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今朝の東京新聞にはこんな記事が載っていました。
先日拙ブログでも紹介した映画「主戦場」で、言いたい放題を言って自ら墓穴を掘っていた連中が、「だまされた」として、この映画を左翼のプロパガンダだと主張しているとのこと。
いやはや、なにをかいわんや。
彼らは編集が偏ってるとか、公平ではないとか言ってるようだけど、カメラの前で話したことは「なかったこと」にはできないんだよね。あれだけ差別的なことを言って(それも藤木俊一やトニー・マラーノなんていう人は、普通の感覚では口にできないようなひどいことを言ってた)だまされた?? だまされて言わされたとでもいうのか???
しかし、これは連中のいつものやり方なのである。
つまり公式の会見を開き、人々の目に触れるところで「左翼のプロパガンダ」だとレッテルを貼ることで、映画が真摯に求めた慰安婦問題の真実はどこにあるのか、どこまで真実に近づけるか、という根本的な問題から目をそらさせることができると思っているわけである。彼らとしては慰安婦問題に人々が関心を持ってもらっては困るのだ。一番いいのは、映画の中でインタビューされた若い人々のように「慰安婦問題? 知らな〜い」というやつなのだろう。
これまでいろんなシーンで繰り返された論点外しと、本質を政治的な問題という皮相なものに相対化するやり方。
これはネトウヨや安倍真理教の信者たち向けのアピールであると同時に、こうした問題には無関心な人々には、どっちもどっちと思わせることができれば、彼らとしてはしめたものなんだろう。そういう意味ではこの会見をニュースにさせたことは、彼らとしては大満足なのかもしれない。
藤岡信勝も、本来学者さんだろうに、こうして真実を求めようとする態度をレッテルを貼ってウヤムヤにし、極めて政治的な左翼と右翼の問題にしようとするなんて、学者としてあるまじき態度だと思う。
何れにしてもこれによって映画を見てもいないくせに、この「左翼のプロパガンダ」というレッテルを貼って、そこで思考停止するような連中が、きっと大量に出てくるだろう。
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