昨日と同じで、ロットが二人いたのが勝因ですね。最後ハルム・ファンハウケが先頭固定で牽制させませんでした。各チーム一人づつの逃げだったら、間違いなく牽制が入って逃げきれず、後ろから追いつかれたことでしょう。ゴールラインでトーマス・デ・ヘントが後ろのファンハウケに感謝の手を上げてましたね。
だけど、40キロ以上のところでスルスルと逃げが決まっちゃいました。みんながMVDPに注目していて、特にギルマイなんかマティウ以外見てない雰囲気でした。おかげでマチューが動かないとどんどん離れていってしまったという感じでしたね。しかし最後の最後にマティウとギルマイに単独で追いついたマルロ・シュミートもすごかった。
しかし、最後の下りのえげつないこと。あんなくだり走りたくないです。
というわけで、元マウンテンライダーのベン・ツヴィーホフのレース日記です
*第8ステージ
Cyclingmagazine : 今日はどうだった?
ベン・ツヴィーホフ: ストレスはあったけど、全体としてはスーパークールな一日だったよ。ナポリで25度、太陽とたくさんのファン、加えて変化に富んだ周回コースだよ。レースはあっという間に終わった感じだよ。
C: 君たちはまた終始一貫して前方を走ってたね。本気で注意が必要なほどトリッキーなコースだったの?
ツ: うん、それは間違いなかった。ああいうコースでは前を走るほど力が温存できるんだよ! ガンピー【パトリック・ガンパー】が今日はものすごく調子が良くて、僕らのキャプテンたちを後ろのカオスから守ってくれていたんだ。
C: ちょっと説明してよ。こういうコースでの「カオスと余計なエネルギー消費」はアコーデオン効果【集団が伸び縮みすること】からおきるのかな? それから、ガンピーの後ろについていけることで、どのぐらいその効果があるものなんだろう?
ツ: 効果はとても大きい。前でサーフィンする一方で、後ろではアコーデオン効果で常に500ワットぐらいのインターバルやってるんだから。長い目で見ればボディーブローのように効いてくる。その差は明日になれば出てくる。
C: 明日は最初のホントにホントに厳しい山岳ステージが待ってるね。君たちのエースたちが試されることになる。特別な雰囲気が感じられるのかな? ひょっとして空気中に何かピリピリしたものがあったりする? それとも今のところはなにも感じられない?
ツ: 緊張という言葉は違うな。みんなが精一杯集中していて、それがわかるんだ。明日は、結局のところ調子が良いか悪いか、それだけが問題の日になる。どんな小さなことにも注意していて、チームでみんなが「集中」しているという感じだ。
C: 良い結果を祈ってるよ。ダイヤモンドみたいな足だといいね。ありがとう、うまく回復してね。また明日。
*
今日の山頂ゴールはブロックハウスです。なんでこんなところにドイツ語の山があるんでしょうかね。かつてオーストリア領だったドロミテならわかるんだけど。 Blockhaus はドイツ語の「丸太小屋」の意味です。一度登って、途中のパッソ・ランキアノで降って、もう一度最初から登るという無茶苦茶な山岳ステージ。ただ、本来ブロックハウスは標高2000メートルを超えているのに、今回は1665メートルとありますから、ブロックハウスを登り切るのではなく、途中でゴールのようです。ラスト80キロは目が離せないですね、きっと。
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