
radsportnews.com の総括シリーズ、前々から書いているように、実際には順位づけされていて、ドイツ語圏の選手だけですが、1位から100位までカウントダウンで名前が挙げられています。ドイツ語圏なので、ドイツ、オーストリア、スイス、ルクセンブルクの選手が取り上げられます。
ルクセンブルクなんてルクセンブルク語とフランス語も公用語だけどね。スイスだってドイツ語使用人口は70%ぐらいだそうだけど、他にもフランス語やイタリア語、レト・ロマン語なんてのが公用語。細かいことをいえばイタリア北部の南チロル地方やベルギーのドイツと国境を接しているところはドイツ語が使われているそうだけど、こちらはこの総括シリーズの対象になってませんね。そういえばリヒテンシュタインもドイツ語圏だけど、この国出身の自転車選手って知りませんねぇ。
というわけで、前回紹介したデーゲンコルプは実はこのランクでは3位でした。と言っても、これまた前々から書いてきたように、このランクづけの根拠が今ひとつ納得いかないのですがね。フレーリンガーみたいな完全アシストの選手は100位までにランクインしないし、コンチネンタルチームの若い選手とかでも勝てば点数がつくシステムになっているので、100位のうち半分は知らない選手だったりします。
で、2位はルクセンブルクの怪童、否、元怪童ボブ・ユンゲルスでしたが、これはパスしていよいよ1位です 苦笑)それが、な、な、なんとアッカーマンでした。進撃の巨人のリバイやミカサじゃないよ 笑)ボーラのスプリンターのパスカル・アッカーマンでした。日本のファンの中でもこの名を知っている人は少数派でしょうね。
今シーズン3位以内に入ったのは19回、うち9回の優勝でその中でワールドツアーレースは6勝でした。春先のデ・パンヌ、スヘルデプレイスで2位になり、ツール・ド・ロマンディの最終ステージでプロ入り初勝利、その後もクリテリウム・ドゥフィネでステージ1勝したかと思ったら、ドイツナショナルチャンピオンになっちゃいました。スプリンター用のコースだと言われていたけど、デーゲとヴァルシャイトを下しての優勝だから、スプリンターの多いこの国でもトップスプリンターの一人とみなされるようになりました。
ドイツチャンピオンマイヨでツールに出場は叶わなかったけど、7月末のイギリスのプルデンシャルライドで優勝。そのまま次のポーランド一周でもステージ2勝と順調に勝利を重ねたんですが、地元ハンブルクのユーロアイではゴール2キロ手前で落車してしまいました。その影響か、すぐ後のツール・ド・ドイツはステージ2位が一つあっただけでしたが、1週間後のブリュッセルと翌日のGPフルミエで連勝し、さらにシーズン最後のツアー・オブ・広西で1勝を挙げました。
「こんなにうまくいくなんて思ってもいなかったし、一年でこんなに大きな飛躍ができたことにびっくりしてる。こんなにうまく言ったシーズンはなかった。考えていた目標は全てクリアできた。特にドイツチャンピオンマイヨで勝てたイギリスのプルデンシャルライドがもっとも大切な勝利だった。ワンデーのワールドツアーレースで初勝利だったからね。勝利は予期してなかったんだ。チームに大感謝だよ。気合が入っていたツール・ド・ドイツはなんとか1ステージ勝ちたかったんだけど、その直前のハンブルクでの落車の影響が少しあったね。」
来年はマヨルカチャレンジでスタートだそうです。そして予定ではジロに出場するとのこと。グランツールでのステージ優勝を叶えたいところでしょう。
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