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ドイツ人選手のツアー・オブ・ジャパン日記(6)

2019.05.25.00:13

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rsn のレース日記、ザウアーラントのヨアン・ライナウの第6ステージ。流石に富士山のステージ、一気にタイム差が広がりました。


富士山からコンニチワ。昨日ルイが予告していたように、今日は富士山を2000メートルまで登るクイーンステージだった。レースの距離を最初に見たとき、アンダー15歳のレースかと思った。無論36キロはほとんど登りだけだったからアンダー15歳のレースとはまるで違っていたけど。。。

最初にまずふもとの富士スピードウェイを2周して、レースが始まると、快適とは言えないスピードで、いくつかの小さな登りが合った。

僕らは総合2位のアダム・トウパリクを登りで前の位置をキープできるように、前で展開しようとした。そしてそれは概ねうまくいった。そうやって最初の数キロを集団の先頭で山に入っていった。無論そのペースは、最後までキープできるはずのないスピードだった。

しかし他のチームはそれほど反応せず、ゴール前10キロ、最初のきつい登りが始まったところで、スピードはもう一度上がり、僕は兄弟と一緒に、かなり人数の減っていた集団から千切れてしまった。いくらか後で、僕らはペール・ミュンスターマンと合流し、僕らのリズムで、この後の日々のために力を温存することにした。

もちろん力を温存しようとしたけど、うまくいかなかった。というのは、最後の8キロは僕らがつけていた27のフリーではパワートレーニングになってしまったからだ(20%の登りだった)。正直、この山を絶対見くびっていたね。僕らは3人で、時には毎分44回転のケイデンスでゴールを目指したけど、途中でペールはパンクまでしちまった。うちのチームカーは前方のアダムについていたんだけど、幸いなことに他のチームからホイールをもらえた。しかし、この前の5つのステージで足にきているところで、この36キロは十分だったね。

この時点で、もう少し上では、残念ながら、ここまで常にコンスタントに走れていたアダムが僕らと同じ運命に陥っていた。のちにゴールで知ったんだけど、彼も、僕がちぎれたすぐ後にやっぱりちぎれていたんだ。ギアが大きすぎたことで、もう一度回復する可能性もなかった。

ホワイトジャージを失ったのは残念だ。でもできることはやったんだし、自分を責めても仕方がない。

今日のレースの総括。絶対にここで述べておきたいのは僕らのホテルだね。テーマパークみたいでそこから見える富士山の全景が素晴らしかった。写真を見てね。

これから2時間半のバス旅行で、明日の最後から2番目のステージ伊豆へ行く。しかしこのステージも辛いものになりそうだ。122キロで3750メートルの標高差。僕としては正直、ちょっと反吐が出そうだ。

サヨナラ、また明日。


というわけで、エースのトウパリクもこのステージで優勝したクリス・ハーパーから8分遅れで、総合も一気に28位に落ちてしまいました。ライナウ兄弟はヨアンがほぼ30分近い差で総合50位、ルイの方も59位です。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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