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イェンス・フォイクト、今年の総括

2010.12.02.09:14

rsn の総括シリーズ、ミルラムではありませんが、やっぱりこの人ははずせません。重鎮フォイクト。

優勝が1回だけというのは2002年以来だそうですが、アシストとしての働きとともに、コンスタントに上位に入って存在感を見せつけたシーズンでした。まず、2月のアンダルシア一周で5つのステージのうち4つでトップ10に入り、総合4位。3月に入りパリ~ニースでも7ステージ中5ステージでトップ10入りし、総合6位。途中総合トップのマイヨも着ました。

3月末には、これまで5勝しているクリテリウム・アンテルナショナルを回避してカタロニア一周に出場、ステージ1勝を挙げています。春のクラシックではエースのシュレック兄弟のためのアシストとして走り、カリフォルニア一周では、今度は総合狙いで走って総合6位。

ツール・ド・スイスは目立ったところがありませんでしたが、ドイツ選手権のTTで3位は自己最高。13度目の出場となったツールではアンディ・シュレックのアシストとして走り、さすがに今年度は得意のソロアタックを決めることはできませんでした。それどころか、去年に引き続き派手な落車に合ってしまいました。下りで時速70キロでパンク。全身打撲と擦過傷。「とりあえず右のくるぶしはだいじょうぶ。肋骨は動くとちょっと嫌な感じだ。どうなっているかなんて知りたくないね。折れてるかどうかはどうでもいいよ。ただ痛いことは確かだ」とはその時のフォイクトの台詞。しかし、こんな状態でもなんとかパリまでゴールしました。立派。ただし、ツールの後はヴァッテンフォールとエネコ・ツールの他数レースだけしか出場しませんでした。

来年はCSC時代から数えると7年在籍したサクソバンクを後にしてルクセンブルクの新チームへ移籍です。すでに39歳。主にシュレック兄弟やカンチェラーラのアシストになるのでしょうけど、ときどき小さな彼らの出場していないレースでなら、自由に走れるのが楽しいようです。

フォイクトの話。「もうぼくはツールに勝つなんて事はできないだろうけど、まだパリ~ニースやカリフォルニア一周のようなレースで、自分の責任で走れるというのが嬉しい。まだまだ大きな野望があるんだ。」

ルクセンブルクチームの新監督キム・アナーセン(アンデルセン)の話。「イェンスはすでに何年も一緒にやってきたけど、いつでもティーンエージャーの情熱を持っている。彼は選手みんなの見本だし、いつでも頼りになるよ。」


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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