いや、すごい霧でした。1999年のブエルタのアングリルゴールを思い出しましたが、ゴール地点はあれ以上でしたね。あの時と同じように、ゴール直前でエフェネプールがひっくり返すんじゃないかと思ったんですが、何も見えませんでした 笑)
しかし、エフェネプールが強かったですねぇ。この人
ジュニアの時から先頭交代なんて要求しないで、もうただ一人黙々とワシワシ踏んで、後ろがつけなくなるというなんか別次元の強さをみせていました。昔のメルクスの記録映像なんかには、メルクスがスピード上げると後ろがどんどんちぎれていなくなるというシーンを見ることができますが、なるほど、メルクスの再来といわれるわけだ。
普通はアタックして一気にライバルたちを引き離し、あとはイーブンペースで逃げ続けるもんなんだけどね。僕にとって忘れられないのは、1980年台のデルガドでしょうか。上りで一瞬後ろに5メートルぐらい下がって、あれ?デルガドが遅れた? と思った瞬間に後ろから加速をつけてアタック、ライバルたちの横をすり抜けるときにはトップスピードになっていて、他の選手たちの反応が遅れる、というシーンをずいぶん見ました。ああ、登りのアタックってこういうものなんだと思ったものでしたが。。。
結局エフェネプールの場合、昨日ぐらいの上り勾配だと十分グランツール優勝できるぐらいの強さを発揮するんだけど、激坂が弱いんでしょうね。自転車を長時間速く走らせる能力は飛び抜けてるという印象です。
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Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジョン・デーゲンコルプ: とうとうまた雨だよ。
C: 天気が変わると肉体的にはどの程度差が出るの? また気温の差はレースではどれぐらい重要なのかな?
デ: おそらく最後の5キロを別にすれば、気温はずっとかなり高かったと思う。むしろ雨だよ。乗り方を雨用にシフトしなけりゃならないからね。今日はみんながみんなうまくいったとは言えなかったね。なんども滑って落車する音を聞いたし、誰も深刻なダメージを受けなかったことを願うよ。
C: 下りについてはどう感じた? 今日はいくつかの箇所では非常に危険だったんじゃない?
デ: うん、最後の下りは本当にテクニカルで難しかったね。全神経を集中させなければならなかったよ、それは後方のグルペットの中にいてもそうだったね。
C: ありがとう、ジョン。うまく回復してね。また明日。
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ボーラの方はジョーカー役のイギータが最後ちょっと遅れたようですが、ヒンドレイとケルデルマンは有力選手たちの集団で同タイムゴール。
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