過去世界選手権に3連覇を含む4勝、ドイツ選手権は2012年から19年まで(去年は中止)8連覇しているTTスペシャリストのトニー・マルティン。だけど、このところ国際的なTTでは2016年を最後に優勝がないんですよね。かつてはブログも頻繁に更新していて、拙ブログでもずいぶん紹介してきたんですが、このところすっかり追走集団の牽引機関車となっていて、ブログも更新なし。昔を知る者としてはやや寂しい気持ちもあります。
というわけで今回のサブカテゴリーは久しぶりのマルティンです。
今年のドイツ選手権のTTは、果たしてどうなるか? 以前はライバルと目される選手たちも、レース前に2位狙いを公言していたんですが、今年はライバルとなるヴァルシャイトがはっきりとは言わないものの、打倒マルティンを狙っていますね。
ヴァルシャイトの話。「自分がドイツ選手権のTTで優勝してもおかしくはないとおもってる。目標はあくまでもメダル獲得で、銅メダルでも取れれば満足だけど、タイトルを目指して走るよ。ただ、コースは僕向きではないね。平地部分が全くないんだ。30.5キロのコースで標高差400メートルだからね。ジロのあとのリカバリーはうまくできている。調子はいいと思ってる。僕にとってはトニーは倒すに値する男だよ。やっぱり、僕としては幻想は抱けない。でもね。レース前には順位はわからないからね。」
また2019年に準優勝だったポリットは、今年のTTはクリテリウム・ドウフィネの24位が最高とあまり良くないんですが、「政権交代」の可能性を語っています。
ポリットの話。「トニーは今年の各TTでパッとしないけど、ドイツ選手権では毎年強い。今年も最有力候補だろうけど、彼を破ることができるとしたら、それは誰か、ちょっとワクワクするよね。可能性があるのはジロのTTでよかったヴァルシャイトとか、ヨーナス・ルッチュ、あるいはドイツ選手権では表彰台の常連のヤッシャ・ジュッタリンあたりかな。【2019年に2位だった】僕は比較的リラックスしてるね。アルガルベ一周を除けば、僕の今年のTTの成績はあまり良くないからね。でも、絶対的な優勝候補はいないと思う。」
ヴァルシャイトは今年、UAE ツールでは7位、ジロではプロローグで8位、最終ステージのTTでは6位になっていて、一方のマルティンは順位を探すのも面倒 笑)
で、当のマルティンですが、rsn によるとドイツ選手権についてのインタビューに応じてくれなかったそうです。冒頭に書いたようにすっかり牽引役になっていて、TTでも上位に顔を出さなくなっているとはいえ、ステージレースのTTは、体力温存・回復に利用していると思えるマルティンです。ただ、もう36歳、果たして「政権交代」があるのかどうか。。。
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