去年は途中から肉体的精神的に不調に陥ったケムナ。去年10月のマウンテンのステージレースに参加して、これで復調するかと心配していたんですが、マヨルカチャレンジに名前がなかったので、どうしているかと思ったら、既に始まっているサウジツールに参加していますね。8ヶ月ぶりのロードレースです。
第1ステージでは70人の大集団スプリントになったようですが、その集団でゴールして29位。順位から見ると、このステージで2位になったマルティン・ラースのアシストを、新加入したダニー・ファン・ポッペルと一緒にしたと思われますね。しかし、最後に砂利道の登りがあってかなりバラけた第2ステージは1分33秒遅れの集団で44位ゴールでした。第3ステージは集団ゴールスプリントでフルーネヴェーヘンが勝ったようですが、結果未詳 笑)
スタート前のケムナのインタビューが rsn にありましたので、ご紹介。
「今シーズンは完全にノーマルな計画で、目標も普通に設定しています。すべては再び通常通りになっています。去年のことについて言えば、要するにそんな気分じゃなかったってことです。自転車に乗ってレースをしたいという気持ちが全く感じられなくなってしまいました。その理由はいろいろありました。
その原因を一つだけに絞ることはできません。いろんなことがあったんです。でももうあまりもう考えずに今シーズンに集中していきたいと思ってます。
サウジで今シーズンをスタートして、2月に1つか2つのレースを走り、4月5月にピークに持って行きたい。【ドイツでは再びツールでの活躍が期待されているが】ツールでの活躍はポテンシャルはあると思うけど、総合狙いでもステージ狙いでも、どの程度の可能性かと言われれば、まだ答えようがない。グラン・ツールを狙うような選手になるためにはまだまだやるべきことがたくさんあります。クレイジーなぐらいトレーニングを積んで、なによりとても長期的に集中力を持続させなければならない。これはこの数年あまりうまくいってなかった。つまり僕にはやらなければならないことが山積みだってことです。」
しかしケムナは、今シーズンのグランツールは、ツールではなくジロに出場することが決まっているようです。ボーラはジロをブーフマン、ケルデルマン、ヒンドリーのスリートップで参加することは前に書きました
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4205.htmlが、ここにケムナもアシストとして参加するようです。ただ、監督のアルダークは「単純に3人の総合狙いの選手のアシストというわけではない。攻撃的に走ってライバルたちにプレッシャーをかける役割だ。攻撃的な走り方がケムナの持ち味だから、彼を投入する意味があるんだ」と言ってます。
ジュニアのTTチャンピオンになり、U23の世界選ロードで2位になったときも、決定的なアタックを決めたわけで、アグレッシヴな走り方をする貴重なタイプですから、期待しているんですけどねぇ。
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