プロロード界はすっかりシーズンオフ。いつもグランツールが始まるとツィート日記を選手に書かせている Cyclingmagazine.de. に今シーズンのボーラの総括が載っていたので、それを元に見直してみましょう。
チームの成績としては30勝して、ワールドツアーチームランキングで7位ですから、まあまあでしょう。かつてこのブログを始めた頃のミルラムチームの惨状を思えば天と地 苦笑)
ただ、春先はペテル・サガンがコロナで離脱、後半はエマヌエル・ブーフマンとマキシミリアン・シャハマンが離脱、さらにコロナじゃなく、「メンタル・プロブレム」(と Cyclingnews.de は書いてますね)で5月を最後にオフに入ってしまったレンナルト・ケムナと、エース級のメンバーが長期離脱したのは痛かったですね。
印象的な勝利はパリ〜ニースでシャハマンが連覇を飾り、ジロではペテル・サガンがステージを取っただけでなくマリア・チクラミーノも獲得し、ツールではニールス・ポリットとパトリック・コンラートがステージ勝利、ヴィルコ・ケルデルマンが5位入賞。
ポリットはドイツツアーも総合優勝したけど、期待された春のクラシックや「秋の」パリ〜ルーベはパッとしませんでした。そもそも春のクラシックのビンク・バンク(E3 ハレルベケ)とヘント・ヴェヴェルヘムはチームがコロナで出入り禁止になっちゃったしね。
アルデンヌではシャハマンが3位になったけど、2度目のドイツチャンピオンになって期待された後半は体調もくずして、オリンピックの10位以外目立つところがなかったですね。
来シーズンはメンバーがだいぶ入れ替わります。スプリントエースのパスカル・アッカーマンとサガンのトップ二人が移籍し、アレクサンドル・ウラソフとセルヒオ・イギータ、ジェイ・ヒンドリーと、グランツール用エースか強力アシストかどっちつかずの 笑)3人が入ってきます。なんかグランツールでトップ10に入れそうだけど表彰台はちょっとという選手がボーラにはたくさんいますが、さらに多国籍で3人増えたという感じ 笑)
スプリンターはアッカーマンがいなくなるけど、代わりにサム・ベネットが復帰するし、後半でなんども上位に入ったヨルディ・メーウスなんていう若手も出てきたからいいのでしょう。
首脳陣もチームディレクターが3人辞めてロルフ・アルダークがディレクターとして加わるそうです。このロルフ・アルダーク、私は個人的に印象に残っている人です。1988年だったと思うけど、TVで珍しく琵琶湖国際ロードレースを放送したんですね。この時19歳のアルダークが優勝したんですよ。ただ、残り10キロぐらいで時間切れというトンデモ放送 苦笑)
このアルダーク、
拙ブログで紹介しましたが、17年のツールでボーラのサガンがカヴェンディシュと絡んでカヴが落車した時、強硬にサガンの失格を求め、その後それを後悔するコメントを出したのでした。サガンと入れ替わりにボーラに加入というのも、なにか因縁めいたものを感じたりして。。。
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