2月17日のれいわ新選組山本太郎不定例記者会見で、NHKの記者が憲法のことを質問した(上のYouTube で18分ぐらいから)。それに対する山本太郎の回答(19分30秒ごろから)がすごかった。
NHKの記者は憲法改正の議論を前提に、①自衛隊、②夫婦別姓、③外国人参政権、④環境権の四点について、【NHKのウェブサイトで各党の考え方をアップするために】山本太郎に質問した。
見ていて、なんか変な違和感を感じたんだけど、さすがは山本太郎!! その違和感のありかを的確に指摘してくれた。
「私から言えば、申し訳ないけど、NHKがこの憲法改正という空気、それを醸成するために力使うなよっていう話なんです。優勢順位わかってますか?ってことなんですよ。人死んでるんですよ。そして経済状況も行き詰まってるんですよ。
ここに対してどうして自民党の党是だっていわれる憲法改正、しかも選挙の時に行われるような、どういうイシューで政党を選びますかっていう調査においても、ほとんど数%程度しか、憲法改正を軸に、自分は政党を選ぶっていう人たちがいないっていうのに、どうしてそれを特集組んで、憲法改正が進んでいくような、憲法改正に乗っかるような空気を醸成するんですか? 優先順位おかしいでしょう?」
この先の上記4つの質問に対する的確な回答(③には答えてないけど)もすごいけど、こんな個別な質問で目をくらまされてはならない、本当の目的はこんな4つの瑣末な問題ではなく、国会の機能停止を目論む緊急事態条項であるとの指摘は、山本太郎が街宣でもずっと言ってきたことだ。
*
当時世界一民主的と言われたドイツのワイマール憲法のもとで、なぜヒトラーのような独裁者の存在が可能になったかといえば、「大統領緊急令」という緊急事態条項に近いものがあったからだ。
ヒトラーが1933年首相になった時の直前の選挙でのナチスの得票率は約33%。これを考えると、それから1ヶ月後に大統領緊急令を発動させて、国会で第3党だった共産党の議員を拘束・排除し、ヒトラーに権力を一任する全権委任法(=独裁可能法)を制定し、2ヶ月後には独裁が完成したってのは恐ろしいことだ。支持率1/3でも緊急事態条項があれば独裁ができたってことだからね。
これはもし仮に、その前の選挙でヒトラーではなくドイツ共産党が勝っていたら(支持率は約17%)、当時のドイツ共産党責任者はエルンスト・テールマンというスターリンべったりの人だったからね。彼がヒトラーのようなことをしていれば、ナチスの代わりにソ連ベッタリの共産主義独裁政権が誕生したかもしれない、と考えればネトウヨ連中だって、この法案の危なさに気がつくだろうね 笑)
*
山本太郎は上の4つの個別の問題はダミーで、本丸は独裁を可能にする緊急事態条項だと喝破する。そしてダメ押し。
「いろんな優先順位を考えたときに、憲法改正ってことに対して、どうしてそこにその空気を醸成する、憲法改正必要だっていう空気を作りだすようなことに加担するんですか?NHK自身が?(。。。)今脅かされているのは憲法に書かれてあるようなことが一切守られていない状況なんだってことです。生存権、憲法25条さえも反故にされているじゃない、数十年にわたって。」
そして最後にこう言う。
「今ある法律、または法改正で十分に対応できることを、憲法改正が必要と嘯く者たちこそ、真の反社会的勢力である。騙されてはならない。」
拙ブログでも最初の頃から何度も書いてきたことだけど、憲法改正必要かというアンケートがよくある。しかし、この手のアンケートにはまず最初に、あなたは憲法を読んだことがありますか? 憲法についてどの程度知っていますか? 憲法ってなんのためあるのかわかりますか? この程度の質問を置かなければ、改正についての質問なんて無意味だろう。
突然、食ったこともないケーキ屋のアンケートで、今度当店のチーズケーキにお客様のニーズにお答えしてブルーチーズを混ぜたいと思います。あなたは賛成ですか? ご意見お聞かせください。と言われたら、普通の人なら、知るか!って怒ると思う。
追記:2/19, 12:40 特にヒトラーのところ加筆しました。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
trackbackURL:http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/tb.php/4226-f77bd651