やっぱり、ケムナの前待ち作戦だったようですね。
ケムナの話。「信じられない。今日は全てがパーフェクトだった。逃げグループに乗って、ゴール前3.5キロで待つ作戦だったんだ。それから僕はジャイのためにもう一度思い切り引いて、全力を出した。そしてカラパスを千切って、ジャイはかなり大きなタイムを稼げた。カラパスが遅れたのは、ちょっとびっくりしたけど、もちろん嬉しかったよ。僕らにとっては夢のようなシナリオだった。ゴールした後すぐにジャイのところに行って祝福したけど、彼は完全に限界まで追い込んでいたから、それに全く反応できなかったね。何が起きたかを理解するためには、もう少し時間が必要だったんだろうね。」
ヒンドレイの話。「僕たちはこの3週間をじっと我慢していた。今日はパーフェクトだったよ。レンニーが逃げグループに乗って、降りてきてくれたけど、完璧なタイミングだったよ。彼は僕のために信じられないパワーを出してくれて、カラパスが遅れたと聞いたとき、自分の中に残っていた力を全て出したんだ。叙事詩的なステージだったよ。1分25秒が、明日のTTのために十分かはわからないけど、全力を尽くしたい。」
というわけで、ベン・ツヴィーホフのレース日記です。
*20ステージ
Cyclingmagazine : 今日はどんな一日だった?
ベン・ツヴィーホフ: 今日は言葉が出ないよ。この日をきちんと表現できる言葉なんかないよ。僕らはこの瞬間のために、このローザジャージのために3週間働き続けたんだ。僕ら全員が全力を出したんだ。本当に誇らしいよ。そしてジャイ、これ以上それにふさわしい奴はいない!
C: 君は無線を通じて情報を得ていたの? それともどこかでスクリーンでも見ていたの? 情報を聞いた時、鳥肌が立ったかい?ステージ中に、彼が本当にマリアローザを手に入れられるかをどんどん確信していったのかい?。。。まだまだ聞きたいことは50ぐらいあるよ 笑)
ツ: レンニーが逃げに乗ったことで、僕らはパーフェクトなポジションを得られたんだ。ステージ中に、何かが起こるかもしれないぞ、と感じてたよ。バーレーンがレースをハードなものにしたことも、僕らにとっては有利に働いたね。無線を通じて逐一ライブで聞いていた。鳥肌が立ったよ。
C: フェダイアは今はもうお気に入りの山だろ? チームリーダーとしてのジャイを簡単に表現するとしたら? どこがすごいの?
ツ: フェダイアはいずれにしてもスーパーマウンテンだった。ファンがクレージーだった。ジャイはとても好感が持てる奴で、なによりしっかりした人間だよ。彼ほどマリアローザにふさわしい奴はプロトンにはいないね。
C: ありがとう、ベン。TT がうまくいくことを祈ってるよ。また明日。
*
前待ちアシストを最初にやって有名になったのは1950年台中盤のルイゾン・ボベだと言われてますが、昨日は実にうまくいきました。序盤にケムナが逃げグループにいたことで、ボーラとしては追走集団内で力を温存できたわけだし、チームの戦略として素晴らしかったですね。むろんヒンドレイの足がなければ、戦略もへったくれもないんだけど。
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