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バルタリのこと

2011.01.02.22:41

rsn によると、2014年のツールのスタート地点としてフィレンツェが立候補しているそうです。その理由はジノ・バルタリの生誕100年。バルタリは1914年7月18日にフィレンツェ近郊で生まれたそうです。バルタリはツールに2勝しただけ(!)ですが、1938年と1948年と、24歳と34歳で勝っていて、年号からもわかるように、第二次大戦を挟んでの勝利です。とくに48年は若きルイゾン・ボベをアルプスのクロワ・ド・フェール峠で逆転して優勝した年で、アルプスの山岳ステージ三連勝という離れ業をやったのでした。

これは個人的にもっとも好きな写真の一つです。泥道のクロワ・ド・フェール峠の登りです。スケールのでかいクロカンレースみたい。
DSCF5685_convert_20110102222652.jpg
© L'Equipe Tour de France 100ans, 2003

人物をアップにしておきましょう。前が逃げる若き日のボベ、後ろがバルタリです。
DSCF5686_convert_20110102222717.jpg
© L'Equipe Tour de France 100ans, 2003

バルタリというとコッピの名前がすぐに浮かびますが、実際にはバルタリの方が5歳も年上で、両者ともに第二次大戦によりその絶頂期を奪われたといわれますが、バルタリの場合は26歳から31歳というロード選手としては一番の時期を奪われているわけで、その意味ではコッピよりもハンディの度合いは強いといえるかもしれません。

日本ではコッピの敵役のように語られることが多かったという感じがしますが、イタリアの有名なシンガーソングライターのパオロ・コンテの曲に、その名もバルタリという曲があります。1930年代の不況と閉塞感の時代、沿道でガールフレンドと一緒にバルタリがフランス人たちをぶっちぎってやってくるのを待っている貧しい労働者の歌だそうです。ガールフレンドの方は飽きちゃって映画に行きたがっているけど、俺はバルタリが来るのを待つんだ、とかなんとか、そんな内容だそうです。



コッピの方がちょっと超然とし都会的な、高級なイメージがあるのに対して、バルタリは熱心なローマカトリックの信者で庶民的、労働者的な泥臭いイメージがあったという感じでしょうか。実際にはそうではなかったようですが。。。

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CYPRESS
L'Equipe Tour de France 100ans, 2003
→素晴らしい本です。英語訳が出てますから英語に自信がある方にはお勧めします。
1948年にバルタリが優勝した時の手記初め圧倒的な内容。
しかも、全て
一次資料(のはず)

凄い物が世の中に有ります。
2011.01.10 14:03

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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、クラシック音楽(特にバッハ)、友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎても困るが)。少し前から草食動物と化そうと「努力」しています。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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