土井選手も出ていた(リザルトをざっと見ただけで見逃してました)マジョルカ・チャレンジの第2戦は噂されていたストライキもなくスタートした模様です。現在レース中みたい。
ストライキの理由はUCIが今年からワールドツアーレース以外で無線の使用を禁止したことに対する抗議とのこと。たしかに無線がなかった頃には、たとえば1955年の世界戦なんかはフレスカティの奇跡なんて言われていて、残り数周で9分差があった後続集団から一人で抜け出したスタン・オケルス

という選手が、先行する優勝候補たちの小集団に追いつき、追い抜いて優勝するなんていうことがあって、こんなの無線があったら絶対あり得ないですね。
そんなに昔でなくても、2000年頃のブエルタでも、後続集団から一人でアタックしたヴィノクロフ

が、逃げていた二人にゴール数百メートル手前で追いつくなんて言う劇的な勝ち方をしていました。個人的にはあのレースはむちゃくちゃ感動しましたけどね。でも、あんなのも無線があったら絶対に不可能でしょうからね。
rsn の無線禁止についてどう思うかというアンケートでも、現在60%近くが良いと思うと投票してますね。ちなみに悪いと思うは38%程度。もっとも投票数はまだ207ですけど。
ただなぁ。。。たしかに無線がなかった頃の方が劇的なレースが多かったでしょうし、特にツールなんかでは近年平地の逃げはまず間違いなくゴール手前数キロぐらいで捕まるようになっちゃったしね。ある意味であまりにお約束でつまらないとも言えます。でも、一度無線を導入しちゃった以上、今更禁止にすることが良いことなのかどうなのか。難しいところですね。
個人的には集団スプリントにしても、あんまりきれいに列車を作って発車なんていうのより、昔のように1キロを切ったあたりからロングスプリントを狙うネイダム

やマリー

のような選手がアタックしたり、それが失敗に終わってぐちゃぐちゃのスプリントになったりするのがもう一度みたいと思うレトロ趣味なオヤジですから、当然無線にも反対したいところではありますが。。。
----追記 2011,02,08,8:15
第2戦、ファーラーの連勝ですね。強い。第1戦でシマノのキッテルが勝てず、今回は、ああ、デーゲンコルプが2位じゃないですかぁ。。。
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