しかし、どう考えたって自民公明与党が勝てば消費税は10%になり、社会の格差はどんどん広がり、大企業が優遇され続け、非正規雇用がふえ、原発はこのまま地震列島の上でチキンゲームを続け(地震が起こるたびに原発は大丈夫とニュースが流れるのって、それだけでも異常じゃない?)、年金も減り、自衛隊は海外の「戦争」に駆り出される(冗談ではなく、本気で徴兵制を語る自民党議員だっている、それも一人や二人ではない)。
こんなのわかりきったことなのに、それ以上になにか価値があると思うものが人々の間にあるのだろうか? 大金持ちが与党に票を入れるのは、まだわかるけど、大金持ちでもない人たちが与党に投票するって、戦争に行くかもしれない庶民が戦争しろ!って言ってるようなものだろうに。
権力を持つ連中が自分の取り巻きや「よいしょ」する連中だけを優遇し、税金を大量投入して儲けさせ、悪いことをしても逮捕させず、しかも呆れるほど堂々と嘘をつき続けている。公然と嘘をつき続けている。(嘘の内容を示せという人は、安倍、嘘でググれば幾つでも出てくるだろう。)恐ろしいのはその嘘を嘘だと指摘もせずに垂れ流すマスコミだ。嘘でも堂々と言って、それを検証しなければ忙しい人たちはそれを信じる。
僕は今回は山本太郎のブームに乗るつもりだけど、YouTube なんかで見る限りものすごい熱気だし本当に「革命」が起きるんじゃないかとすら思える。でもきっと蓋を開ければ大したことにはならないのかもしれない。海外での「革命」のニュースを見ると、日本という国は確かにネトウヨたちが言うように、特殊な国なのかもしれない。
例えば南京事件の話などすると、彼らは「日本人がそんなことするわけないじゃないか」と言う。櫻井よしこが同じことを言っているのも聞いたことがある。ずっと、彼らはなぜ日本だけ特殊にしたがるのだろうと不思議でしょうがなかったけど、ひょっとしたら彼らが言うのとは違う意味で、現在の日本は世界のなかで特殊な国なのかもしれない。
思い出してみれば、原発事故があった時、反原発集会で代々木公園に集まった人の数は「たったの」17万人にすぎなかった。海外だったらその十倍集まってもおかしくなかっただろう。この国が昔からそうだったわけではないと思う。60年安保の時はもっと人々は怒ったんじゃないだろうか? それもこれも、やっぱり当時の人たちは戦争を知っていたからだろう。戦争でどんな思いをしたか知っていたから、あの戦争で戦犯だった男がトップになるような政府に対して、そしてそういうトップがかつて「敵」として人々に戦えと命じたはずのアメリカと手を繋いで、日本を危機に陥れる可能性に対して「否」の声をあげたのではないか?
田中角栄を始め、歴代の首相たちの多くが、戦争を知っている者(=あくまでも戦争でひどい目にあった者の意味だ)がいる間は大丈夫だが、戦争を知らない人たちの時代になったら危ないというようなことを(様々な表現であれ)警鐘をならしていたのは、こういうことだったんだな。
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