栗村さんの解説はやっぱり群を抜いてますね。哲学があるというか、なんというか、自転車レースという「文化」に対するリスペクトが感じられます。自転車レースを愛している人はたくさんいるでしょうけど、言葉の端々にちょっとレベルが違うものがあると感じさせられます。
さて、ログリッチの敗北が89年のフィニョンと比べられているようですが(って私も比べてましたが 笑)、まだまだ違うぞ、と言いたい。ログリッチには来年、あるいはそれ以後のツールでぜひ勝って欲しいところです。できればポガチャルを破って勝って欲しいけどね。
今回のツールはいろんな過去のツールを連想させられました。無論昨日書いた89年のフィニョン対レモンが最初に思い浮かんだんだけど、他にもオカーニャ対メルクスやイノー対ズーテメルクなんかのことも思いました。
71年、オカーニャはメルクスに対して10分近いリードでピレネーで落車リタイアして総合優勝をフイにしたんですが、2年後にツールを総合優勝します。ただし、その時メルクスは出場してませんでした。
あるいは79年、イノーに3分遅れの2位ズーテメルクは、最終日シャンゼリゼでアタック、イノーが反応して二人で後続集団に2分以上の差をつけてゴール。結局ここでのゴールも総合もイノーに敗れたんですが、翌年はとうとうツールに総合優勝します。だけどこの年イノーはツールに出ていませんでした。
そしてフィニョンは89年以降のツールはほとんどリタイアばかりだけど、83年、84年とツールに連勝しているんですよね。
ログリッチ、来年は是非ポガチャルに勝って欲しいところです。
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