
今朝の富士山です。朝日を浴びて寒々しさが倍増してます。
さて、今回は昔のテニスの話題です。以前から何度か書いたように、わたしは卓球やってましたから、卓球を派手にしたようなテニスにはちょっと複雑な思いがありましたね。そうは言っても、80年前後でしょうか、ウィンブルドンを生で夜中にTV中継していたので、毎年見てました。そんな中で、やっぱり一押しはこれです。確か二年連続で同じ対戦の決勝戦になったように記憶してます。きっと YouTube なんかにはあるんでしょうけど、とりあえず、見ないで書いてみましょう。
ボルグ、本当はボリィがスウェーデン語の発音なんでしょうけどね。長髪をヘアバンドでまとめて、無精ひげが外見はちょっと修行僧みたいで、審判に文句はつけないし、まあ、かっこうよかったですね。サーブはスピードがないし、前に出てくることもまずない。ただひたすらベースラインで走り回って、フォアハンドもバックハンドも、ボールをこすりあげるようなドライブをかけ続ける。
対するマッケンローってのが、これがあんた、常識人の神経を逆なでするようなむちゃくちゃな悪ガキ。もともと、テニス界にはコナーズとかナスターゼとか、悪たれが何人もいたんですが、こういう連中はあきらかに観客に対するサービスと、自分の感情をコントロールする方策として、奇声をあげたり叫んだり、審判に文句をつけたり、パフォーマンスをしたりしてたんだと思うんだけど、マッケンローの場合はこれは素(す)でしたね。たしか日本で試合したときには、相手選手を罵倒して審判から注意されてましたっけ。
ただ、ボールタッチが素人目に見ても、むちゃくちゃ柔らかい。まあ、天才っていうんでしょう。ただ、天才だけにこだわりがすごかったんだろうと思います。コートチェンジの時には斜めに歩かず、必ずラインに沿って歩いてましたね。
サーブが相手に背中を見せるような格好から、横回転をかけて曲げて、前に出てボレーっていうタイプ。性格もプレーも正反対で、普通の人なら、たとえアメリカ人でもボルグを応援したんじゃないでしょうか。むろん、私も常識人ですから 笑)、さすがにマッケンローを応援しようっていう気になったことは一度もありませんでした。
たしか最初の対戦も次の年の対戦も4時間以上のフルセットの末に決着がついたんじゃなかったかなぁ。最初がボルグ、翌年がマッケンローだったと思います。どちらにしても、いつもはらはらするようなラリーが続き、そういうときの最後は、決してラインを大きく割ることはなく、ほんの十センチの差でラインオーバーしたっていう印象があります。で、それがマッケンローだったりすると、常に線審に文句を言って、聞き入れられないと大声でFUC○ You!! って叫んで主審に注意されて。。。当時はこんなやつに勝たせちゃいかんと思ってましたが、今になってみると懐かしいですねぇ。
当時はぼくはテニスを自分ではやりませんでしたが、きっとあの頃、テニスをやっている連中の中にはマッケンローを気取ったコートマナーの悪い選手がたくさんいたんだろうなぁ 笑)
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