大坂なおみが、差別主義者ではないだけでは不十分だ、反差別主義者でなければならない、と言ったそうです。すごいね。22歳の女性がカメラを前にしてこういうことを言えるのがすごい。
人間は差別する生き物だ。このブログでも何度も書いてきたけど、通常自分は差別主義者ではないと胸を張っていても、何かの表紙に差別意識が出てしまうのは人間のサガというもの。それは僕自身だってそうだったし、多分今だって何かの拍子に差別意識が出てしまうのかもしれない。これについては30年も前の個人的な体験を書いたことがあった。
うちなる差別意識を憎め! へ
だけど、この「人間は差別する生き物だ」というテーゼに続くのは、だから仕方がない、であってはならない。そうではなく、だからこそ、自分のことを見つめて、自分の中にもそういう恥ずかしい感情があるかもしれない、と常に注意していることが大切なんだと思う。こんなことも山本太郎と絡めて書いたことがある。っていうか、拙ブログではこういうことをずっと書いてきたつもりだ。
山本太郎の会見から、その人間観 へ
いや、俺は差別主義者なんかじゃない、と言う人もいるだろう。普通の人は多分ほとんどがそうだと思う。だけど、差別主義者じゃないよということで、この問題に決着をつけてないだろうか? それ以上考えなくて済むと、この話題から降りてないだろうか?
自分は反差別主義者であると自覚するのはもちろん、その批判の先には自分もいるのだと思わなければならないのだと思う。
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