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ソヴィエト映画特集(続き)

2019.02.24.22:15

昨日に引き続き新宿から新宿湘南スカイライナーというやつに乗って行ってきました。川崎市市民ミュージアムのソヴィエト映画特集。今日はタルコフスキーの「惑星ソラリス」が午前の部で、午後はロプシャンスキーの「ミュージアム・ヴィジター」という映画でした。昨日今日と4本やった中で唯一見てない映画なので、かなり期待してたんですがね 笑)

「惑星ソラリス」は一昨年渋谷で見たときにブログに書いたので、ここで書くのはやめますが、フィルムでの上映で、コマが飛んだり、音もブツブツ言うし、果ては途中で突然真っ暗になり、まあ、つなぎを失敗したんでしょうけど1分近くスクリーンは真っ暗なままで、こんなことって大昔「ベートーヴェンの生涯」という記録映画を見に行ったとき以来でした 笑)でも、そうは言ってもやっぱりすごい映画です。今回もまた至福の時をすごさせてもらいました。

さて、「ミュージアム〜」の方ですが、フライヤによればほぼこんな感じ。なお、以下ネタバレします。

3054.png

さあ、干潮時に現れる<ミュージアム>とはいかなるものか。もう相当の期待を持って見ました。干潮は7日間だけで、<ミュージアム>に行くのには3日間かかり、しかも干潮時の海は砂漠のようで方向感覚が狂って、過去<ミュージアム>へ行った人はほとんどが帰る方向がわからず溺死しているということになっています。干潮時にのみ現れ、しかも人を寄せ付けない<ミュージアム>って??

昨日の「死者からの手紙」以上に凄まじいゴミ山、瓦礫山で、3・11を経験した僕らとしてはあの時のことを思い出させられました。この映画は1989年のものですが。その瓦礫の山が画面いっぱいにある中をつづら折りに道路があってそれを登ったり降りたりして行くシーンもすごいし、何より夜になると炎の赤さで、夜のくせに画面が赤いんですよ。ある意味3・11を予告しているような映像です。主人公は<ミュージアム>に行こうと海辺の宿屋に泊まるが、宿屋の人たちは彼をやめさせようとするわけです。

さて、映画の世界は核戦争? の影響により生まれてくる子供の40%は知的か身体かの障害を持っているという世界で、そうした障害のある人たちはその近くの居留地に押し込められていて、その居留地にある教会で居留地から出られるようにと祈っているんですね。主人公は一旦は<ミュージアム>へ行くのをやめるんですが、障害者たちの居留地でメシアとして崇めたてられて再び<ミュージアム>へ行くことを決意します。というか、この辺りの話がよくわからなかったんですが、多分 笑)そうなんでしょう。でも干潮は終わっていて、怒涛の海と雷雨になっていてとても無理。

ん? あれだけ期待させられた<ミュージアム>は? タルコフスキーの「ストーカー」でも確かに、願いの叶う部屋「ゾーン」を目の前にして、みんながただ座り込むだけでしたが、今回もおあずけかよ!! 怒)

というわけで、見事に肩透かしを食らった気分でありました 笑)


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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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