本屋で見て、おお! と思って買ってしまいました。

まだパラパラ見ただけだけど、内田樹が書いている記事がわかりやすい。以下「」内は記事からの引用です。
「日本に帝国時代の植民地支配の生産を迫り、そのために霊感商法や献金によって日本人信者から得た資金を韓国に還流する」統一教会が、日本の右翼と一緒になって、世界的な極左運動に対抗する極右運動として国際勝共連合を作った。それは当時の事情を見れば「理路」はわかる。「わからないのは、その連携がソ連の崩壊と国際共産主義運動の壊滅以後もずるずると続いた理由である。」
つまり「この連携にはたいへんな『うまみ』があった。だから『敵』をそのつど適宜入れ替えながら、『邪悪なるものと戦う』というストーリーパタンだけは維持した。多分そういうことだろうと思う。」
数年前に自民党の、案の定統一教会とズブズブの杉田水脈というレイシスト議員が学童保育やLGBTQ、選択的夫婦別姓をコミンテルン 笑)の策謀だと言ったことがあった。要するに極左に対抗するために立ち上げられた極右組織は、敵がいなくなってしまったので暴走しているわけだ。無理やり敵を作り出している。
1970年ごろの世界的な極左の時代と比べたら、とても左翼とは言い難い現在のリベラル(現在の日本共産党だってあの時代の左翼運動から見たら、生ぬるいどころか、日和(ひよ)っているといえるだろう)を仮想敵にして、「定義のはなはだ曖昧な(彼らが気に入らない全ての人に貼り付け可能な)『反日』」というレッテル貼りをしている。
拙ブログを始めて以来(最近はネトウヨコメントにまともに答えるのはただの時間の無駄だとわかったので速攻で消しているが)何度もネトウヨに絡まれた。FBでもそうだけど、彼らの論法で共通しているのが、こちらが言ってもいないことを言ったことにする、つまりストローマンとか藁人形論法というのを頻繁に使ってくることだった。いや、ネトウヨと限定する必要はないだろう。
自称「保守」の連中はほとんどがこの論法でくる。これは以前にも書いたけど、彼らは自分達で憎むべき敵を作り上げて、それをあちこちで拡散する。そんな敵は本当はいないのに。そしていないことを承知で拡散するのである。こうして空気中をそうした嘘が漂う。安倍的空気だ。安倍的世間、安倍的社会、嘘を拡散し、嘘だとバレても訂正はしない。そのまま放っておく。維新なんていう政党がこれだけ勢力を伸ばしたのも、この安倍的空気のせいだろうと思っている。
FBで Fukiage さんが書いていたが、現在の投票率だと、自公政権はまともな有権者によって選ばれたのではなく、カルトの組織票で選ばれたのだと言っても、あながち誇張じゃないだろう。この10年で、たった10年で、日本はこんな国になってしまったのだね。
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