エマヌエル・ブーフマン、19年にはツール総合4位、最後の山岳コースが水浸しになって途中で終わっていなかったら表彰台もあったかも知れなかったのに、その後はもう若手が次々出てきて、もはやツールでの上位は期待薄かもしれません。今年はジロ・ディ・イタリア以外、この人の名前を聞かなかったという印象です。
「ここ2年と同様、またしても全く不満な一年でした。そもそもがまるでうまくいかない一年でした。最後はもう散々でした。これでもう3年、全くうまくいかない年が続いています。最初の2年は落車のせいで、今シーズンは病気のせいです。それで僕はかなり長めのシーズンオフを取りました。5週間トレーニングをしませんでした。これにより、うまく回復して新しいシーズンを迎えたいと思っています。
確かに総合7位になったジロは、それほど悪くないように見えます。でも自分のパフォーマンスはあまり良くありませんでした。最後の週はただただ苦しかったし、【総合優勝した】ジャイ【ヒンドレイ】のアシストをしようとしていた。チームがジロを勝ったというのはもちろん素晴らしい経験でした。でも僕自身はどうだったでしょう? 自分が目指したものと、実際にできたことを見比べれば、全く力が欠けていました。
バスク一周の後1週間休んでしまい、ジロに向けて最高の状態ではなかった。少なくとも願っていたような状態ではありませんでした。そもそも去年のオリンピックの後のコロナ感染の影響で、今シーズンの出だしがあまり調子が良くありませんでした。普段ならトレーニングを重ねれば調子が上がっていくのですが、今年はそれがあまり思ったようにはいかなかったんです。
ジロの前になってやっと体調的に良くなってきました。希望が持てる状態になったということです。そしてスタートは本当に悪くなかった。考えていたよりずっと良かったと言えます。【ジロの初日TTは点灯しながらトップから56秒差で済ませた】 だからジロが進むとともに調子がもっと良くなっていくだろうと思っていました。しかし最後の週はむしろ調子は落ちてしまいました。ベースになるものが欠けていたんです。
その後、ブエルタに出場予定でしたが、尿道感染症でブエルタ出場をキャンセルせざるを得ませんでした。代わりに出たツール・ド・ドイツではボーラのエースとして出場したのに16位。残念な結果でした。ブエルタに出ていたとしても、結果はあまり期待できなかったことでしょう。そのあとはまた風邪です。シーズン終盤には帯状疱疹になりました。本当に次から次と不運は続きますね。
来シーズンは僕にとってハイライトは、おそらくツールになるでしょう。コースを見るとTTは1回だけだし、僕向きのようです。是非とも参加したいですね。ただ、このひどい3年間で【19年のツール総合4位の実績があっても】もうあまり偉そうなことは言えません。ジャイはジロの優勝者だし、ツールのコースは彼にも合っている。でも、ツールに向けて調子を整え、最高の状態でスタートラインに立てることが目標になるでしょう。」
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