったんだからね。資金提供しているんだからね。反共なんてお題目、嘘だとわかっていてのアリバイにすぎない。
統一教会の霊感商法の典型的な手口は、あなたの先祖がその悪行によって地獄で苦しんでいると「不安を煽り」、あなたにはその先祖を献金によって、あるいは高額な壺を買うことによって救う「義務」があるというものだ。
今の日本の政治も似てない?? 中国がぁ、北朝鮮がぁ、と「不安を煽り」、献金(=増税)をする「義務」があると称するやり方って、そのまま統一教会のやり方だよ。
そもそも中国との危機を煽りながら、その一番の原因は石原が尖閣の棚上げ論をぶち壊したせいだ。少し前に平和外交しか日本の道はない、と書いたら、日本が平和外交したくたって、話をしようとしない相手とどうするんだ? という反論を受けたけど、いやいや、話をしようとしないのはどっちだ? 北朝鮮だって安倍のときに拉致被害者を返す打診をしたら、日本政府が蹴ったんだよ。
まあ、いずれにしても、安倍の時代から日本政府のやり方は、統一教会に学んでいるんだろうと思えてしょうがない。統一教会の先祖が地獄で苦しんでいるから献金しろって、こういう手口を考えだした奴(ら)って、絶対自分では「地獄」の存在なんか信じてない。同様に自民党政府の連中も本気で戦争になるなんて信じてないんだろう。
だけど、本当に地獄があったら、いの一番に落ちるのは詐欺師の奴らだ。しかし戦争の方は、本当に戦争になったら被害を受けるのは僕ら日本人すべてだ。
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