rsn のレース日記、ザウアーラントのヨアン・ライナウの第4ステージ。これまた長いです。
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飯田からコンニチワ。今日はコースプロフィールから見れば最も単純な1日を期待していた。第4ステージは美濃町のまわりを7回周回するコースで、非常に穏やかな1200メートルの獲得標高の139キロのレースだ。今後の日々を考えると、出来るだけ力を温存してゴールする計画が立てられていた。
今日の逃げは周回コースの唯一の登りで比較的早い段階で決まって、少し後に総合リーダーのチームが集団のペースを作った。それ以降の推移は僕らが願っていたように形成された。メイン集団では快適な安定したスピードで、おかげでリラックスして走れた。
最終周回というぴったりのタイミングで3人の逃げは吸収されて予想通りのスプリントフィナーレになった。ゴール前5キロで登りを超えるコース設定も役には立たなかったね。
カオスになったスプリントで何度も落車が起こりそうになり、一つ本当に落車が起きたけど、今日のうちのチームで最高順位はペール【ミュンスターマン】の13位だった。僕らは道幅の広い速度の出る下りで我を忘れてしまったが、これはフィナーレのためには間違いなく良いことではなかった。他方でみんな無事にゴールできたし、アダム【トウパリク】は総合3位のままで変化はなかった。
他には語るべきことはあまりないので、ちょうど1週間のレースの半ばにあって、中間評価をしてみたい。レースの組織は素晴らしいし、日本のメンタリティに気がつく。つまり、ここでは毎日計画が徹底されている点にそれが見られる。午後になるとホテルのロビーに次の日のための張り紙がでて、すべての大切な時間や予定や、例えば天気予報など、その他の情報が書かれているんだ。最高なのはそうした経緯が正確に守られているってことだよ。
移動は長いけどとても快適だ。旅行用トランクと自転車は主催者によって次のホテルに運ばれるし、僕ら自身が到着する前にすでに届いている。僕らが泊まったホテルもいつでも最高だし、部屋も食事も素晴らしい。
いずれにせよ、さらに言っておきたいのは、自転車競技と、このイベントに対する熱意がすごいことだ。人気もあるしスタート前にすでにたくさんのファンが沿道に待っている。例えば今日はすべての選手がゴール後、バスまでの数百メートルを、歓声を上げる観客の垣根を抜けていかなければならなかったんだ。ドイツでこんなことってあまりないよ。
チームの成績もまとめてみたい。3回のトップテン入りがあり、その中にはアダム【トウパリク】が一度2位になり、総合では現在3位だ。ペール【ミュンスターマン】は最も若い選手の一人として、同様に良いレースをしていて、7位と今日の13位と並んで逃げたこともあった。
僕自身はというと、自分のパフォーマンスには満足してないけど、第2ステージでの酷い結果の後、日に日に調子は上がっている。だからステージレース後半に向けてちょっと楽観的だ。レースはこれからだ。
そういうわけで日本から、皆さんの楽しい1日を願っていますよ。
サヨナラ、また明日。
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第4ステージはオランダのライモント・クレーデルがスプリントを制したようです。窪木が惜しくも2位。我らが 笑)ヨアン・ライナウはこれまで最高の20位、明日の日記を書く予定のルイの方は42位でした。
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