もっと早くアップしたかったんだけど、どうにも忙しっくてねぇ。もう10日もまえの参院決算委員会でのことだ。すでにYouTube などではかなり拡散されている映像だろう。
しかし、共産党の小池晃と安倍のやり取りをまともに聞いていると、ほんとうに安倍というのは議論する能力が皆無であることがわかる。質問にまともに答えられないし、答えた内容もまるで意味がない。驚くべきことだ。日本はこんな愚かな男を、知性のかけらもない男をトップに掲げているわけだ。ふと連想したのは
先日紹介した映画「主戦場」で出てきた、「他の学者の書いたものなど読まない」と豪語した自称歴史学者の加瀬英明のことだった。他の人の意見など無視して自分の思いだけを語ることで「学者」や「政治家(しかも首相だ)」を自称できるはずがないだろ!!
しかし、どう考えたって無意味なことを言いつづけて、同じことを繰り返すだけの安倍の答弁だけど、これって喋っているご本人が恥ずかしくならないと言うのが驚きだ。ひとつの才能なんだろう。あるいは頭が悪いのか。
以下、YouTubeを添付しておくけど、長いし、前半の政府の答弁がまるで小池晃の質問に答えてないのと、安倍の答弁のあまりの無内容さに呆れること間違いなしなので、最後のほうの17分以降で十分です。おヒマな時にでもどうぞ。
ここで言われていることは極めて単純である。いかピックアップして要点をまとめておく。
100年安心だと言っていたのが、いつのまにか人生100年の時代だから年金あてにするな、自己責任で貯金せよ、これは国家的詐欺に等しいやり方だ。政府がやるべきことは貯金せよではなく、この貧しい年金制度をどうするのかを真剣に考えるのが政府の責任ではないのか?
こう言われた安倍は年金の仕組みを説明し始める。これ相手を小学生だと思っているのか? 完全な時間稼ぎであることがわかる。そして最後はいつもの民主党ではできなかったことができたと共産党の小池にいう。さすがに小池は「民主党じゃないですから、私は」と言ってそんな無意味な反論しないでくれと怒る。
安倍が考えている100年安心というのは年金制度さえ持てば国民の暮らしなどどうなってもいいっていうことだ。
財源も、大企業に、せめて中小企業並みの法人税を負担を求めれば4兆円、それから株で大変な儲けを挙げている富裕層に平等に所得税を払ってもらい、所得税の最高税率をあげれば3兆円でてくる。
それに対して安倍はなんら根拠も出さずにただただ、「全く馬鹿げた、間違った政策だと言わざるを得ない」というが、そのあとに続く言葉はまるでそれとつながりはない。呆れるばかりである。
最後に小池が、こんな貧しい年金で、まともな暮らしも保証できない年金で、なにを平然とこれが将来世代のためだなんて言えるのか。今必要なのは税金の使い方集め方を根本から切り替えて、大企業にちゃんと物を言って、しっかり負担をしてもらうべきじゃないのか、株で大儲けをしている人たちには、所得1億円を越えると所得税が下がっていくような逆転現象をやめるべき、そして財源を作っていくべきだと主張する。
この一連の議論、というより小池の主張と安倍のはぐらかしを聞いていて、安倍真理教の人たちはどう考えるのだろう? いや、きっと考えないのだろうな。
単純な話である。使い切れないほどの金を稼いでいる人の所得税を上げれば消費税を上げる必要などない、それどころか下げることだってできるのだ。
僕のブログのモットーに書いてある社会が、僕が考える理想的な社会だ。
「社会は強い者がより強くなるように、富める者がより富むように、力をかざす者がより強い力をかざすことができるように、そのようなことのためにあるのではありません。弱い人間のためにこそ社会はあります。私たちは、そうでないときにはそうであるように社会を変えてゆかなければなりません。」(八尋 光秀)
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