結局、ヒルシはUAEへ行きましたね。rsnの予想は外れ、最初にオランダのメディアが伝えた通りの結果になりました。
さて、ボーラ・ハンスグローエは今シーズンの始まりにかなり高い目標をぶち上げてます。チームは現在イタリアのガルダ湖畔でトレーニングキャンプ中ですが、メディアのヴィデオ会議に参加したそうです。
監督ラルフ・デンクの話。「また五大モニュメントの一つ勝ちたい。一つは勝ったことがある【18年のパリ〜ルーベのサガン】が、フランドル、サンレモ、リエージュ、ロンバルディアは勝ってないからね。それからグランツールのどれかの表彰台に乗りたいと思ってる。そして最後の仕上げとしてチームのランク1位だ。」
かつてはサガンのワンマンチームで始まった感じでしたが、18年はチームランク3位、19年は2位になっているので、最後の目標は可能性があるかも??
パスカル・アッカーマンの話。「ツールが僕の大目標だ。僕の夢だね。スタートラインにつきたいと思ってる。調子もそれに合わせなければならない。一番良い者がスタートラインに立つべきだろう。無論一緒に立ってもいいんだけどね。僕のためのスプリントトレインメンバーと一緒に、僕もそのリストの一人だ。今年の最大の目標はツールだよ。」
アッカーマン、強気です。「一番良い者がスタートラインに立つべきだろう。無論一緒に立ってもいいんだけどね」というのは明らかにペテル・サガンのことを意識しているわけですね。確かに単純なスプリントならアッカーマンの方があるんだろうけど、サガンは常に上位に入ってくるし、8度目のスプリント賞を狙わせればまだまだ可能性は十分な選手だから、どっちをメンバーに選ぶか、両方選ぶのか。サガンは一人で勝手にやれるから両方入れそうな気もするけど。
ペテル・サガンの話。「ツールとオリンピックのどっちかを決断しなければならないなら、無論マイヨ・ベールを争いたい。でも今はどうなるかわからないね。」
サガンのもう一つの目標はワンデークラシックでしょうけど、新加入のニールス・ポリットも同タイプでしょうか。
ポリットの話。「僕たちが二人で走るのは良いことだと思う。最後に可能性が増えるだろう。」
ポリットは一昨年のパリ〜ルーベでは球技場に入ってから、デケーニンクのジルベールとのスプリントでは、後ろから来るデケーニンクのランパールトが気になって、まともな駆け引きができなかったからね。
シャハマンの話。「パリ〜ニース のタイトルを守りたい。コースを見たけど去年と同じようなプロフィールのいいレースだよ。タイトルはなんとか守りたいよ。その後のこと【ツールかオリンピックかその他のグランツールか】はまだ決まってない。」
ポリットとサガンがフランドルの石畳系だとすると、シャハマンは丘陵地域のアルデンヌ系だと思うけど、1週間程度のステージレースも狙い目です。ただ、そういう小ステージレースだとケムナやオーストリア人たちにもチャンスがありそうです。
ケムナの話。「ツールが再び最大のハイライトになると思う。僕の役割がどうなるのかはまだ決まってない。でもまたステージ勝利を目指すことになるんだろうね。」
うーむ。ケムナにはグランツールで総合上位を狙わせたいけどねぇ。TTもジュニア時代は世界チャンプだし、山岳はこの2年間のツールである程度実証済みだし、ステージ優勝はもちろんいいんだけど、そろそろ何年後かにはグランツールの総合争いできるんじゃないかと思うんだけどね。そのためには今年はツールじゃなくてブエルタで、オーストリア人たちをアシストにつけて上位狙いさせてみたらいいと思うんだけどなぁ。
で、最後にブーフマンの話。「現時点の計画では私はジロに完全に集中します。コースはまだ発表されていませんが、ここ数年のようにとてもハードなコースになるはずです。ツールは平地ステージが多く、TTも重要ですし、山頂ゴールのステージが少ないので私向きではないということです。ジロの方が表彰台、あるいは上位に入るチャンスが高いはずです。去年の怪我は、長い休息をとったので良くなりました。11月半ばから再びトレーニングを開始できました。怪我の心配はありません。」
ジロは初出場ですね。総合3位以内、どうでしょうかね?
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