クリスマスですね。わたしは母がキリスト者で、クリスマスの晩になると、教会のクリスマス集会へ行ってしまうので、必ず鳥のモモの骨付きローストチキンを作っておいて行きました。いまでこそローストチキンなんてどこでも売ってますが、40年も前は珍しかったし、ご馳走でしたね。
まだ小さいころは妹と一緒に教会へ連れていかれましたが、ヨーロッパの教会ならともかく日本のプロテスタント教会なんてなんにも見るものはないし、牧師の話なんかつまらないし、賛美歌だって歌詞の意味はわかんないし、遊んでくれる人もいないし、というわけで、中学生になるともう教会へ行くことはなくなりました。その後もいろいろあって、キリスト教に対する私の思いは、現在でも非常にアンビヴァレント。ま、この話はまた。ただ、賛美歌のおかげでバッハのカンタータ・オタクになったのは間違いないでしょうけど。
さて、ローストチキンですよ。我が家ではクリスマスになると必ず丸鳥でローストチキンを作ります。もう15年以上そうしていると思います。思い返せば、いつだったか、クリスマス直前にぎっくり腰をやってしまって、それでも連れ合いに支えられるように台所でチキンの成形をしていたこともありました。
材料です。丸鳥は、うちのオーブンの事情で小さめのものです。このところ何年もずっと生協で注文しています。それから、詰め物です。これはご飯をベースに、冷蔵庫にあるものを適当に入れます。

今年はたまねぎのみじん切りとピーマンのみじん切り、シメジのみじん切り、セロリと鳥のレバーも細かく切って、それから冷蔵庫にムカゴとギンナンがあったので、それも入れてみましょう。さらに非常時用のおつまみとして常備してあるアーモンドとカシューナッツも細かく砕いて入れてみましょう。今年はないので省略しますが、クコの実とか干しブドウなんかを入れたこともあります。さらにベランダからローズマリー少量、そのほかタイムや適当にありあわせのハーブ、スパイス類を入れます。今年はターメリック(うこん)を入れて、ご飯が少し黄色くなるようにしてみました。
まずは丸鳥を良く洗いましょう。特におなかの中には脂肪や内臓の取り残しが残っているのでよーく洗います。塩もみしたりレモンの切り口を擦り付けたりというのも聞いたことがありますが、別によく洗えばいいと思います。
詰め物を作ります。ごはんは大き目のおにぎり一つぶんぐらいでしょうか。これは炒めません。それとアーモンドとカシューナッツも炒めませんが、他のものはすべて少量の油で炒めます。ご飯は炒めると脂っこくなりすぎるような気がするので。。。すべてを混ぜ合わせます。

手前のご飯の上の黄色い粉がターメリック、緑のほうはローズマリーとタイムです。
さて、それを鳥の腹の中につめて生きます。思い切りギュウギュウ詰めにします。ほとんど破裂寸前ですが、とりあえずスプーンの背などで押し込んで楊枝でとめて、足をタコ糸で開かないようにしてオーブン皿へ。周りにセロリの葉っぱやジャガイモ、レモン、そのほか適当に野菜を載せておくと良いでしょう。

さてオーブンで焼きます。焼き方は以前最初の生ハム作りのときにご紹介したニフティの料理フォーラムでだめおさんという人が書いていたのを参考にして、余熱したあと、まず普通に入れて230度で20分、続いて裏返して20分、さらに横に回転させて10分、さらにさらに逆に横に向けて10分焼きます。まあ、途中で様子を見ながら時間は加減します。横向きは倒れてしまうので、ジャガイモかなにかで適当に支えます。
さあ、焼けました。ジャガイモを添えて出来上がり。酒はやっぱりクリスマスですから発泡ワインがいいですね。シャンパンは高いのでスペインのカバ。安くてもおいしいです。

これを食べ終わると骨が大量に残ります。これは捨ててはいけません。そのまま翌日水で洗ってきれいにしたら、鶏がらスープを取ります。焼いてからでもいいですが、めんどうなのでそのまま水に入れて1時間弱ほど煮ます。お正月のお雑煮のスープのもとが出来上がり。
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